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ひきこもり・サブカルちゅあ① ガールズ&パンツァー

ここでは、ひきこもりの人たちとの触れ合いを通して、僕が学んだサブカルチュア的なもの(かなり広い範囲で。まあ、オタク的なものが多いです)を、せっかくですので、紹介したいと思います。

第一回目は、アニメの「ガールズ&パンツァー」についてです。ガルパンおじさんとは、狭義の意味では、プロレスラーの蝶野正洋さん。なぜなら、彼はガルパンの広告塔のような存在で、圧倒的な中年のおじさんだからです。

広い意味では、ガルパン(ガールズ&パンツァーを縮めるとガルパンと言います。以下はガルパンと表記します)大好きなおじさんたちです。比較的臆病なので、勝手に写真を撮ったりして、いじめてはいけません。

すみません。かなり独断と偏見が入っています。

僕もガルパンおじさんの一人なのは言うまでもありません。これまでアニメは全て見ていますし、スピンオフのコミックもほとんど読んでいます。CDも3枚ほど持っています。(古本市場で買いました)

さて、ガルパンとは、ようするに、戦車道という乙女のたしなみに勤しむ高校生の女の子たちが、第二次大戦以前の戦車を駆使して、模擬戦闘を競い合うというものです。男性はほとんど登場しません。一種のスポ根です。

戦車の動きがアニメの割にはリアルで迫力があるということで、けっこう人気はあるというか。いろいろな高校同士で試合をするのですが、旧ソ連製の戦車を揃えている学校があれば、旧ドイツ製の戦車。はたまた別の学校はアメリカ製の戦車、あるいは旧日本軍の戦車など、いろいろあります。いろいろな国の戦車の寄せ集めの学校もあります。主役のいる大洗高校などはそうです。

初心者ばかりの寄せ集めの高校が、国家権力の嫌がらせにあい、いざ戦車道の全国大会に勝たないと廃校の憂き目にあう…という理不尽な状況を強いられ、そんな苦難に打ち勝っていく…というようなストーリーです。

WOT(World of Tanks)という戦車の対戦ゲームのファンとか、アニメファンとかの若者もいて、それで勧められて、僕も見るようになりました。今現在、ガルパン最終章の第3話を映画館で上映しています。

ガルパンの舞台は茨城県の大洗で、震災で甚大な被害を受けた大洗の町の町おこしにもガルパンは一役買っています。現地の商店街などにはパネルも置いてあり、町にはガルパン食堂やガルパン喫茶もあります。ガルパンのストーリー中に出てきた料理などを再現して、提供していたりします。

ひきこもりの若者と、これまでに4回ほど大洗の聖地巡り(アニメに登場したゆかりの場所をめぐる旅のこと)に出かけたりしています。しかも、泊まりがけで。外出が難しい人でも、自分の好きな場所へは行け…たりすることもあります。

そういう意味では、ひきこもり作品を通じて、思い出深い作品ですね。

ちなみにスピンオフ作品としては、「リボンの武者」などは、本編とかなりテイストが違って、刺激的だったりします。

ただ、「戦車闘争」というドキュメンタリー映画(これもいずれ紹介するかも。相模原でベトナム戦争時、米軍の戦車が移動するのを市民たちが座り込みをするなどしてストップしたという、けっこう名作です。当時相模原の工場で米軍や南ベトナム軍の戦車を修理して、修理を終えた戦車から、ベトナムへ再び送ったりしていました。そんなベトナム戦争を推進する構造に日本も巻き込まれていて、そんな理不尽に反旗を広げた市民が多数いたという話です。まあ、一時的とはいえ、世界最強の軍隊に徒手空拳で勝った(?)といえなくもないわけです)では、最後の方でガルパンを楽しむ僕らガルパンおじさんがキツいお叱りを受けました。

わからなくはないのですが、個人的にはガルパンと反戦平和は両立する、と考えています…でもまあ、まずは気軽に楽しみたいな、と。

こんな感じでひきこもりの若者との交流で知ったり、学んだりしたサブカルチュアの数々をゆっくり紹介できたらと思います。 

ガルパン喫茶


参考
https://girls-und-panzer.jp

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B014VQYH98?storeType=ebooks&ref_=msw_c_B0923GKYGP_rwt_hgbx_mbtp_dp-kindle-redirect_img

 

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