標高が上がると、どのくらい涼しくなるのか――群馬県　伊香保、榛名湖

昨日、涼を求めて伊香保・榛名湖へドライブに行ってきました。
しかし、平野部を走っていると、車の温度計が示す気温は38℃。
気象庁の観測データでは、昨日、前橋で15時に36.7℃を記録しています。

そのため、伊香保でも30℃以上と、まだ暑い。
さらに上がって榛名湖まで行くと26℃。
さすがに「暑い」とまでは思わないものの、「涼しい」とは言えないくらいの気温でした。

榛名湖周辺のお店の方の話では、
「今年は最高で28℃まで上がった。26℃は今年2番目の気温」
とのことです。

伊香保温泉は、渋川の市街地から車で20分程度と近いにも関わらず、平野部と比べてかなり涼しく感じます。感覚的に、5－10℃くらいでしょうか。
そもそもどのくらい気温差があるのか気になり、今回簡単にデータを調べてみました。

今回の比較は、「渋川駅」「伊香保神社」「榛名湖温泉ゆうすげ」の3地点です。
渋川駅と伊香保神社で標高差は600メートル程度あり、榛名湖温泉はさらに300メートルほど登ります。
たしかに、車で走ると、渋川から伊香保温泉まで、かなりの急勾配です。

図1：「渋川駅」「伊香保神社」「榛名湖温泉ゆうすげ」の標高比較

出所：ヤマレコ（2020年8月30日閲覧）
https://www.yamareco.com/

その3地点の平均気温の推移を比較すると、渋川駅と伊香保神社で4－5℃、伊香保温泉と榛名湖温泉では2℃程度の差となりました。
渋川と関東平野部がほぼ同じ気温だとして、榛名湖は平野部より7℃前後涼しいということになります。

図2：「渋川駅」「伊香保神社」「榛名湖温泉ゆうすげ」の平均気温比較

出所：ヤマレコ（2020年8月30日閲覧）
https://www.yamareco.com/

実際には、東京や北関東の平野部では、7月・8月は30℃以上の日が続きますので、特に渋川駅周辺では夏はもう少し気温が高いかもしれません。

猛暑日に涼を求めるなら、もう少し標高の高いところか山奥に行った方がよさそうな気がしたものの、
もう少し気温が下がったら、気分転換も兼ねて出かけるのも良いなと思いました。