メルマガ発掘シリーズその9「90度の関係。」

[前置き]
もう10年以上前、「筋トレメールマガジン」という無料メルマガで、「星占いのやり方」的なコラムを断続的に配信していたことがあります。

ですが、私はほんとうに物持ちが悪くて、そのログがほとんど残っていません。
というのも、まぐまぐ!さんのシステムで配信していて、バックナンバーはすべて公開していたので、そこから読めたのですね。ですが数年前にまぐまぐ!さんのメルマガを廃刊にしたため、なんと!バックナンバーがほぼ失われました(爆)

で、このほどnoteで何か配信したい、でもゼロからやるのはちょっとなあ、、という思いがありまして、古い記事を探し始めて、
「そうだ!メルマガのコラム、残ってないかな!」
と気づいて探したのですが、ほんの数個しか見つかりませんでした・・・・・・(涙
とはいえモッタイナイですし、ここでなにか書いていくための「呼び水」的な意味合いで、少し、その昔の記事をこちらにご紹介しようと思います。
なにしろ10年以上前のメルマガなので、当時のWebの雰囲気、そして私の若い年齢などもあいまって、かなりなれなれしいというか、軽々しいです。すみません。先に謝っておきますね。

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(「筋トレ」メールマガジン(2005/8/31号)より)

90度の組み合わせは、以下のようになります。

【自分】 - 【相手】
 牡羊座 - 蟹座、山羊座
 牡牛座 - 獅子座、水瓶座
 双子座 - 乙女座、魚座
 蟹座 - 天秤座、牡羊座
 獅子座 - 蠍座、牡牛座
 乙女座 - 射手座、双子座
 天秤座 - 山羊座、蟹座
 蠍座 - 水瓶座、獅子座
 射手座 - 魚座、乙女座
 山羊座 - 牡羊座、天秤座
 水瓶座 - 牡牛座、蠍座
 魚座 - 双子座、射手座

です。

90度の相手は、前回の180度の相手よりも、
ずっと「理解しやすい」ところがあります。
しばしば「90度は厳しい角度だから相性が悪い」と考えている方もありますが、
私は、経験的には、決してそんなことはないように思います。
むしろ、180度よりも、
心理的な緊張感が少ない関係ではないかと思います。

「自分と似てるなあ」という親和感や、
近親憎悪みたいな、近さゆえの感覚は、
90度の関係では、あまり起こりません。
むしろ、相手との心情的な距離は、少し離れている感じがするようです。
少し離れたところから相手を見て、
刺激を受けたり、支えたり、元気になれたりする。
90度の関係には、そのようなパターンがよく見られます。

どうしてそういう感じがするのかというと、
これは「連続性」と「共時性」に起因するように思います。

90度の関係とは、たとえて言うなら、
「中学二年生と高校二年生の関係」
です。
通っている場所も、社会的な地位も、学んでいる内容も違いますが
「1年生でも3年生でもない、2年生という立場」
が、似ています。
更に言えば、この2つには、連続性があります。
中学生の次は、高校生になる、ということです。
90度の関係は、
「中学2年生と大学2年生の関係」
には、あてはまりません。
一つ飛び越えているからです。
90度は、飛び越えないのです。
全体としてのシーケンスの中にあって、連続している。
そして、その位相のようなモノが、おなじになっている。
これが、90度のしくみです。

冒頭に、全ての星座について「90度の相手」をあげましたが、
「相手の星座」の順番には、意味があります。
たとえば、上記のたとえで言うなら、
貴方が高校2年生だとすると
先に出てくる方の相手の星座は「大学2年か3年」です。
後に出てくる星座は「中学2年生」です。
つまり、
先に挙げられた「相手の星座」は「これから体験されること」であり、
後にあげた星座は「既に体験したこと」にあたるのです。
この「これから」とか「既に」とかいうことは、
人生の上での時間軸とはちょっと違うかもしれませんが
まあ、ソウイウ言い方が出来ると思います。

さらにたとえるなら、
季節のハナシにもつなげられます。
「春真っ盛り!」と、
「夏真っ盛り!」の関係が、90度の関係です。
「初秋」と「初冬」の関係、
「晩夏」と「晩秋」の関係もそれぞれ、90度の関係です。
春から夏へ、秋から冬へ、という連続性があり、かつ
「盛り」か、「季節のはじめ」か、「季節の変わり目」か。
その「相」が同じです。
春には、春を楽しみながら
「これからもっと熱くなるぞ~」と想像できます。
夏には、夏を楽しみながら
「このあと、秋になるんだ・・・」と、ちょっとおセンチになれます。
別々の季節だからこそ、対比がハッキリして、わかりやすいです。
夏には浴衣や水着、春にはオーガンジーのワンピースなんか着たくなりますが
これはお互いにバッティングはしません。
それぞれ、真剣に、その場に合わせた盛り上がり方をする。
そして、お互いが連続しているがゆえに、起こることが想像しやすい。
90度の組み合わせは、そういう感じなのです。

自分とは違う人間だと位置づけた上で、
「でも、そういう考え方もわかるなあ」
と想像できる。
ですから、お互いの語ることはあまり矛盾しませんし、
行動するときも、心理的な緊張感がすくない分、
果断に即決にやれるくみあわせなのです。
割と率直にモノが言い合えるのも、90度の関係のいいところです。
経験的に、あまり抑圧的にならない関係が多いような気がします。
180度は、隠したり押さえ込んだりすることもままあります。
でも、90度は、葛藤は葛藤のまま、ケンカはケンカとして、
協力関係や愛もそのすがたのとおりに、
わりと、表に現れやすい、という感じがするのです。

一般に
自分と相手をごっちゃにしてしまうことで複雑化する人間関係を
しばしば見かけます。
友人でも、恋人でも、家族でも、
密着度が高まるほど、ズレや矛盾に気づかなくなり、
気づかないがゆえに、摩擦やストレスに結びつく、という
悲しい現象が起こることがあります。
この点、90度の関係は、
そもそもすこし離れたところにいて、
べたーっ
とくっついちゃったりはしない間柄なのです。
だから、ズレや矛盾があれば、
お互いにそれが認めやすい関係だといえます。
違い、問題があっても、それが当人達にちゃんと解っていさえすれば、
関係そのものがダメになる、ということにはならないんです。
何が起こっているのか本人達に解ってないときだけ、
関係は崩壊するもののようにおもいます。
そのような観点からみると、90度というのは
非常にサポートしやすい、スムーズな角度といえると思います。

さらにいえば
「連続性」
ということが象徴しているとおり、
次の段階にゆくステップに気づかせてくれるのも、90度の利点です。
「自分が成長するには何が足りないのか」
について、90度の相手はヒントをくれることが多いです。
そのヒントは、とても解りやすいものです。
中学生が、自分が小学校をやってきた体験から、高校への変化を想像するように、
想像の範囲の中にある具体的ヒントだからです。
このようなヒントは、とても使いやすく、有益です。
「人間関係は人を成長させる」
と言われます。
180度の関係でもそのことは促されますが、
180度の関係における「成長」には、
どこか、「飛躍」といったような、「えいや!」の気合いが必要です。
でも、90度の場合は、少し急な階段を上るような、
わりとスムーズな傾向があるのが特徴だと思います。
そして、その成長を選択しても、
相手との関係にはあまり影響がありません。
たとえば、誰かのアドバイスで自分の弱点を克服したとしても、
その相手に対してその後、
コンプレックスを感じてしまうことがあります。
ヘンに卑屈になったり、苦手意識が湧いたり、怖くなってしまうこともあります。
でも、90度の関係では、あまりそういうことがないようです。
それは、「連続性」のほかに、
上記に述べたような「距離感」があるからではないか、と思います。

この「距離感」というのは、
恋人同士になってもどこか冷めている
とかそういう意味ではありません。
なんというか、相手の長所や欠点を、
自分の長所や欠点へのコンプレックスとからめることなく認められる、
ということです。
誰かの性質を理解しようとするとき、
人は無意識に、自分と比べたりします。
相手を理解しようとする眼差しがいつのまにか
自分と相手を比較して優劣を競うような感覚にすりかわるのです。
ですが、
90度の場合、そういうことが出来にくいです。
「ジャンルが違う」と認識出来るため、
すうっと愛せたり、嫌みなくほめあげたりすることができるので、
関係は、むしろ、近づきやすいのかもしれません。
90度の相手といるとき、人は、自信を失うことが少ないです。
ありのままの自分でいいのだ
という思いを、とりもどせることもおおいようです。

お互いがお互いの起爆剤になるような、
刺激と心地よさにみちた関係が生まれやすいのが、90度だと思います。
たまにうまくいかないときというのは、
その関わりの心地よさを、相手の特別な愛情とカンチガイする場合、
または、
愛情はもうそれほどないのに、すごくうまくいくので一緒にいてしまう場合、
などがあげられます。
相手のベタな気持ちを見失ってしまうとき、
うまくいってるはずなのにうまくいかない
という、変な状態が発生するのは、この90度関係のおもしろいところです。
特に柔軟宮どうし(双子座・乙女座・射手座・魚座のグループ)の場合、
関係を解きほぐすのがものすごく難しくなる場合もあるようです。

火-水
地-火
風-水
地-風
この4つのくみあわせが、90度の関係です。
「混ざり合わない要素どうし」
というふうになっているのが、おわかりいただけると思います。
でも、竈で火を焚けるように、
水蒸気が動力になったりするように、
風車を回して風力発電ができるように、
混ざり合わないが故に、うまいこと動力が生まれる関係になっていること、
おわかりいただけるかと思います。