2023年8月、全体の空模様。
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こんにちは、石井ゆかりです。
私が住んでいるのは京都なんですが、災害級の暑さだなと思います。とけそうです。「エアコンが壊れた」「エアコンが効かない」など、みんなが普段とは違った話をし始めている気がします。
2日と31日の満月、ブルームーン。
今月はブルームーン、１ヶ月に２度満月がある月です。つまり、月の頭と最後に満月がある月、ということになります。2日に水瓶座満月、31日に魚座満月なのですが、水瓶座と魚座の支配星は今、牡牛座に同座しています。さらに、31日の満月は土星と重なっていて、とてもロングスパンでの「満ちるタイミング」を感じさせる配置なのです。長ければ2018年頃からの一連の物語、短くても今年5月くらいからのストーリーにおける、結構重要な「山場」がここにおかれている感じがあります。8月という時期全体が、長期的なストーリーにおけるストレートなクライマックスを感じさせるタイミングなのです。本筋が動く時、本題が動く時、というイメージです。劇中劇みたいなやつとか、脇役のサイドストーリーみたいなのではなく、メインの物語がガツンと前に進む時期、という感じです。
乙女座２星、縦横無尽の試行錯誤。
火星は乙女座で、そこに水星が重なっています。非常に実務的な雰囲気の形です。オペレーションが捗る、仕事が捗る、熱く仕事に打ち込む感じの形です。夏休みっぽくないのですが、たとえば受験生とか、夏に「追い込みをかける」人たちにとっては、けっこうな追い風となる気もします。頑張れる、努力できる、汗を流せる配置だなと思います。「精力的に頑張って結果を出す」ことができる時です。
牡牛座も乙女座も、実質的な結果を求める世界です。「頑張った感を出してやった気になる」みたいなこととは、無縁なのです。頑張りつつ自分の成長を確認して、もし前進できていないなら、柔軟にやり方を変える、といった試みも、自由自在にできそうです。「縦横無尽に試行錯誤」みたいな時間です。実験的な感じもあります。
火星・水星が位置する乙女座は、土星・海王星が位置する魚座の対岸です。この180度の位置関係は、とても印象的です。乙女座-魚座ラインはたとえば「治療・治癒・救済」を象徴します。ここに集まった4星は、言わば、どれも「問題解決」に関係のある星々です。特に乙女座火星-魚座木星の位置関係は、メンテナンス、修理、外科手術、カウンセリング、切開や縫合などを連想させます。治す過程で痛みが伴うのです。「良薬口に苦し」と言われますが、この時期はそうしたテーマにもスポットライトが当たるのかもしれません。深い傷や痛みに向き合うために、もう一つの痛みを引き受けてゆく必要が出てくるのです。大きな苦しみを乗り越えていくために、そのステップにある小さな苦しみを引き受けられるか？ という問いを生きる人が、この時期、少なくないかもしれません。
乙女座火星は古く「軍隊」と関連付けられており、これが土星とオポジションという実行性の強い形になっているのを見ると、頭を抱えたいような気持ちになります。人間は集団になって強くなりますが、その「強さ」は、使われ方によって、善にも悪にもなるのだということを、思わずにいられません。大自然の脅威から身を守る力は、他者をただ傷つける力でもあり得ます。どちらに力を使うのか。タロットの「力」のカードの絵柄は、本当に素晴らしいものだと思います。
獅子座で金星が逆行。
金星は獅子座で逆行中です。6月からここに位置していますが、今は愛やお金、美、美容、財、食料、自己表現などに関することで、「さくさく前に進まない」感じがあるかもしれません。基本的にうまくは行っているけれど、なんとなくもどかしさがあるのかなと思います。たとえば「これでいいのだ！」と無邪気に考えていたことについて「ほんとにこれでいいのかな？」と立ち止まり、しっかり深く掘り下げた上で、最終的に「やっぱり、これでいいのだ！」となる、といった展開のさなかにあるのかもしれません。9月頭には「これでいいのだ」に立ち返れます。
月末からの、若干の混乱。
とはいえ全体的に、月の半ほどまでは、とてもストレートな雰囲気です。月の下旬になると、一気にややこしい感じが出てきます。24日から水星は逆行を開始し、27日、火星が天秤座に移動します。エネルギーが活き場所を失い、実務がグルグル混乱し始めるかもしれません。先を急がず、柔軟に、立ち止まることを厭わずにいれば、この時期だけに発見できる宝物が見つかります。
16日、獅子座新月。
16日の獅子座の新月は天王星とスクエアで、びっくりぽんの雰囲気があります。何かみんながはっと驚いて注目するような、新展開が起こるかもしれません。なにしろ獅子座なので「みんなが見る！」という感じがとても強いのです。今はそこに金星もあって、たとえば打ち上げ花火のように、みんなが心を奪われ、魅了されてあるものに見とれている、といったスタートの風景が想像される配置なのです。
今月はそんな感じです。
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