2023年5月、全体の空模様。
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こんにちは、石井ゆかりです。5月の星占いです。
2023年、もう一つの山場
2023年の「山場」は3月! という雰囲気で語ってきているわけですが、この5月もそれなりに「山」感があります。というのも、木星が動くからです。木星は例外はありますが基本的には1年に1度、星座から星座へと移動します。今回は17日、牡羊座から牡牛座へ移動し、来年5月26日までここに滞在します。これまで木星がいた牡羊座は「闘いの星座」でしたが、ここから入る牡牛座は愛と平和の星・金星に支配された、基本的には穏やかでおっとりした星座です。過去1,2年は世界中が「戦争」「闘争」に注目してきた時間だったわけですが、そろそろ「愛と平和」の方向へと舵を切ってもらいたい気持ちで一杯です。
所有、財、富、価値、食料の星座・牡牛座
牡牛座は「所有・財・富・価値」の星座でもあります。2018年からここに天王星が位置しており、物質的な価値というものが解体されるような動き、エネルギーや所有にまつわる支配関係、食料、特に穀物市場、お金の流れなどがこの間、様変わりしてきた感じがあります。そこに木星という「拡大と膨張」の星が入ることで、ここまでに起こってきた変革に新しい光が当たり、「たくさんの新しい動きの中で、本当の成長性を胎んでいたものたちが一気に成長を始める」ようなイメージが浮かびます。「そろそろくるぞ」と言われていたことのいくつかが「本当にきた!」となるわけです。
6日、蠍座の月食
「所有」に関しては、もう一つ重要な動きがあります。6日の月食です。
今回は半影食で天文現象としてはジミなのですが、木星が今まさに入らんとする牡牛座、その対岸での食ということで、星占い的にはけっこうパンチの効いた食と言えます。月食は「特別な満月」で、天王星も太陽の近くに位置しており、突発性、意外性、「いきなりボカンとくる」みたいなイメージが湧きます。子供の頃、理科の時間に、水が口すれすれまで入ったコップにコインを静かに沈めていく、みたいな「表面張力」の実験がありました。いつ来るか解らない「水が溢れてこぼれる瞬間」が、意外な形でぽんと巡ってくる、そんなイメージの食です。
火星の動き
その蠍座の支配星である火星は3月末から蟹座にあり、ちょっとアレなテンションですが頑張って燃えています。そこに7日から金星が後を追うようにして同座し、蟹座に「愛と情熱」が渦巻く状態になります。とてもエモーショナルです。17日を境に木星が後にする牡羊座も火星に支配されていて、木星が新たに入る牡牛座は金星支配です。両者が蟹座というアクティブでぐるぐる渦巻く感じの星座に入っており、世の中全体が感情の爆発を動力にして動いていく、というようなイメージが浮かびます。
21日、太陽が双子座に入り(小満)、火星も蟹座から獅子座に移動します。移動するとすぐに冥王星と調停を組み、かなり熱い配置となります。ブスブスくすぶっていた炎が鮮やかに、キャンプファイアのように燃え上がる!という感じの動きです。「アナウンス、コミュニケーション」と「表現」が噛み合い、デモンストレーション的な動きが新たに起こりそうな感じがあります。世の中全体がパッと注目するような、目新しい、ハデなテーマが浮上しそうです。既に起こっていたことが一般に広まるとか、今まで丁寧に「伏せられて」いて、準備が調って晴れて広くオープンにされるようなことがあるのかもしれません。
また、話が前後しますが、火星が動く21日の前日20日には、牡牛座で新月が起こります。月はすぐ双子座に入るため、この月も上記の調停に絡んでいます。「新たなセンセーション!」という雰囲気がグリグリ強調されています。
水星順行、木星移動の15-17日。
4月21日から牡牛座で逆行していた水星が、15日に順行に戻ります。4月下旬からもたついていたこと、混乱していたことがあれば、15日までには正常化しそうです。その2日後に木星がこの牡牛座に入ってくるわけで、4月下旬からの「混乱」は、ある種の「テーマ・課題の炙り出し」のような意味合いがあったのかもしれません。5月半ばから来年5月にかけてやるべき事は何なのかを、4月下旬からのトラブルが「指し示している」可能性があるのです。何を刷新すべきか、何を解決すべきか、何を目指すべきなのかを、5月半ばまでにあぶり出せるのでは、と思うのです。
今月はそんな感じです。
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