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2024年2月、全体の空模様。

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こんにちは、石井ゆかりです。
あっという間に2月です。


水星、金星、火星の「冥王星詣で」。

1月21日に冥王星が水瓶座入りし、そこからなんとなく流れが変わった、という人も少なくないかもしれません。ただ、この「流れの変化」はメインストリームではなく、「もっと大きな曲がり角を曲がる前に、寄っておかなければならない場所がある」的な変化だったのかなと思います。2月はその、水瓶座の入り口に出張っている冥王星の前を、水星、火星、金星がぞろぞろ通ってゆく時間となっています。水瓶座は新時代や未来と関係の深い星座です。山羊座という伝統的な世界から出てきた星々が、水瓶座の入り口で圧倒的な迫力の冥王に「アップデートしろ!」といわれているような感じもあって、とても興味深い動きだなと思います。

冥王星は「破壊と再生」の星とされ、地下の金脈、深い欲望、支配や性的な力、圧倒的暴力、隠蔽と露呈、などのイメージをはらんでいます。普段は見えないもの、大きすぎて意識しづらい力などが、冥王星の管轄です。

たとえば私たちは地球の上で常に自転や公転の力を受けていますが、それを「動き」として体感することはできません。むしろ「日が昇った・沈んだ」というふうに、外部の天体が動いていると感じているほどです。社会的にも、圧倒的に大きな力や強い力は、「そういうものだ」と受け取って、意識にすらのぼりません。実際にはその力から本当に直接的な影響を受けているにもかかわらず、そのことがわからないのです。冥王星はたとえば、そのような力を象徴しているのでは、と私は思っています。

ただ、そうした力も時々、何らかの形で意識化されることがあります。自分に及んでいる圧倒的な力が弱まったり、その力から何らかの事情で離れたりしたとき、「そうだ、あんな力が自分に及んでいたのだ!」「絶対変えられないと思っていたのに、本当は変えられるものだったんだ!」などとわかります。この2月の水星、火星。金星の「冥王星詣で」のような動きは、たとえばそんな展開を象徴しているのかもしれません。

水瓶座大集合。

この2月、水瓶座に星が集まり、最大で5星が集合します。2月17日-19日頃です。冥王星が入ったばかりの水瓶座大集合で、多くの人がこれまでにない高ぶり、心の向かう先の変化を感じるのではないかと思います。

水瓶座は広い人間集団、市民社会、開かれた世の中といったイメージの星座で、この時期多くの人々が「自分のことだけ考えていてはいけない」という思いを抱くことになるかもしれません。山羊座はどちらかと言えば既存の集団をガッチリ守る世界観なのですが、水瓶座は利己と利他、敵と味方といった対立を相対化し、別の関係性を生み出そうとする世界と言えます。

水瓶座は集団の星座であると同時に、「自由の星座」です。自由と孤独はよく結びつけられますが、水瓶座の世界では仲間を持つことと自由であることは、全く矛盾しません。むしろ両者は、よく調和します。ゆえに、この時期は多くの人が「より自由に生きるために、新しい人間関係を作る」ことを目指すのかもしれません。

この2月の星のありようは、全体に、「立場を超えた行動」「枠組みを超えたアクション」を感じさせます。「正しさ」がルールの箱の中から抜け出していくような、そんな解放感が感じられます。たとえば、突然のトラブルや災害などの時は、人々は普段の役割の枠組みの外側に出ることになります。いつもの自分の役割の外に出て「何をすべきか」と考える、そんな雰囲気がこの2月にはぎゅっと詰まっているような気がするのです。

水瓶座と牡牛座の90度。

天王星は木星と牡牛座に同座しています。上記の天王星に集まった星々と、牡牛座2星は次々にスクエアを組みます。90度はなかなか鉄火な角度で、物事が色々な意味で「ハード解決」していく雰囲気を感じます。色々な話が「やわらかくおだやかに」は済まず、ゴリゴリぶつかりながら転がっていくのです。

ただ、この時期は水瓶座と牡牛座のやりとりが緊密なため、衝突や摩擦が即「分離」とはならず、粘り強くゴリゴリと「ぶつかり続けていく」「削りあい続ける」みたいな感じがあります。「ケンカ別れ」にならず、徹底的にぶつかりあって、最終的に丸くなめらかに噛み合う、という流れがあるのかなと思います。いろいろな話が「話」だけに終わらず、お金やもの、現実的な力関係の変化に直結します。あくまで「現実が動いて行く」時です。広く経済や金融の世界にも、ゴリゴリした変化が起こりそうです。根本的で、どこか破壊的でもあります。

10日に水瓶座新月、24日に乙女座満月。

10日に水瓶座で新月が起こります。牡牛座の天王星とスクエアを組み、バキッとした雰囲気のスタートラインです。カベをガツンと破壊して前に進むような勢いがあります。新しい時代、新しい関係性のための第一歩です。ここでは、感覚や感情等、リクツよりも優先されるものがあるかもしれません。もしかすると始まった時点では「なんでこんなことを始めたのかわからない」という気持ちになるかもしれませんし、後になって「あの時はものすごく論理的に行動しているつもりだったけど、実際はそうでもなかった」と振り返ることになるかもしれません。でも、最終的には「結果オーライ」です。

24日、乙女座で満月が起こります。土星、木星と調停を結ぶ満月です。とても現実的で、しっかりしていて、「やるべきことをやって、一山越える!」というような転換点です。ここで約束されたことは必ず実行されますし、広い範囲にハッキリした影響を及ぼします。混沌やトラブルへの対処、膠着状態を打開するために必ず必要なステップ、果たされるべき責務の履行、適切になされるケア、たとえばそんなイメージの満月です。

今月はそんな感じです。


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