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2023年3月、全体の空模様。

こんにちは、石井ゆかりです。
これまで毎月1日の12時30分に、LINEブログにて毎月の「全体の空模様」をアップしておりました。このたび、LINEブログさんがサービスを終了されるということで、「全体の空模様」をこのnoteでアップすることにいたしました。お楽しみ頂ければ幸いです。(※毎朝7時のLINEの占いは、これからも続きます!終了は「LINEブログ」です!ややこしくてスマン!)
ちなみに、12星座別の月間占いは『石井ゆかりの星読み』会員ページ内にてお読み頂けます。かなりのボリュームを毎月書いております、ご興味の向きは是非!


早速ですが、3月の空模様です。

3月のハデな星の動き

2023年3月はかねてあちこちで書いておりましたとおり、早くも2023年の「山場」「クライマックス」みたいなタイミングとなっています。7日に土星が、23日に冥王星が、25日に火星が、それぞれ星座を移動するのです。
箇条書き(?)にしますと

3/7:土星が水瓶座から魚座へ。そして乙女座で満月。

3/21:春分の日
3/22:牡羊座新月
3/23:冥王星が山羊座から水瓶座へ
3/25:火星が双子座から蟹座へ(火星は2022年8月下旬から双子座に長期滞在)

つまり、7日前後と月の下旬が、星占い的にとにかく「ハデ」な節目の時間帯なのです。時代の境目、時間の境目、というイメージが湧きます。

この辺の話は、動画にもなってます(私が喋ってます。えへ)。


3月の「大きな節目」的実感

7日に魚座入りする土星は、2020年に水瓶座入りしました。2020年からの一連の出来事と言えば、まず「コロナ禍」が連想されます。「風邪に似た症状」で始まり、空気感染し、換気が呼びかけられみんなで距離をあけあった世界的な「コロナ禍」は、文字通り「風の星座」に土星があり、風的なテーマで抑圧・制限が行われた時間帯だったと言えそうです。うっすら期待されていたように、土星がここを出るまでに完全に収束する、ということにはならなかったわけですが、それでも社会的な危機感や関心は、大分沈静化してきているという実感は、否定できないように思われます。

「コロナ禍」のスタートラインは土星移動だけのことではなく、あの頃山羊座の終わりから水瓶座の頭にかけて、冥王星、木星などがダンゴになっていた時間帯に端を発したと考える向きが多いようです。星が星座から星座へと移動する「イングレス」は、星占いの世界での代表的な「時間の節目」で、その考え方はたとえば「今日は暦の上では雨水です」のような暦文化、あるいは星占いの「ボイドタイム」などにも色濃く刻まれています。
今月、土星や冥王星といった、「時代」を司る星々が相次いで移動し、特にコロナ禍のような世界的な問題がクローズアップされた時代をまたいだということが、とても印象的に感じられます。

もっとも、土星や冥王星といった動きのゆっくりな大物が動く時は、その日がピンポイントに節目になるというよりは、その前後の時間帯全体が節目的な意味合いを持つ、というイメージになります。
更に言えば、冥王星が完全に山羊座から水瓶座に移動を果たすのは2024年11月です。逆行によっていったん、山羊座に戻るのです。
ゆえに、この3月で全てが完全に変わる!というわけではないかもしれません。グラデーション的な部分を含みながら、あるいは、新たな建設に先立ってまず破壊が行われてから、2024年末に新しい冥王星の時間が「はじまりきる」ということになるのかなと思います。
とはいえ、それこそ、この「月間の全体の空模様」も引越の運びとなったように、なにかしら「切り替え」を感じさせるイベントが立て続けに起こるタイミングだろうと思います。そもそも日本では、3月は卒業や配置換えなど、なにかと節目感の強いイベントが起こる時期ではあるのですが、今年は特にその振り幅が大きい、変化のインパクトが濃い、という体感なんじゃないかなと思うのです。

17日、金星牡牛座入り

「節目感」の時間として春分以降の日付を書きましたが、実は17日頃から星が続々と動きます。

17日は金星牡牛座入り、これは自宅への帰還ということで、とても明るい動きです。牡羊座では金星はちょっと不器用というか、持ち味が出ないとされています。金星は天秤座の支配星で「平和の星」なので、「闘いの星座」牡羊座では当然、居心地が悪いのです。その点、美と豊かさの星座で、もう一つの自宅である牡牛座に移動すると、俄然、のびのびと羽を伸ばせます。お金や人間関係に関することでドタバタがあったなら、この辺りを境に落ち着きそうです。

19日、水星牡羊座入り


19日は水星が牡羊座に移動します。3日から魚座に位置していたのですが、実は水星も、魚座ではちょっとアレなのです。魚座は水の星座、エモーションの世界で、水星は論理や知性の星なので、これも馴染みが悪いということになっています。水星が牡羊座に入ると、一気に軽やかになります。また、25日までは火星と水星が「ミューチュアル・リセプション」、お互いの支配星が相手のところにいるという、強く結びつく形になります。牡羊座に強い太陽と木星が位置している中で、この形は非常に強力です。過去半年位の中で進展してきた闘いや論争が、ここで最高潮に至る、という感じがあります。最後の最後までガンガン闘い抜きたいところです。

7日の乙女座満月、22日の牡羊座新月、そして来月の食


7日の乙女座の満月は牡牛座の天王星とトラインを組み、「水瓶座土星時間が満ちきった」ことを語り手としてナレーションしているようなイメージが浮かびました。満月は「満ちる」タイミングですが、地の星座で組まれるこのトラインは、2020年からの水瓶座土星タイムで結ばれた果実にスポットライトを当てている、という感じがします。

22日の牡羊座新月は、木星、水星と同座してとても濃密なスタートラインです。新月自体が「スタート!」のタイミングですが、春分は星占い的な1年のスタートラインであり、牡羊座という星座が「スタート」の星座なのです。移動したばかりの土星、翌日に移動を控えた冥王星とも角度を結び、なにより支配星の火星も移動を数日後に控えていて、幾重にも「始まり・変化」をグリグリと指さしているような新月だなと思います。何か始めたいと思っている人は、このあたりで思い切ってアクションを起こすことになるのかもしれません。過去を断ち切るような鮮やかなスタートを切る人もいるかもしれません。

少々フライングですが、次回の新月は4/20、同じ牡羊座の最終度数で起こります。つまり、今年は2度、牡羊座で新月があるのです。さらにこの二度目の新月は、ただの新月ではなく、金環皆既日食となります(日本からは西の方の地域で部分日食が見られます)。木星もまだ同座していますし、こちらも素晴らしいインパクトです。
22日新月の「スタート!」は、この瞬間だけではなく、来月の日食まで絡めた、かなり大スケールなものと言えそうです。複合的に、多くのことを巻き込んで、ダイナミックに何かを始めることができるんじゃないかなと思います。

今月はそんな感じです。

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