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フサフサとしたものが、降ってきた日

株式会社石黒金属製作所事務員、木村です。東大阪の会社で、溶接、製缶、鈑金をしています。


今月、三女の幼稚園の親子遠足がありました。

新しいクラスになってから、私が全然知らないお母さん達と仲良くやっていけるか不安だったんですが、みんなと仲良くお話できて楽しかったです。

他のお子さんやお母さん達と総勢10人以上の中、木の下でお弁当を食べることになりました。

お弁当を食べながら、和気あいあいとしていたんです。


すると急に、お弁当を持っていた左手に、フサフサとした感触がありました。

それは動いていました。


「虫だ。何かが私の左手にいる。」

と察知したのと同時に、叫び声とともに左手を振り払いました。

無意識に振り払ったんですが、そのフサフサしたものは、私のお弁当の蓋の上に降り立ちました。

手に感触があるうちは直視できなかったんですが、ふと見たら、その正体は、

(かわいらしい?イラストで表現しております)


毛虫でした。。。

それもすごい毛の長いタイプ、白色?とグレーの。
きっと毒のあるタイプだと思われます。

それはそれは、見た目が気持ち悪かったです。
そんなものが自分の手に・・・
本当に気持ち悪いんですが、今でもその感触は鮮明に覚えています。

その見た目からは想像できないほど?動きが活発で、お弁当の蓋に着地したにも関わらず、クネクネして移動を試みてました。

なんとか子供達の方へ行かないようにしてたんですが、
私、虫大嫌いなんです。。。
お弁当の蓋を持つことに精一杯でした。

すると隣に座っていたお友達のお母さんが、
「何か棒のようなものがあれば、私どっかへ連れていくよ」
っと言うではありませんか!とっても勇敢なお母さん、私なら逆の立場でも、絶対できません。。。


(コミカルでシンプルな?イラストで表現しております)

そのお母さんは、ウネウネと活発に動く毛虫を、器用な手さばきで小枝の先端に乗せました!

動く毛虫、逃げ腰になるお友達のお母さん、ただただ見守ることしかできない園児、そして他のお母さん達、

あれよこれよという間に、毛虫を遠い場所へ連れていってくれました!

まさにファインプレー!!

お友達のお母さん、この出来事は一生忘れません!



みんなが安堵し、再び和気あいあいとしたお弁当タイムが戻ってきました。

お話しながら、お弁当箱の中の上の方にあった山芋の豚肉巻きをペロリと一口。

二口目に、お弁当箱を持っている左手の近くにあった卵焼きを食べようとした瞬間、気づいたんです。


たまご焼きに、毛虫の毛が数本ついていることに・・・・・


(絵本仕立てなイラストで?表現しております)


みんな和気あいあいとしてるなか、私だけ取り乱してはいけない・・・

そんな思いでそっとお弁当箱を閉じ、その後処分しました。


あぁぁ、私、毛虫の毛を食べたかもしれない。

しかも左手に乗ったので、蕁麻疹がでてくるかもしれない・・・

体の内側から、外側から毛虫、そしてあの感触・・・・・

一人だったら、本当に取り乱していたと思います。

けど子供達がいるし、ほぼ初対面のお母さん達の前でそんな取り乱した姿を見せれない、との思いで、その後も毅然とした態度で?親子遠足を楽しみました。


あぁ、夜になって蕁麻疹で熱が出てきたらどうしよう・・・


と心配していたんですが、数日経った今も、何事もなく健康に暮らしています。

余談なんですが、毛虫が降り立った左手の甲は、毛虫がいなくなったあと、少しだけ赤くなっていました。
手を洗うまでの間に、消毒液で手の甲をベタベタにしたんですが。
その対応もよかったのか?その後も腫れることはありませんでした。


毛虫の毛で、腫れあがった、蕁麻疹が出てえらい目にあった話、何度も聞いたことがあります。

幸いにも、私は無傷でした。ラッキーだったとしか言いようがありません。

けど、このブログを打っている左手は、今もあのフサフサとした感触が忘れられずにいます。



本当に辛くて悲しい体験でした、
けど、しばらくは多少のことでは動じない自分が出来上がった気がします。毛虫のおかげで。笑




https://ishigurokinzoku.jp/







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