いばらきエネルギー戦略(案)に対する意見(送付済)

『いばらきエネルギー戦略(案)に対する意見』

平成26年2月27日

⑴  飯沼 孝行(昭和45年7月28日生)
⑵ 〒302-0117 茨城県守谷市野木崎1206-3
該当箇所 P59 『8つの重点プロジェクト』~4 中小水力発電~ についての意見

《要約》   『中小水力発電の新しい形として、水を溜めた貯水槽の底か横に開けた排水口にスクリューを付けて、その排水口に流れる水で回転するスクリューに直結したシャフトを回し、その回転で、ダイナモ理論によるモーターで発電する新しいシステムを提案します』

《意見》
 私が提案致したい、新しい中小水力発電のシステムです。これは自然エネルギーであり、再生可能エネルギーとして、半永久の循環発電を実現出来るものです。
 それは、平坦な平野部に位置する本県でも、十分に行える発電であります。
 その新発電システムとは、貯水槽を建設し、その水を溜めた貯水槽の底か横に排水口を作ります。その排水口にスクリューを付け、その排水口に流れる水のスクリューの回転を利用して、スクリューに直結したシャフトを回し、ダイナモ理論でモーターを回転させて発電する仕組みです。
 そして排水口に流れた水が元に戻る事で、半永久の発電を実現します。
 その排水口を幾つも作れば、その発電量は何倍にもなります。
 そしてその具体的応用で、二つ貯水槽を作り、双方を繋げる為に横に付けた排水口から、排水管(注水管)を通して一方の空のプールに水が流れ、一杯になったら元の空になったプールに戻す。その二つの貯水槽を繋げる横並びに付けた幾つもの排水管の両端にスクリューを付ける事でシャフトを回転させ、ダイナモ理論で発電します。ダブルスクリュー、更にその排水管を幾つも作る事で発電気量を上げます。その循環発電システムです。その繰り返しの発電です。
 そして、両方の貯水槽の水位が同じになった時にその水の交換が起きないので、貯水槽に蓋を付けてそこにコンプレッサ-により空気を送り込み、その空気圧で排水する。そして反対側に注水すると空の貯水槽の空気が出てゆく方に押し出され、水が出てゆく方の貯水槽の水を更に排水する。相互作用で注排水出来る。
又は蓋自体が錘で、その重量により水を排水する。空気圧の場合は、潜水艦のバラストタンクをブローするようにです。
 排水口が幾つもあるので、排水の為の空気圧は分散化される筈です。
 水力発電では川がなくてはなりませんが、例え河川が無くても、各地方自治体にそれぞれ作る事が可能です。そうすれば高圧電線も必要なく、白血病や癌等の発生に関係あるともされた電磁波の原因を取り除けます。送電線網の維持に掛かる費用を削減出来ます。
 各地方自治体に一つ作れば、各地域が寸断された時の防災対策にもなりますし、自前で電気を作り、その電気料金も殆どただ同然に出来ます。
 運輸会社でもそれを作り、広大な土地のある場所で発電した電気を売り、その売り上げと、各地域で使用した電気料金を相殺して、使用電気量を無料にも出来ます。
 車メーカーでも、自前でその発電システムを作り、そこの車を買うと、その使用電気料金が相殺されるのならば、電気を使用する電気カーでその使用電気料金も無料同然に出来るかもしれません。
 ヨーロッパは電気自動車にシフトチェンジをするそうです。日本では水素カーになるようですが、ヨーロッパ市場を見据えて、そのシステムも推考されるべきであると存じます。

《理由》 
これは、いばらきエネルギー戦略の中での、8つの重点プロジェクトの内、4の『地域エネルギーの地産地消』を実現出来るものであり、各地方自治体で、例え河川が流れていなくても設置出来るシステムです。
 農業用水や上水等での小水力発電よりも効率的で、明らかに低コストで実現出来ます。
 第6章の基本戦略における、〈エネルギー供給源の多様化・多層化〉で、再生可能エネルギーの導入拡大等によるエネルギー供給源の多様化が実現出来ます。
 日本のエネルギーを太陽光発電で賄うとすると、東京都山手線内の土地全部をソーラーパネルで埋めなければならないと言う、高コストである現状で、ローコストで、その排水口とスクリューを幾つも設置する事で、発電量を何倍にも出来ると言うフレキシビリティーの有効性が、このシステムにはあります。
 また、この茨城県を実験モデルとして位置付け、それがもし成功したならば、このシステムを、エネルギー問題を抱えるアフリカ諸国や東南アジア等、中央アジア、中南米のデベロッピング(発展途上国)に置いても、即実現出来るシステムであり、現実的かつ、経済的で、持続可能なローテクシステムです。
 だからこそ、方向性を少しシフトチェンジする事で、中小水力発電が、大規模水力発電へと変わる可能性を秘めています。
 基本方針である、
『安全・安心なエネルギー供給体制の構築』、
『再生エネルギーの導入拡大』
が充足出来得る新システムとして、此処に提案するものと致します。
 既に東京電力、経済産業省、環境省、国土交通省、読売新聞社、全国中小水力発電推進協議会,
茨城県庁、そして茨城コープデリと、いばらきエネルギー戦略に、インターネットで書き込み、又は意見を送付しています。

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