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目的を定めると、見える世界が変わる

本を早く読むための戦略を考えてみましょう。

あなたが1000ページに及ぶ書籍を手渡され、
(しかも目次なし)
明後日、詳細にレポートしなさい、
でなければ単位を落とす、と言われたらどうします?

必死で読む、諦める、カレーの作り方を書く…
(日本の大学でレポートがかけない時、
 カレーの作り方を書いて提出する、という
 都市伝説があります)

ちょっと考えてみましょう。

自力で全部読むより、
事前に情報があった方が読みやすい。

先輩にお昼を奢って要約を話してもらう。

そうするとその後読むときは、
先輩が言ってたのはここか~と
確認読みすることになるので早い。

とりあえず全部のページをめくっていって
中見出しや図表からざっくり流れをつかみ、
核心になりそうなところから読む。

目的は単位をもらえる程度のレポートが書けること。
だから大事そうなキーワードをいくつか拾って
レポートの中にちりばめておけばいい。

これだけのエピソードの中に、
本を早く読むためのコツは全部詰まっている。

1)目的を持てば早い
読んだ内容を何に使うか、
そのためにどこまでディープに知っていればいいか。
それがわかっていたら、
とりあえず目的達成できる分だけ読む。
そのうえで面白かったら、または読む必要が生じたら
残りの部分を読む時間を取ればいい。

2)要約がわかっていれば早い
先輩に事前に聞いておく、
「まとめ」と書かれている部分を先に読む、
そうするとざっくり概要がわかっているので、
本の内容を類推しやすい。
内容を読むときは知っている要約と
自分の類推を確認しようと読んでいるので
早く読み進むことができる

3)全体のページをざっと見ておくと早い
全体のページをパラリパラリとめくりながら
中見出しや図表だけ見ていくと、大筋がつかめる。
また、一度見覚えのあるページなので
普通に読んでも早い

4)重要キーワードを拾っておくと早い
重要なキーワードは太字や下線がついていたり
何度も繰り返し出てきたりする。
これらの重要なキーワードは
もともと著者の主張に欠かせないもの。
なので、この重要なキーワードを覚えておけば
記憶にも残りやすく、説明もプロっぽくなる

そういえば…と思い当たるふしのある方も多いでしょう。

認知が変われば人が変わる。
一言一句一字ずつ読まなければならない、と
疑う余地もないくらい思っていた人は、
この新しいパラダイムに少し踏みとどまってみませんか?

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