タッチフットの『それ以外の部分』~スナップ前にDFのゾーンをずらす仕掛け

今日も思いつきでタッチフットの楽しさについて書きます。

前回「シフト」で使ったプレーを、今回はモーションに変えて、ディフェンダーの認知のずれを誘います。

前回紹介した動画
https://note.com/ishidatomohiro/n/n424f0193079a
と今回の動画は、別のゲームですが、同じシチュエーション(ゴール前3ヤード、DFは3-3システム)です。<左右は逆です>

前回のプレーでは、レシーバーがシフトして、SF(3-3のDBの中央)の視線を外したところへのGパスでしたが、今回はレシーバーがモーションして、タイトエンドくらいの位置まで動かしたところで即スタートします。

前回は、3-3のDBのうち中央に位置するSFの視点を外すのが目的でしたが、今回は、画面手前側の左CBのゾーンの変化の瞬間をついています。

微妙な位置へのモーションによって、アサインメントミスが生じ、左CBのゾーンがドロップダウンする(下がる)左エンドのゾーンとかぶり、中央のゾーンが空きました。

細かく言うと、DFは手前側のエンドが引いてのエンドゾーン4分けという任務です。

セット → 左CBの任務は左から2番目のゾーン → モーション → 一番左のゾーンに変わるか変わらないかのところ → スタート → 一番左のゾーンに変更するもエンドに伝えることができない → モーションマンに2人カバーした →中央のゾーンが空く → センターにパスがヒット

ところで前回のDFはエンドゾーン3分けに漏れをセーフティー、という任務でした。相手のアサインメントを完全に見切ることはできませんが、ある程度は傾向を調べて、DFの認知をずらす仕掛けを考えます。

相手チームは、日本一の常連で、本当にタフでタイトなディフェンスを敷いてきます。ガッチリ向き合うとオフェンス選手にほとんどスペースを与えてくれない厳しい相手です。

こうした、技術優位、スピード優位などの優位性がなかなか発揮できない状況でも「認知の揺さぶり」を仕掛け続けることで、ディフェンスを崩すチャンスが生まれてくると考えています。

▼その他の「揺さぶりの戦術」については、
https://note.com/ishidatomohiro/n/n40109760cf68
に書いてありますので見てください。

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