タッチフットの『それ以外の部分』~判断を重視するサイドスクリーン

近めのバブルスクリーンを例に「それ以外の部分」について書きます。

毎日頭の中身を書くと自分の浅さがさらされますが、何もさらさないよりはマシです笑。

1プレー目、タイトレシーバーが、遠ざかりながら受ける
2プレー目、ゴール前で便利に使う
など、色々なルック(見た目)から展開することで、多少の使い回しが効きます。この『ルック』も心理戦の上で大変重要です。

戦術的な使い方としては、たとえば、左右のCBが固定のチームに、相手CBに不慣れな下級生などが入っているサイドで、こちらのベストブロッカーを当てます。<技術的優位>
相手CBの足が止まった後半に初めて出すと、さらに有効なようです。

さて、このサイドスクリーンの特徴は、ブロックはレベルの高いものが必要になりますが、パスのやりとり自体が簡単にできる点です。

スピードに乗ったレシーバーにパスを次々ヒットさせるのは、アメフットの華ですが、それを強豪レベルにするノウハウをあいにく持ち合わせませんでした。

そこで、差別化をコンセプトにして、他のチームが目をつけない部分を徹底することにしました。

プレー内容をシンプルにして、その分「自己判断」を重視するのもそのひとつです。「判断力」を高める練習に多くの時間を費やします。

ところで、1プレー目と2プレー目のあいだは、実は3年がたって、チームの判断レベルが上がっています。

1プレー目の頃は、ラインマンが自己判断にまだ不慣れで、どう動いていいか迷いながらプレーしています。
しかし、2プレー目の頃は、ラインマンは自分と相手の動きを予測して状況判断をおこなっているため、動きに迷いがなく、見るからにブロッカーの機能性が上がっています。

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