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中国企業に急接近するグリーンランド自治政府

8月の越境会アイスランドツアーがリリースされました。次回はアイスランド上空のセスナ飛行の代わりに、2日目に日帰りグリーンランドへの飛行・上陸を組み込みました。グリーンランド上空からの世界最大規模の流氷の景色は涙が出るほどの絶景だそうです。

第2回 アイスランド WITHグリーンランド 経済視察ツアー
http://www.ekkyokai.com/wp/2776/

グリーンランドはデンマーク領の世界最大の島であり大部分が北極圏に属し、全島の約80%以上は氷床と万年雪に覆われています。巨大なフィヨルドが多く、氷の厚さは3,000m以上に達する所もあります。

グリーンランドは世界最大の氷河・氷床を持つ島で、居住区は沿岸部に限られます。グリーンランドの先住民はイヌイットと呼ばれる民族で日本人と同じ顔をしています。

しかし、ここ近年のグリーンランドは気候変動で、この氷が溶ける量が年々増え続けています。現在の夏のグリーンランドは、1日19mのスピードで氷河が海に流れ出ています。これは世界一で通常の氷河の約10倍だそうです。冬には毎年大量の雪が降り、その積み重なった重みでまた氷床が作られます。

グリーンランドでは、海に流れ出る氷の量は過去10年で約2倍になりました。グリーンランドの氷がすべて溶けると、地球上すべての海は海面が7メートルも上昇します。

グリーンランドは地球の気候変動研究の中心ともいえる土地です。これまでこの地では、ここの氷を使って様々な研究開発がなされてきました。ここの氷は地球の歴史が刻まれているらしく、現在のところ12万年前のものまで掘り起こされています。

(世界遺産イルリサット・アイスフィヨルド/出所:DLIFT世界遺産ランキング)

これらの地質や氷の調査結果として、グリーンランドを含む北極圏の温暖化は、地球上のどこよりも速い速度で進行しているそうです。1980年以降の年間平均気温の上昇は、北極圏は世界の他の地域の2 倍となっており、実際に、2005年から2011年の気温が北極圏の過去の記録の中で最高であったことが測定されています。

グリーンランドではこの氷床の融解により、ここ近年で経済が大きく変化しています。じゃがいも栽培やクロマグロ漁業など新たな産業が始まり、また石油やレアメタルの開発も始まり、2035年までに経済的自立をしてデンマークから独立するということで合意を得ています。(現在はデンマーク領で、デンマークの補助金により成り立っています)

グリーンランドでは氷が溶けて、資源が大量に見つかり始めました。ダイヤモンド、金から鉄鉱石、石油、厖大な量のミネラル・アースまで。「すべてのレアメタルがある未開発の沃土だ」と、中国のメディアでは発表されました。

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