石田強

映像作家 短編映画『Lost But Not Forgotten』 がロサンゼルス短編映画祭で佳作賞を受賞。日常を観察しながら新たな短編映画作品を企画制作中。www.tsuyoshi-ishida.com

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富士は晴れたり日本晴れ

    • 白杖の男性と踏切で交わした小さな見えない対話

      「すいません!すいませーん!!」 朝、長い踏切を待っている時、突然叫び出した初老の男性。 一体どうしたのだろうか?周りの人も少し驚いている。 よくみるとその男性は白杖ステッキを持っていました。 通過する電車の騒音に負けないように声を張っていたのです。 たまたま、すぐ近くにいた私は声をかけました。 「どうしましたか?」 するとバス停はどこかと尋ねられたので、 踏切を渡った先のバス停まで私がアシストすることになりました。 流石に踏切は一人では渡ることは難しいそうです。

      • 下絵なしで直で線を描くのは、まだ少し難しく感じる。 いずれは慣れてくるとは思うけれど、自分の狙う線を描けるように練習が必要。 絵も描く習慣がないとうまくはならないね。 次は何を描こうか。 #sketch #fountainpen #スケッチ #万年筆

        • トランプ圧勝! はまだ早い?決着は25年1月の就任式まで

          アメリカ大統領選が終わりました。トランプ氏の圧勝でした。 私は日本のテレビを見ないのですが、どうやら日本の報道番組などではハリス氏優勢だとか、接戦でどちらが勝つのかわからないという話ばかりだったようです。 ですが、蓋を開ければ、トランプ氏の圧勝。 海外などのメディアやインターネットを通して様々な情報を見ている人たちからすれば、日本のテレビがどれだけ偏向報道をしていたかがよくわかります。 それはさておき、選挙が終わったとはいえ、郵便投票や電子投票機の使用があるため、集計

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          みんな大好き善悪二元論

          今年は選挙イヤーで世界各地で選挙。先日、日本でも衆議院選挙が行われました。 みなさん、選挙にはいかれましたか? 自国の選挙も大切なのですが、それ以上にアメリカ大統領選が気になって仕方がありません。何といっても全世界が巻き込まれるほどの影響力あるリーダーが選ばられるわけですから。 そして、今回のアメリカ大統領選は歴史上最も熾烈な選挙戦になるのではないでしょうか。アメリカ大統領選は国民の一人一人の投票に左右されるものです。なので、その有権者に対して情報戦、印象操作は半端なもの

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          最近、万年筆にハマりだす。

          最近、万年筆にハマりだす。

          実は最近、〇〇にハマっている。

          仕事で画像生成AIを使っていると、何だか自分も何か絵を描きたくなってきた。 ちょっとウズウズしてきたので最近、暇を見つけては描き始めている。 やっぱり絵を描くのは好きだし、楽しい。 映像制作前の絵コンテはよく自分で描いていた。 撮影前、自分のイメージをどれだけ外部化して理解してもらえるか。 映像制作の過程であり一部ではあったけれど、毎回気合を入れて描いてた。 実は最近、万年筆にハマっている。 安くてもいい感じの万年筆があることを知ってからは、いろいろと買い揃えて

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          電動キックボードLUUPに試しに乗ってみた。

          先日、電動キックボードLUUPに試しに乗ってみた。 「ちょっと怖い。」が率直な感想。。。色んな意味で。 まず、操作感は慣れるのに少し時間がかかったけれど、コツを掴めばすぐに乗りこなすことは誰でもできるとは思う。 ただ、案外スピードも出る。 私が乗っていた時間帯は深夜でもあったので、周りに車も少なく何とか乗り切れた。 けれど、交通量が多い場所ではちょっと自信がない。 私は日本の普通自動車の免許を持っているし、原付バイク免許の試験も受けたことがある。何日も勉強した記憶

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          教育と洗脳は紙一重

          「自分の国旗を掲げるのが恥ずかしい。」 先日、アメリカ人の友人が日本に訪れてくれました。コロナ禍ぶりの再会で懐かしい話で盛り上がったり、パンデミック中のアメリカでの様子などの話をしてくれました。 そんな中、日本観光中にあるお店でアメリカの国旗がデザインされた商品があったのですが、それを見たアメリカ人の友人は否定的な反応をするのです。私は不思議に思い、なぜそんな反応するのか聞いてみると、 「自分の国旗を掲げるのが恥ずかしい。」 と、言うのです。 何か変な気持ちにさせら

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          【映画鑑賞】『サウンド・オブ・フリーダム』

          『サウンド・オブ・フリーダム』を観た 先日、児童人身売買の闇に迫る映画『サウンド・オブ・フリーダム』を観てきました。本作は昨年2023年に全米で公開もされ、夏休みは超大作ばかりの中、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を抑えて「公開初日興行収入第一位」を記録してしまうほどの映画でした。にも関わらず、日本も含めメディアではほとんど取り上げられることのなかった映画でもあります。 犯罪捜査ものとして描かれていますが、暴力的な描写は控えめで露骨な性的描写もほとんどなく、多くの

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          【読書感想文】『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)三宅香帆・著

          冒頭、著者の心の叫び声からこの本は始まります。 読書が好きで仕方なかった著者は、本をたくさん買うために就職したようなものなのに、気がつけばスマホばかりいじって好きだった読書ができていなかったことに強いショックを受けます。何かがおかしいと。 「本を読む余裕のない社会って、おかしくないですか?」 この疑問をウェブ連載でぶつけ続けていたところ、著者に多く集まった感想は、 「自分もそうだった」という声だったそうです。 読書史と労働史 本書では明治時代から現代までの労働者たちの

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          AIは人間の知能を超えるのか?その答えは…

          結論から言えば、AIが人間の知能を完全に超えることはありません。「そんなはずはない」と思う方も多いでしょう。AI技術はここまで進歩していて、もはや人間の知能を超えるのは時間の問題だ、とよく言われていますからね。でも、少し冷静に考えてみてください。何を根拠に、「AIは人間を超える」と断言できるのでしょうか?その理由は、実は私たち自身がまだ「人間の知能とは何か」を正確に理解していないからです。 人間の知能の仕組みはまだ謎 まず大前提として、私たちは人間の知能がどのように機能し

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          睡眠と体内時計の関係

          「朝、なかなか起きられない…」 そんな悩みを抱えている人は、意外と多いのではないでしょうか?もしかしたら、あなたもその一人かもしれませんね。実は、私たちの体内時計は遺伝的な要因に大きく影響されており、朝型か夜型かというのは、生まれ持った遺伝子によってある程度決まっているそうです。 一般的に、睡眠のリズムは朝に起きて夜に眠るのが「普通」とされています。でも、最近の研究によると、夜になると最も脳が活性化するという遺伝子を持つ人もいることが分かってきました。 よくよく考えてみ

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          【感想】 『地面師たち』

          『地面師たち』Netflixで2024年7月25日に配信がスタートした日本の配信ドラマ。この作品は、新庄耕の小説を原作に、不動産詐欺を行う「地面師」と呼ばれる詐欺師たちの犯罪を描く。 地面師とは、他人の土地の所有者になりすまして、その土地を売ると偽り、多額の代金をだまし取る詐欺師のこと。 このドラマは、2017年に実際に起きた「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルにしており、約55億円の被害を出した詐欺事件をもとに緊迫感あふれる物語が展開される。 久しぶりに一気観したNe

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          「漫画を作りたいなら、漫画を読んでいる場合ではない。」

          「漫画を作りたいなら、漫画を読んでいる場合ではない。」 誰の言葉なのか忘れてしまったが、これは確かにあることだよなと思う。映画の場合でも同じだ。学生時代に映像の作品発表会なんかを見て思うことがあった。 多くの人は、自分の好きな作品の作品を作りたいんだなと。要はマネをしたいだけ。まあ、学生なので仕方がないけれど。 ただ、商業用の作品でもよくみることもある。別に悪い作品とは思わないけれど、何か心に響かない感じもする。 まるでAIが作った作品を見ているような感じにも似ている

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          同意書がいらない理由

          アメリカで生活していると、同意書って本当に至るところで見かけます。例えば、スポーツジムに入会する時やマッサージの予約をする時、必ずと言っていいほど「もし事故が起きても当社は責任を負いません」というような一文が入った同意書にサインさせられます。アメリカはこれが普通です。 でも、よく考えてみると、最近日本でもスマホのアプリを使う時に、同意書のチェックボックスにチェックを入れることってよくありますよね?特にアップデートの時なんかに、長~い利用規約がズラッと出てきて、「同意しますか

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