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てんどん記、考察までが、てんどん記

男性ブランコの単独コントライブ『てんどん記』を配信で視聴した。あまりにも愛が止まらなかったので、勢いに任せて感想と自分なりの考察を書いておきたいと思う。

ライブを見た後の私の第一声は「良すぎる…。」だった。何が言いたいかと言うと、語彙力がなくてもご容赦願いたいと言うことである。つまりは、この後の駄文の保険をかけているのだ。

さて、本題に入っていきたい。今回、考察にするにあたり「関心」という点に注目した。
自己と他者とが繋がるにおいて重要なもの、それが「関心」なのではないかと思う。関心こそが外を知る始まりと言っても過言では無いだろう。

てんどん記で登場する世界は大きな塔によって2つに分けられている。塔の内側は快晴の世界。塔の外側は雲に覆われた曇天の世界。それぞれ環境が違う中で独自の文化が発展した世界が繋がるまでが描かれている。

劇中のタイトルに書かれている◯と◎の記号。これは、天気記号である。オープニングコントの「◎旅」、「◯ひよこ」で登場する『本日も曇天(晴天)なり。』と言っていたように、◯は快晴、◎は曇りを表している。
つまり「◎旅」は曇天の世界、塔の外側の話しで、「◯ひよこ」は快晴の世界、塔の内側の話であることが分かる。

自分が理解するために作った画像があるので添付しておく。ご参考までに…。

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そして、独自の文化の発展。塔の内と外の違いについても見ていこう。私が気づいた点は2つ。まずは話し言葉である。曇天の世界で話されている言葉は標準語である一方、晴天の世界では関西弁が話されている。

そしてもう一つが、てんどんさんの扱われ方だ。どちらの世界にもてんどんさんと言う神様が登場している。しかし、扱われ方が違う。
曇天の世界ではてんどんさんの格好をして子どもたちにプレゼントを贈ると言われているように、子どもたちからも好かれているが、晴天の世界ではてんどんさんと言う言葉を聞いた瞬間に「海老天でしばかれる」と口を揃えて言うように、子どもたちから怖がられる存在であることが分かる。

なぜ完全に二つの世界を分けているのか分からないが、塔の内側はそう広く無いと思えば、塔付近を立入禁止区域とし、てんどんさんを抑止力とするのは効果的なのでは無いかと思う。

天動記で登場するこの世界を設計たしたミカさん。ミカさんは◎曇った関心、◯ふと思ったの2つの世界で共通して出てきている。このことから、ミカさんは2つの世界を行き来していたのだろう。では、なぜ2つの世界を繋げようと思ったのか。
私は◯家族記の来栖先生の世界についてもメモ書きが風に飛ばされた時にミカさんの元に飛んで行き、目に止まったのではないだろか?
もしかしたら、来栖先生を気に入り様子を見ていたのかもしれない。
ミカさんの付き人?の大国と来栖先生の「銭受」の言葉が共通してるしていたのも納得がいく。個人的には大国は人との距離感や金銭感覚から、あまり人間味は感じていない。

◯夜ふかしの親子は◯家族記の来栖先生の子孫だと良いなと思っている。明緒の読んでいたものが、先生の論文であれば、喜ぶ。私が。

◎曇った関心では劇中で塔の存在が初めて言及されていると思うが、曇天の世界では空自体に関心が無いのかもしれないと感じたと同時に、雲に覆われた中では言われなければ塔に気づくのも難しいのではないかと思った。
そして、大国が言った「運命が変わった」は◯ふと思ったで水戸が扉に関心を持ち、のちに扉を開けることとなったからであろう。

ここから、2つの世界が交わりさらに発展していく、まだまだ世界は続いていくのだろう。ドキドキが止まらない。

天動記
ミカさん「今度は丸いの作ってみよう思うわ」
新しい世界を作るのならこれまでのはどうなるのか?進化を面白いと捉えているのであれば、作り替えた世界で一からどのような進化をするのかを見るのも面白いと思うのかもしれない。
個人的には今ある世界の端っこを繋げて丸くしてほしい。そっちの方が、おもろいやん??


てんどんロンT
一筆書き刺繍、聞こえが良く無いかもしれないが、ミミズだと捉えた。ミミズは命の始まり。

このてんどん記コントライブにおける始まりは、このロンTの注文、発送、届いたその時点で既にライブは始まっていたのかもしれない。


さいごに
今回考察をするにあたり、パンフレットを購入、印刷し、メモ用の紙とペンを用意した。これだけでもう、ワクワクが止まりませんでした。視聴回数を重ねれば重ねるほどに新しい気づきに出会えること、観終わった後に心がほっこり暖かくなるような気持ち、こんな素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。
配信だけでなく、グッズにパンフレット、しがみにしがんで、尻尾まで美味しくいただきました。タレの染みた米まで美味い、ふんわりサクサクてんどん記、これにて。ごちそうさまでした。

また次回、どんな世界と出会えるのか、今から楽しみです。もう既に単独は始まってるのかも。

たしカニ🦀

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