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2023年4月11日 地域インターン 1回目 能勢訪問

例年、初回のインターンでは能勢を訪問して、地域で活動する様々な人々との交流を行っています。

いつも通り、能勢の案内役をお願いしているばんまいのY田さんに加えて、今回は縁あって、蛍池の「みつか坊主」で料理人を務めるY山さんの運転で能勢を訪問しました。

最初の訪問先は、能勢の天王(てんのう)地区で生ハム作りを行っている場所を訪問しました。生ハム作りに適した場所の条件や、生ハム作りには地域の環境の特性が反映されていることを聞きました。この場所では、大阪市内の高校生が育てた牛が一部で使われており、地域の酒造である「秋鹿」さんから提供された米麹も活用しているということでした。その後、隣で畑をしている農家さんと会い、オーガニックの肥料つくりプロジェクトのお話を聞きました。

その後、例年、地元の子どもたちとの交流の場を用意していただいている「そば切り蔦屋」さんを訪問しました。そば作りにおける環境の重要さ、素材の仕入れを通じて感じる環境の変化について聞きました。

それから、Y田さんが能勢で行っている「きのこ学校」でボランティア活動を行いました。山の清掃や、しいたけの植え付けを行いました。

最後に、社会福祉法人「宝島」を訪問しました。様々な障がいを抱える子どもたち向けに、40年以上前に淀川区で始まった「ことばの教室」の話から始まり、これまでの団体の活動の歴史を聞かせていただきました。能勢で活動を始めた当初の、地域との関係構築の難しさや、医療機関との連携について、学生から多く質問が出ていました。ここで育てている野菜は「みつか坊主」でも食べられるそうです。

今回は、Y山さんのおかげで、例年以上に多くの方とつながりを持つことができました。学期末の報告会に向けて、学生たちもこれからのインターンで考えるべき多くのポイントをもらった様子でした。

運転手として私達を様々な場所に案内してくれたY山さん、地域の方とのスムーズな関係作りをサポートしてくれたY田さん、そして何より忙しい中、学生たちを受け入れて、交流の機会を用意してくれた地域の皆さん、ありがとうございました。