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NGOの殉職

20代の頃
国際NGO時代
経験豊富なインド人の先輩同僚にキツく言われたのは


政情不安時に外国人スタッフが退避し
事業を現地スタッフだけの遠隔操作モードに切り替えるのは
保身のためではない
そういう時ほど外国人は高価値ターゲットhigh-value targetになり
現地スタッフと関係住民を巻き添えにする
結果
事業存続も危ぶまれる
決してヒーローになってはいけない Don't be a hero


その数年後
これが僕に降りかかります
1990年の内戦初期のシエラレオネです
当時の大統領に彼の選挙区の市会議員にこの国初の外国人として任命され
国連をはじめすべての援助団体が撤退する中最後まで残り
現地スタッフ2人を殉職させ
僕は生き長らえました

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