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四季凪アキラというライバーのあり方が癖に刺さって『抜けない釘』になった話


四季凪アキラというライバー


にじさんじ所属で『VOLTACTION』という男性ユニットに四季凪アキラというライバーがいる。

代々続く諜報員一家に生まれた腕利きの元・諜報員。 今は組織を抜けて小さな事務所を開いている。 蜂の巣の駆除から刺客の排除まで請け負う。

https://www.nijisanji.jp/talents/l/akira-shikinagi

職業は元スパイの請負人。
お笑いとご飯が大好きで、特に週末に定期配信されてる朝雑談では6割ご飯の話と言っても過言ではない。本人も自覚済み。
自分の『好きなもの』に対する熱量がすごく、『トーク』と『プレゼン能力』に非常に長けている。話に引き込まれてついつい聞いてしまう。

特に『企画もの』の配信が多く、体を張った芸人のような配信もあれば、お便り紹介系のコラボをすることもある。
雑談配信が彼の得意な配信といえる。

元々雑談好きな人の配信を見ることが多いので(おなじく、にじさんじのアンジュやにじさんじENのアイクなど)彼に行き着くのも当然のことであった。
ただ、好きな理由が少しズレている。

好きな話の『話題』に興味がない

正直言うと私はお笑いに興味がない。というかバラエティ番組を随分と見ていないので、お笑い芸人に疎い。
そして、食べ物にも興味がない。健康を意識した食生活…とかは考えているが、食事は活動する上の義務みたいなもので、学生時代は昼ごはんが苦痛だった。
なので、彼の話の大半は『興味のない話』だったりする。
それでも何故か見続けてしまう。その理由は別にあった。

私は彼のことを『属性的』に好きなのである。

彼の属性


彼は腐男子兼バイセクシャルである。すでに公言済み。というか別に隠してない。そして世話好きで『ママみ』があり、同期や後輩から『凪ママ』の呼び方で親しまれていた過去がある。(デビュー前のアカデミー時代の話)

そのためか、言葉のそこかしこに『オネェ』っぽさが出てくる
「~かしら」「~よね」「~だわ」「~なのよ」
キャラ付けというよりは至って自然に。
そういう言葉遣いが『今の場面で今の自分』だと『一番使いやすい語彙』なんだろう。

だからといってずっとそればっかと言うわけでもなく、口が悪くなったり仲のいいV(にじさんじと箱外の人含め)には結構砕けた話し方をする。チャット欄とレスバするのも好きなので、キレ芸が炸裂する時もある。
ヒスったり、メンヘラになったり、圧をかけてきたり、とても感情表現が豊か(?)である。

また、美意識が高くコスメやスキンケアに興味がある
知識が豊富とまではいかないが、ある程度はお手入れをしているらしい。
ネイルアートも好きなので、ネイルの話も多い。
「最近、サロンに行けてなくて爪が伸びててやりづらいの」という話も何度も聞いた。
(VOLTAの料理対決オフコラボでは、あまりの爪の長さにうまく包丁が扱えないワンシーンにヒヤヒヤする相方のリアクションが見れる)
(その相方に爪を褒められる程度にはキレイらしい)

女装経験もアリなんなら、興味があると言った人を巻き込もうとする。
女装をキレイに見せる方法とかも詳しい。

日常ではフォーマルな姿が多いらしい。オーダーメイドスーツを作るのが好きで作ってきたという話も聞く。たまにお姉さんに間違われる事もあるけどその都度「お兄さんなの」と訂正しているらしい。

ココまで聞くとオネェ系キャラなの?と思うがそうでもない。
わりと同期のメンバーと話をする時は普通に『男子』な感じになる。
なんなら、性格的には『腹をくくった男らしさ』を感じる事が多い。
気合入れて行動に移す時はそんなテンションになる。
そのギャップも彼の魅力と言えるだろう。

私の好きな属性 中性的な美人だけど芯は男っぽい人

昔『S.Y.K~新説西遊記~』という乙女ゲーで『蘭花』というサブキャラがいた。
言葉遣いは女性、見た目は派手だがどこか違和感がある…。という設定CVは近藤隆さん。声からして男性とわかる。
本人は女装したくてしてるわけじゃなくて『アレが一番キレイに見せれるからしている』という理由。
女装してる時は手を抜かず女性を演じきるところ、でもそれが本来の姿ではなく男性としての一面があるところのギャップがとても好きなキャラだった。

他にも女装キャラはいるけれど、その作品では恋愛したら何故か男性になってしまうファッション女装みたいなキャラが多くて違う…そうじゃない…という気持ちにさせられた。
『女装している状態』も『男性としての側面』も好きなので、片方が否定されてしまうとそこで終わってしまうのだ。両立している状態が良いのだ

私の好みのポイントを書き出すと

  • オトコの娘ではなく女装男子。

  • オネェっぽさがありつつも男性っぽさもある。

  • なんなら芯はめちゃくちゃ男性らしい側面もある。

  • 見た目美人さんで美意識高い。

  • でも他人にそれを要求せずに、その人はその人で見れる。

となった。

『男の娘』と『女装男子』の違いについては、厳密な定義づけではなく個人的な主観で使った。何故なら、男性向けジャンルと女性向けジャンルでの使われ方が微妙に異なる気がしたからだ。そして私はそこに突っ込めるほど博識ではない。
今回は『10代の女の子に見られたい少年』と『成人済みの女装が好きな男性』という意味合いで使用した。後者の方が見た目は女性的ではあるけど、中身はどちらかというと男性的な側面も残している気がする。

そして私の好みは徹頭徹尾この話に終始している。
『見た目が中性的・女性的で美意識が高いけれど、
男性的なところと女性的なところ両方を持っている人』

彼がその答えだった

まさに、今の彼のあり方がコレ!!!そのものすぎる!!!
二次元ですら見つけるのが意外とこんなんな属性をここまで網羅する人がいることにびっくりした。
オネェ系Vは数あれど、ここまで両方のバランスのとれたVはなかなか居ない。

彼の会話の端々から出てくる言葉の使い方。美意識の高さ。それと反比例するかのようなズボラなところ。(本人曰く怠惰)性格的な男らしさ。面倒見の良いママっぽさ。見た目に気を使っている話。トークのそこかしこからこぼれてくる話すべて

私の癖が体現された存在だった。
デビューしてくれてありがとう。
自分の性癖や好みを暴露してくれてありがとう。
素直な性癖の話に大変楽しませてもらっています。

ちなみに、彼は「自分を性的に見ても大丈夫です!」という公言をしている。(???)
実際タグも細かく設定されていて、棲み分けがしやすそうに思える。知らんけど。

そりゃここまで『癖』に刺さる人ならどんな話してようが好きなんだよね。
もう、その『あり方』に満足しているのだから。

ここまで言っておいてなんだけど


私は彼のことを多分、恋愛的なニュアンスで好きなわけではない。単純に『自分の二次元の萌えが実在しててすごい』という話だったりする。

そして、今の状態の彼が好きなのであって今後変わったとしても押し付けるつもりもない。生きてる人間だしそりゃ変化もするだろう。

私は今を楽しんでいる。



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