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終身雇用と正社員について思ったこと

こんばんは。

noteひさしぶりや。

インフレが2%ごときで大騒ぎするメディアによって、世間も大混乱!ってのは、ネットの中だけで、リアルは、街のスーパーのご厚意により、1円でも安く出来るだけみんなに負担が無いようにと、企業努力によって、家計を支えてくださっていたりする。

今は有事なんよ。

確かにお菓子もマヨネーズも値上がりして、マインド的に買い控えが起こってる。ガソリンもずっと値上がりが続いていて、運送業を始めとして、幅広く圧迫している。

日本だけを見てたら、生きづらいって思うかもだけど、国際も見てると、日本はまだマシだったりする。ガソリンもいうて補助金で押さえてたりする。

https://kuruma-news.jp/post/509977

とはいえ、そもそもから税金取り過ぎなわけで、二重課税も多いし、車全体で見たら何重課税やねん案件。まぁ、今回は税金の話ではないので、ここまでにして、国際の話に戻すと、アメリカのインフレは、8.6%

もはや石油ショックと呼べるレベルに行きそうな勢い。FRBも利上げをぶっこんできて、なんとかインフレを抑えようとし始める始末。今安定している国なんてほとんどないんじゃないかな。

相対的に見れば、日本はまだいい方だ。
韓国は、失業率は回復と数字上は出てたりするけど、よく見てみると、60歳以上の就業率が大幅に増えている。これは何を意味するかというと、文政権の時に、教室の電気が消えているかチェックする仕事、なんかを高齢者向けにバシバシ作って、無理やり就業者率を上げる政策をブッパしたからで、働き盛りの若年層(15~29歳)の就業率は45.7%。

ちなみに、世界の就業者ランキングはこちら

https://ecodb.net/ranking/imf_le.html

とはいえ、日本も安泰かと言えばそうではないと思う。確実に労働者人口は減っていく。外国人労働者の数も、令和3年10月末時点で、1,727,221 人。どんどん増え続けている。

働き手がいなければ、どんどん日本の経済も衰退していく。


この手の話をしていると、必ず出てくる話題がある。
非正規雇用ってやつだ。

相対的に、正社員と、終身雇用も。

さて、ここでお断りをいれておきますね。
まず、固い感じで読まないで欲しいです。むっちゃ私見だからね。議論の余地があると思って書くので、答えありきの文句はお断りで。それぞれ考えあるがな、くらいでお願いします。

で、
結論から言うと、
正社員っていう枠組みがあるから、非正規という「差別階級」が出来ちゃう。終身雇用制度は、もう幻想として消えてしまった。もう正社員システムを無くして、正規も非正規も同等にすべき。公務員の「首を切れない」というのも、見直すべきだと思う。法律で強く縛られているからこそ生まれる、生産性の低下があるから。

ひとつひとつ行きますね。
まず、終身雇用

2019年、トヨタと経団連の会見で、「終身雇用の見直し」について発言がありました。とはいえ、事実上、「リストラ」という言葉で、すでにそんなモノ無くなっていた、と感じてた人は多かったでしょう。

どうして終身雇用が無理なのか?
そう思う人と、わたしの価値観は違います。

どうして終身雇用なんて出来るのか?

もし自分が経営者としてですよ?
40代まではガムシャラに働いてたけど、管理職になってから全然生産性の上がらない社員がいたとする。
その人を、あなたは使い続けなければならない。
その人がそれまで頑張ってきたことに報いなければならない。

感情的にはそうしたいけど、それによって、今後優秀な社員に育つかもしれない若者を、雇う機会を失っている
果たして、会社にとって、何をチョイスするのが正しいのか?

ココは、経営者と労働者の目線の違いで意見が分かれると思う。
わたしは圧倒的に、組織にとって、有益な選択を取っていくべきと考える。切り捨てるというのではなく、合わない仕事を続けさせる方が、マクロに見てマイナスだから。その出来ない管理職の社員にも、別の合った仕事があるかもしれない。

ここで出てくるのが、日本は「再チャレンジが難しい社会」ということ。
一度会社をやめると、再就職が大変。
個人的なプライドもあるだろうし、40を超えてから再就職って結構絶望的。それまでにちゃんと、自分を売り込めるスキルを獲得したりしていれば有利だろうけども、終身雇用というぬるま湯に使っていたら、果たしてスキルアップなんかに時間を掛けたりしてるだろうか?

経営者目線に戻すと、ここにも日本の悪いところが出てくる。
解雇規制ってやつだ。

たしかに労働者保護の観点から、この規制は軽んじる訳にはいかない。
だけどさ、
面接だけやたらいい感じだったのに、実際に仕事させてみたら、全然仕事に合ってない人に、給料を払い続けないといけない経営者の気持ちになってみよう。
組織のことを考えたら、即コストカットしたいでしょ。
でも、そうはいかない。
それが、日本の社会。

つまりは、
労働者が、労働する場所を自由に移り易い環境が無いってことですね。
あったとしても、マインド的に難しいでしょ?

そこで発明された、新たな人材確保の仕組みが、
非正規雇用ってやつだ。

竹中平蔵さんが叩かれるアレですね。

経営者の視点で考えれば、非正規のほうが楽に雇えるし、使えない人は「替える事」が出来る。
そりゃ、非正規を雇うでしょ。
そこで、この組織にピッタリだ!と互いに思えば、正式に雇えばいいわけだし。

でも、そもそもなんで正社員ってのがいるの?
と、わたしなんかは思っちゃう。
確かに安定するし、会社としても囲い込みが出来る。

でも、そこには、その人が「生産性が高い」ことが前提。
必ずしも全員が全員そうとは限らない。
ならば、初めから、正規も非正規も無くして、経営者も労働者も、お互いにプラスになる組み合わせで働ける方がいいと思うのよね。

そして同時に、その裏側では、再チャレンジが出来る環境を整えておく。

失業の間のセーフティーネットの充実。
スキルアップのためのバックアップ。
人と企業を繋ぐ仕組みづくり。

やれることはたくさんあるだろうけど、一つだけ言えることがある。

今の日本の社会システムを、これからもずっと続けていくのは無理。

だったら、早めに損切りして、とっとと新しいフェーズに進んだ方がいいと思う。

とはいえ、今の若い企業は、すでにそういう空気があったりする。
「会社と労働者」という関係から、仲間同士の繋がり合い。
会社同士の横の繋がりも柔軟で、フットワーク軽くなるように小規模な形態で、アメーバの様に、事業毎でくっついて仕事をこなす。
古いシステムとは大きなデバイドを感じる。
ゆえに、そういう企業をどんどんバックアップしていく仕組みを作っていく必要がある。
一気に社会は変えられないけど、雰囲気からでも変えていけるでしょ?

でも、まだまだ、古いシステムでこの社会はまだまだ回っている。

如何に日銀と政府が金融政策を施そうとも、経済政策で援助しようとも、OSが古すぎてエラーがあちこちで起きている。そういう風に見えている。

なのに「最低賃金をあげろ」「内部留保に課税しろ」

経営者になんかなりたいって人、どんどんいなくなっちゃうよ。

企業がなければ、仕事先も無くなるってのに。

みんな有事だからか、視野が狭くなってる気がする。

で、次に、
公務員のクビ切り

これは、簡単に公務員を「作れない」ことが問題になってくる。
中途採用が極端に少ないからね。
そもそもから、この公務員の採用システム自体が、くっそ古いままってのも問題だと思う。
先の民間の仕組みの話を進めるならば、まずは公務員からやれよ!ってのが、庶民の声じゃないかな?

確かに業種によっては、「現場の感」や「職人仕事」が、何より大事で必要な場合もあると思う。
公務員でないわたしはそれを判別できないけど、それ以外なら出来るってことじゃん?って思うわけです。

つまりは、生産性がない人を、試験に受かったからといって、定年まで税金で面倒を見ないといけないシステムをいつまで放置するのか?
ってことです。

ここに手を突っ込める政治家が、今の日本にいるとは思えないから、ある意味「夢物語」と思ってるけども、これって、国民が「諦めてる」ってのが本性じゃないかな。

でも、一旦国民に火が付けば、ずいぶん変わってくると思う。

一方、公務員というのは、絶対に欠かせない人たちでもある。

必ず必要な人員だ。
自衛隊さんが必要なように。

なので、それだけの待遇を用意するべきだと思う。

それだけの価値がある仕事なんだから。
官僚だって、確かに高給ではあるけど、ぶっちゃけもっと貰っていいだけの仕事をしてると思うんだよね。
給料だけで考えたら、外資のもっと給料も待遇もいいところに行った方がいいと思う、日本の宝というべき優秀な人材が、どんどん流出してることの方がよっぽど問題だと思う。
実際そうなってるでしょ?

それで、霞が関が腐敗してるって…
一体誰が腐らせてるんだか。

今、霞が関で頑張ってくださっている官僚のみなさんは、少ない給料でも大儀を持って職務を遂行されている。
その能力があれば、もっと良い待遇の企業なんていくらでもあるだろうに…

わたしは、公務員は、もっと尊敬されるべき仕事だと思う。
自衛隊さんの様に。

そして、こんな有事の中でも、地元のスーパーの努力に助けられてる。
こういう時だからこそ、手を差し伸べてくださる、
すべての人に尊敬と感謝を。

最後に、
結構ズバズバと無理やり論で押し通してしまったけども、文章力がないだけで、言いたいことはだいたいそんな感じです。
なんだか、この手の話ってタブーな空気を感じるんですよね。

空気とか知るか!

昔の日本はね、空気を読むことなんて「ダセー奴のやる事」だったんよ。
むしろ、「水を差す」ことに美徳を感じる国民性だったんよ。

確かにわたしの論は、生産性に重きを置いていて、合理主義的に見えるかもだけど、逆だね。

そこに重きを置いてこなかったからこそ!
杜撰な「傷の舐め合い」を許す土壌を作ってしまったんだと思ってる。

楽をしたいなら楽な仕事に就けばいい。報酬が低いのは相応だ。
もっと稼ぎたいなら、リスクを背負って経営者になればいい。

日本は社会主義国じゃない。

中途半端に金だけ稼げて、楽が出来る仕事なんかを、
「許し続けてきた」
こんな日本の社会構造に一言言いたいね。

それでは、また。

ありがとうございます! 支援はすべて本に変わりまする。