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スマートフォンで漫画のペン入れを始めました【その1】

GANMA!で週刊連載中のミリオンドール40話から、今までアナログ原稿でやっていたペン入れをスマートフォンでのペン入れにすべて移行しました。
その過程についてゆるゆるとまとめてみました。シリーズにするつもりなので、まずは経過と導入についてのエントリーです。

今まで

1.ネーム(スマホ)
2.コマ割(photoshop)
3.ペン入れ(Gペン
4.仕上げ(photoshop)
 ※下書きはネームを拡大したものに必要に応じて
  ペン入れ時にアタリを追加してトレスしていました

スマホ移行後

1.ネーム(スマホ)
2.コマ割(photoshop)
3.ペン入れ(スマホ
4.仕上げ(photoshop)

要は、今までの製作漫画の工程でペン入れの部分だけアナログで行っていたのを、スマートフォンに変えてみたという記事になります。

使ったソフトとスマートフォン

Galaxy note3 (SCL22)
auのモデルの方を使っています。docomoからも同じ機種があるはず。
iPhone 6 plusくらいの大きさです。
特徴は付属のSペンでお絵かきできること。

続いてはソフトです。

SketchBook ExpressAndroid / iPhone
作者はGalaxy note3 にプリインされていたSketchBook for Galaxyを使用していますが、この記事では一般向けに公開されている無料アプリでも再現できる方法のため、「SketchBook Express」を紹介させて頂きます。

Sketchbookで漫画のペン入れ工程(おおまか)

【前提】
・紙での印刷を想定した上で作る
・グレースケールで作業

※Galaxy note3 プリインのSketchBookを使っているので、バージョンや機種によって使えない機能、誤差、仕様違いがあるかと思われます。

【ざっくり工程】
1.photoshop上でネームにコマを割った画像ファイルを、jpgで保存してスマホに取り込み。

2.(1)のネームjpgをアタリにして、スマホでペン入れ(SketchBook使用)

3.ペン入れが終わったら、ギャラリーから共有で好きなストレージやメールなどでPCに共有。共有形式はPSD形式を利用。

4.PCに共有したペン入れ画像をphotoshopで仕上げする。

5.完成

今までの原稿と比較

ミリオンドール第7話「3人組の魔法」より引用
http://ganma.jp/mdoll/163


ペン入れはGペンを使用していました。
スマートフォンで閲覧するので細すぎる線はだいぶ飛んでしまいました。

ミリオンドール第40話「ゆりのの覚悟」より引用
http://ganma.jp/mdoll/556


スマートフォンアプリ「Sketchbook」でペン入れしてアップしたものです。線が太くなってしまいましたが、強弱のギャップを出しやすく
画面上で見たときの迫力が増しました。
※線の太さはphotoshopでの補正時に数値を失敗してたのもあります。


長くなってしまったので、実際にSketchbookを使って作画する手順や画像などは次回のエントリーに繰り越したいと思います。
シリーズとして少しずつ更新していく予定なので、次回更新までどうぞお待ちいただけますと幸いです。

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