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OpenMediaVault設定 無線LAN編

世間ではRaspberry PiをNAS化させるためにOMVを使っているようだが、自分はNICが死んでるPC(MicroServer N40L)を無線LAN RTL8192cu(I-O DATA WN-G300UA 2014製)で繋げて簡易NASとして復活させる。

(※そもそもFreeNASで構築しようとしたのだが、ユーティリティのデバイス選択がひとつも出てこなかったのでOpenMediaVaultにした運びである。)

インストール中に無線LANの設定が存在するため、てっきり鍵生成とかも完了しているのかと思っていた。インストール完了後、admin-openmediavaultでログインしてもIPが出ないので、幾つかの設定を行う。

STEP1 lsmodで該当モジュールが認識されているか確認する。
認識されていたらオーケー

root@openmediavault:~# lsusb
Bus xxx Device xxx: ID xxxx Realtek Semiconductor Corp. RTL8192CU 802.11n WLAN Adapter

STEP2 無線LANのデバイス名を確認する。
iwconfigで該当デバイスを発見できればいいが、認識されていない場合はifdown -a → ifup -a を実施してリトライすると出てくるかな。或いは接続した状態でリブート。もしくは下記のように、dmesgでも確認できるかもしれない。自分は次のような割当になっていた。(普通なの?)

root@openmediavault:~# dmesg

~前略~

[   xx.xxxxxx] rtl8192cu 1-2:1.0 @@@@@@: renamed from wlan0

~後略~

STEP3 ネットワークインターフェース設定を行う。
/etc/network/interfaces に、次のように記載する。

auto lo
iface lo inet loopback

# ↓以下追記する↓
#staticモード。「@@@@@@」はデバイス名。

#addressは任意、gatewayはWinPCのIPCONFIGとかiPhoneのfingとかで調べよう。
auto @@@@@@
iface @@@@@@ inet static
address xxx.xxx.xxx.xxx
gateway xxx.xxx.xxx.xxx
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
allow-hotplug @@@@@@

※ allow-hotplugが活きているかはよく確認できていない。allow-hotpulgの次行がifup時にエラーとなっているので構文違うのかも?

STEP4 wpaキーを生成する。
次のとおり記載しファイルを生成する。(シングルクォート?)
[SSID]と[PASSPHRASE]は自分のやつに置き換える。

root@openmediavault:~# sudo sh -c 'wpa_passphrase [SSID] [PASSPHRASE] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'

すると/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confが生成されるので、これを編集する。

network={
       ssid=[SSID]
       #psk =[PASSPHRASE]  <- 行ごと削除(ddで行削除)
       psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
}

STEP5インターフェースの起動
ifdown -a(全落とし) → ifup -a(全上げ) コマンドを実施。ifupでinterfacesにエラーがあれば、適宜修正する。

STEP6ネットワーク確認
iwconfig コマンドで該当デバイスにESSID等が割り当てられていたら完了。認識されていなかったらリブートとかしてみる。

以上で完了です。
他のPC等からSTEP3のaddressにアクセスできれば成功。




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