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「転職と副業のかけ算」興味ある人はとにかく読む!に限る!!

以前より読みたいと思っておりました、motoさんの

「転職と副業のかけ算」を読みました。

motoさんは転職アンテナというブログを運営しており、そちらの情報によりますと

1987年生まれのサラリーマンの方なので、まだ30歳前半の方なんですね。

転職や年収について発信しているブログです。

↓ motoさんの「転職アンテナ」ブログです
https://tenshoku-antenna.com/

長野県の短大を卒業後、地方ホームセンターやリクルート、楽天などを6社を経験し、現在は都内のベンチャー企業で営業部長を勤めており、本業と副業合わせて年収1億円を超えているとのことです。

とにかくびっくりなのが

本業年収:1500万円

副業年収:1億円

という比率とのことです。それって、副業ですか?本業よりめちゃくちゃ稼いでるではないですか。本業辞めて、副業を専念した方が良いのではないですか。

と疑問が湧いてきますが、その回答は本書にて説明されております。なかなか面白い経歴の方で、読むのがワクワクします。

年収240万円のホームセンターレジ打ちから、6社の転職で年収1500万円へ

motoさんは短大卒で地元長野のホームセンターへ就職し、年収240万円から本業をスタートされております。

30代前半で年収1500万円プレイヤーでさぞ優秀な方と思うのに、スタートはかなり低い年収からスタートしているのですね、と率直に感じました。

厳しいお父様の教育を受け、食とお金、時間の大切さを学び、「自分の金は自分で稼ぐ」というのを当たり前に育ったとのことで、学生時代から転売などを実際にしていたとのことです。

このあたりは、やっぱり普通ではないですね。

また、短大は4年制大学よりも早く、稼ぐことができることから入るようになり、就職活動でも、短大というハンデをいろいろな策を練り、大手企業にも内定をもらっております。

しかし、大手企業でなかなか実績が積みあがらないと感じ、早期に評価される会社に入り、実績を出して、転職でのし上がろうと考え、10年後の30歳で年収1000万円を稼ぐ、と決めいろいろ調べ、ホームセンターに就職をします。

最終、motoさんは成功されるので、先見の明がすごいなあと思いますが、自分にその選択肢はどう考えても、選択できないと思いました。短大を選ぶことも、ホームセンターを選ぶことも一歩間違えば、底辺の生活をする可能性もありますし、「転職での、のし上がり」ここまで現実的に描けるのは、普通の人とは違いますね。

しかし、みんなと違う道を歩み成功したことは、motoさん自身のセールストークになり、より人と違う存在感を示しますよね。よく2択があったら、私は「より険しい道を選びます!!」と言われる成功者がおりますが、本当に自分がそんな選択をできるのか、自信がありませんね。

これが明確に未来予想図を描ける人と描けない人の違いですかね。

まあ、motoさんなら大手企業に行っても、どこに行ってもきっと成功されているでしょうと思いますね。

軸ずらし転職

年収とは「職種×業界」で大枠がきまっていると、言われております。

うちの会社は年収が低いなとか、上が多くて出世しないなとか諦めてしまっていると方も多いかもしれませんが、そもそも年収の高い企業ではなく、「業界」に移ってしまえば、特に自分の能力が変わらなくても、年収が増えます。

たとえば、商社やコンサル、金融、通信、広告などです。

また、職種についても「営業」、「マーケット」、「経営」、「会計」、「法務」など業種において、評価をされることです。これは自分がもっているスキルということにもなるでしょうか。

転職に際してはどうしても、自分の働いている業界の大手会社に転職するということが、まずは検討してしまうルートだと思いますが、もともと年収の低い業界で転職を繰り返していても年収は増えないと言われております。

職種も業界も変えてしまうと、まったく未経験の仕事をすることになり、なかなか転職内定も難しいことになるでしょう。

motoさんも

1社目で小売業界で採用を経験し人材広告に興味
2社目で人材業界へ転職し、営業を経験
3社目は同じ人材業界で、役職を上げる
4社目で営業力と役職を生かして、IT業界へ転職
5社目でさらなる経験を武器に、広告業界
6社目は本書にはありませんが、さらにスタートアップ企業に転職しているようです。

この業界と職種をいっぺんに変えるのではなく、ひとつづずらしながら転職していく、「軸ずらし転職」をお勧めしております。

わたしは、1回転職をしておりますが、ゼネコンから不動産会社へと業界を変えております。一級建築士という資格が必要だったことで、きまりましたので、いわゆる業種は変えずに、業界を変えて、年収もあがりました。

このようなパターンはあるのでしょうが、motoさんは転職によるステップアップを前提に会社選べをしており、入社するときにはこの部分を取得したら、このような会社に次はステップアップすると考えながら、転職をしているところが、びっくりですね。

ふつうは、その会社に入っての仕事を描くものですが、さらに次の会社までイメージしている方はなかなかいないのではないでしょうか。

自分のポテンシャルに自信が無いとなかなかできないとおもいます。

終身雇用が崩壊したなかで、今後の働き方のお手本を見せてくれている方だなと思いますね。

サラリーマンの副業

冒頭に書きましたが、motoさんは本業より副業のほうが圧倒的に年収が高いにも関わらず、あくまでもサラリーマンは続けているという方です。

なぜ、本業としてのサラーリマンを辞めずに続けているのか?

motoさんはTwitter、ブログ、noteなどを収益源として、副業で1億円を稼いでいます。

副業のメリットに3点をmotoさんはあげております。

①自分を売り出す「個のブランド化」

サラリーマンが上げた成果は会社の看板や組織があってこそできるものでありますが、副業はすべて「自分」に依存するというものです。

副業では「○○ができる人」としてブランド化が必要となりますが、それが本業とは違い自分のブランドを築くことになり、自信に繋がります。

②収入チャネルの増加による経済基盤の確保

いつ本業で仕事がなくなるかは、今の時代分かりません。リストラされることもあるかもしれません。そのためにも、会社が倒産しても、ほかに収入があることはリスクヘッジになります。

③本業における「市場価値向上」への寄与

「副業での収入があることで、いつでも大きなチャレンジができる」というマインドセットになれる効果があると、motoさんは言われております。

会社や上司の顔色をうかがい、失敗を恐れていると、無難な仕事に終始してしまいます。

副業の俊邑があれば、よりチャレンジングな選択ができるようになるというものです。

これは私もよくわかります。副業で収入が増え、自信がつくと、すごく前向きに本業ができるようになります。これまでは、「○○部長どうしますか?」と恐る恐る聞いていたのものが、「○○部長、ぜひこのような選択をしたいです!!」と、話ができるようになり、結局このような前向きな考えの方が、仕事でもうまく作用することが多いです。

別に首になってもとりあえず大丈夫なわけですから、社長にだって意見でいますよね。

コンテンツ配信がおすすめ

副業の4つの種類があるとmotoさんは言っております。

①元手は少ないが、労働集約性が高い「イベント運営」

②元手が多く、労働集約性が高い「転売」

③元手が多く、労働集約性は低い「投資」

④元手は少なく、労働集約性も低い「コンテンツ配信」

このうち、④の「コンテンツ配信」をmotoさんはおすすめしております。

サラリーマンの副業は使える時間とお金が限られます。そのなかで、自分が手を動かさなくてもお金を稼げる仕組みを作ることが大切です。

その「コンテンツ配信」の中で、「本業で自分が苦労して得た知見」を発信するのが近道と言っております。

サラリーマンは日本には大勢おります。そのサラリーマンの悩みに解決策を提示するというのはサラリーマン経験者にしかできません。

これが、motoさんがサラリーマンを辞めない大きな理由です。サラリーマンという大きなマーケットで活躍するためにも、サラリーマンとして今後も継続して経験や知見を広げることは非常に大切だからです。

そして、本業の知見を副業にて還元し、副業の売り上げが上がれば、その経験が自分の市場価値を押し上げ、結果として本業の会社に還流されて売り上げが伸ばせる。これが

「本業の成果に副業をかけ算する」という考え方になります。

まとめ

motoさんから学ぶのはエネルギッシュな行動力です。今回取り上げた以外にも、かんり人並み外れた行動力を見ることができます。

このような、人がやらないことをやれるというのが成功する秘訣であることはわかりますが、恥ずかしかったり、継続できなかったりと普通の人はできません。

しかし、サラリーマンの皆様にも、これまで培ってきた経験や知見はあるはずです。会社内にいると、同じ職種の中で特別に感じない経験も、社会全体でみればその経験を欲する人がいるのです。

副業も本業と全く関係のないものをやられる方も多く、それを否定はしませんが、本業の経験を生かす方が、副業において差別化は図りやすく、有益なものになりやすいです。

また発信をすることで、再度副業に還元され、良い効果をもたらすという「かけ算」が生まれるのです。

副業をやろうか迷っていて、一歩が踏み出せない方や、副業を始めたけど成果が上がらないなという方はぜひ、読んでほしい本です。

そ?ま

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