ファンメイド・ニンジャスレイヤーカード【ドロップシャドウ】 01

ドロップシャドウ / Dropshadow

美しきオイランニンジャ。実年齢85歳。
薬物中毒者であり、不可逆なタトゥー型ドラッグ『クリカラ・ドラゴン』をその身に刻んでいる。
現在はオジョウサマ社に所属。

ニンジャソウル:マスイ・ニンジャクランのアーチ級、ミグダル・ニンジャ
身長:174cm
外見特徴:裾にスパンコールを散らしたドレススーツ
戦闘スタイル特徴:ドラゴンタトゥーを介したマスイ・エンハンス


「…アリガトウゴザイマスドスエ。何なりとお申し付けください。このドロップシャドウ、今宵より社長サンの物で御座いますドスエ。
何もかも、貴方様の御心のままに。」


ミグダル・ニンジャ

カツ・ワンソーに仕えた側室の一人であり、戦時においては味方の軍団に特製のニンジャ・ピルを配給し、またあらゆる怪我や欠損を治療する衛生兵として主を支え続けた。
彼女の関わるイクサでは、恐怖も痛みも感じなくなったニンジャの軍団が、手足が千切れようともその都度敵方の領民を素材に回復して襲い掛かり、例えネギトロにしても肉人形のカイジュウとなってその地を征服し尽くしたという。
また特にカツ・ワンソーに心酔したニンジャとも言われ、その狂信的とも言える奉仕は味方からも『愚かな女』『傀儡』として陰口を叩かれた。

だがカツ・ワンソーが封印された後は、彼の亡骸を奪おうとしてハガネ・ニンジャに滅ぼされたとも、異国の地に流れ新たな主に仕えたとも言われ、詳細は洋としていない。

イサキメモ:ドロップシャドウはモータルの頃からオイランであり…一言で言えば、愚かでした。
彼女は生まれつき体も弱く、おどおどとして、社交的とは言い難い性格でした。
だが一人で生きて行くこともできない彼女は、ますます受け身になっていく。
彼女にとって愛も、金も、暴力も、オイランという職も、全て自分の選択ではなく、他者から与えられる物。
だから彼女は自分の息子にさえ、愛を注ぐ事に失敗したのです。
彼女は何度も自分を責めたけれど、改善はできなかった。
ある夜、厄介な客に首を締められて死にかけた彼女はニンジャになった。しかもアーチ級の、神話の様な高位のソウルを得て。
だけど、彼女は手に入れた力をどうやって振るうのかが分からなかった。宙を飛び、超自然のジツを使い、他者をたやすく殺す事のできる力。それを使って、どう生きればいい?
他人の言うがままに生きてきた彼女は、それすらも分からなかった。ただその力と、もたらされる変化に恐怖するだけだったのです。
結局彼女は肉体が老化の影響を受けないという利点だけを享受しながら、オイランのままずるずると歳を重ねた。罪の意識に耐え切れずに息子の元を離れ、薬に溺れ、借金を重ね、いよいよ人生の袋小路に陥ったところで、彼女は悪徳金融の紹介でオジョウサマ社を知り、借金返済の為に入社試験を受ける事になりました。
まさか受かるとは思っていなかったのですが、何故か採用された上に社長も社員も快く自分を受け入れ、仲間として扱ってくれた。それは彼女の85年の人生で初めての経験でした。
それは彼女にとって望外の幸福であり……
耐え難いほどの変化でもある。
彼女の残り時間は少ない。その中で、ようやく訪れた変化をどう受け止めるのか。
それが彼女の末路に関わってくるのかもしれません。
…インガオホーから逃れる事は出来なくとも。

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