見出し画像

「トレジャー・プラネット」を観た

2003年公開。
構想17年、制作4年半。
こういうの聞くといつも思うけど、よく17年も飽きずに同じ話考えてたよな、と思う。
私はまあまあすぐ飽きる。

多分公開時にも観たし、その後もDVD借りて観たと思う。
評判もいいのに、私は少しも覚えてなかったのでなんでだっけ、と思って観てみた。

・ストーリーは舞台を宇宙にした宝島。
・アニメと3Dがコラボしてた時代。懐かしい。私は手書きアニメが好き。
・スターウォーズみを感じる。(絶対に言っちゃいけない)
・アナスタシアみを感じる。(絶対に言っちゃいけない)
・この時代、プリンセスからの脱却をはかってたのか、男の子主人公多いのよね。
・ディズニー超迷走期真っ只中の作品。

そして、なんで少しも覚えてなかったのか、思い出した。
話の軸である、グレた男の気持ちが私は少しも分からなかったんだと思う。

何かしら、悲しい出来事等があった男の子がグレて、親を悲しませているそんな自分に悲観しつつ、でも非行に走る。
そして一生懸命になれる何かをみつけて更生するストーリー。

という類の話はこの世に多く存在する。

私はそれを観るたびに思う。

「周りの言うこと聞けよ」と。

お前のことを考えている周囲の大人の話を聞けばその非行の道からは簡単に抜けられるのに、なぜそこに抗うのか。
抗った上で、そんな自分が許せない……みたいな渋い顔するのはマジで何なのか。
全くもって理解できない。

「丸くはなれない、男のプライド」みたいなやつなのか?
確かに私らの青春時代には尖ってることこそかっこいい文化はあった。
否定はしない。
KAT-TUNの時代は確かにあった。
じゃあこの手の物語は時代なのか……?
時代か……マジか……
ちょっと懐かしい気持ちになったもんな…………
日本だけでなく、やっぱり群れない静かな非行少年の物語が流行ってた時代はあったんだな……

そんな非行少年が抗って抗って受け入れて、更生しハッピーエンドに、全くもって心が動かない。
だけん言ったやん、と。
最初から言っとったやん、と。

それ言っちゃったらさー、この世に物語は生まれないからさー!
悩みもがいて暴れつつもなんとか前を向くそれが人間、みたいな部分はあるし、そこに物語があるからさ!知ってる!!

うっすい感想を見てお気づきと思うが、超ながら見したので、せっかく観たのにまたストーリーはちゃんと覚えてない。
なんでながら見したかというと、初っ端で、「だけん周りの言うこと聞けよ」と思ったからである。

Anyway, 私にはハマらなかったし、なんでハマらなかったかも分かった、っていう話でした。
多分スターウォーズが好きな人は好き。知らんけど。

写真は全く関係ない、私が好きなパンプキンスパイスラテ。
チャイ風カスタムが好きです。
秋ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?