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【Event】バーチャルマーケット2023Winter:一般展示ワールド紹介

2023年12月2日から12月17日まで、VRSNSであるVRChat上でVRイベントである「バーチャルマーケット2023Winter」が開催されている。
今回の記事では企業出展会場以外の一般向け会場、その中でもPC版の会場に絞って記載していく。


派手に遊び、オリエンタルに着飾りたい貴方に ホテル牙城園

 ホテル牙城園は非常に鮮やかな赤と金を主体とした、東洋の香り漂うワールドだ。
こちらのワールドの展示コンセプトは「雅」「和風」「中国風」「緋色」とアジアンテイストの強い物が並んでいる。
展示ブースについてもその傾向は強く、ワールドやアバターに対してゴージャスな物をお探しならばこのワールドがピッタリだ。

ホテル自体も非常に広い構造をしており、どういった場所で撮影しても絢爛豪華なスクリーンショットとなること請け合いである。
なおこちらのワールド内にはギミックも存在し、ワールドに存在するキラキラとしたエフェクトを纏ったものを最後のVIPルームに「飾る」事が出来る。
回数に制限がある以外には特にペナルティなども存在していないと思われるので、思いのままに買い尽くしてしまうのがベストだろう。


探求と冒険へいざ出発 竜の背中

 竜の背中は森と空と自然の香りが満ち溢れる、大自然を想起させるワールドだ。
ワールドの展示コンセプトは「ファンタジー」「生態系」「自然物を活かした巣」「魔法生物」「樹木」とファンタジックな要素に絡む物が多い。
展示ブースの傾向としては、動物や植物の様なカテゴリの、より野性味が溢れる様な要素を含む物が多く見られる。

ワールドに最初に訪れた際には、未知の生命体である「ムーイ」と出会う事になり、冒険のさなかにムーイを成長させていく機会が多く訪れる。
最後にまみえる「それ」とムーイとの直接的な関係は不明ではあるが、恐らく「それ」に連なるモノであるムーイと素敵な冒険の旅を楽しんではいかがだろうか。


滅びる未来の再生の歌 ワールドエンドユートピア Reboot


  ワールドエンドユートピア Rebootはバーチャルマーケット4での一般出展ワールドであった「WorldEnd:Utopia」を再構成した様なワールドとなっている。
展示コンセプトとしては「ポストアポカリプス」「機械」「鉄錆」「静寂」といったワードが散りばめられており、文字通り文明社会が滅びた後の残渣を中心軸としている。
展示ブースはそれぞれコンテナの中に収められており、近づくと展開してその中身を確認する事が出来る。

ブースの傾向としてもメカ、あるいは未来的なガジェットといった物が中心であり、今回の展示におけるSF枠を担っているのがこちらになる。
なおこのブースは先述した通り、バーチャルマーケット4の展示ワールドを再構成したかの様な見た目となっているが正確には「前日譚」として設定されている。
ワールドの最後に佇む一人のロボットの願いを聞き届けるか否かで、バーチャルマーケット4からVketに参加した人にとっては胸が熱くなる結末が待っているだろう。

宵の越しまで酒を浴びたい皆様に 酒場街バーレムホルン

 酒場街バーレムホルンは中世ファンタジー、あるいは欧州の中でも中部から北部の様な土地を想起させるワールドだ。
展示コンセプトは「お酒」「ワイン」「ビール」「冒険者」「獣人」と、ファンタジー物には欠かせないアイテムを示唆するワードとなっている。
展示ブースの傾向も、いわゆるファンタジー物のコンテンツが中心となっており、いわゆる「剣と魔法のファンタジー」で括られる様な物が多い状況だ。

このワールドではワールドの最後に集めた素材を用いたカクテルを作る事が出来るのは共通要素としてあるものの、実は背景として登場しているNPC達の様子もワールドのバリエーションでそれぞれ違っている。
ミッドナイトではまだまだこれからと酒を飲んで盛り上がる様子の彼らだが、ドーン(朝焼け)の見える頃はもう夜明けである。
夜通し酒を飲んだらどうなるか、皆様おわかりの通りだろう。

煌めく童話の世界の再演 ナーサリーライム Retold

 ナーサリーライム Retoldはバーチャルマーケット4で展開された一般展示会場「ナーサリーライム」を再構築したかの様なワールドだ。
前回のナーサリーライムはお茶会をイメージしたお菓子の国の様な姿であったが、今回のナーサリーライムはより童話の集合体という姿に近い状態になっている。
展示コンセプトは「童話の世界」「鮮やか」「寓話」「可愛い」「パステル」といったもので、こちらはファンタジー系列であってもよりふわふわとして、キュートでかわいい要素を持つワードが主軸となっている。

展示ブースもその傾向に漏れず、パステルカラーの色調であったり穏やかな庭園の様な雰囲気を持つものなど、非常にゆったりほんわかとした空気を纏っている。
ワールド内の能動的なギミックこそ無いものの、今回も最終地点付近で非常にエモーショナルな風景を見る事が出来るのは変わらない。
是非とも目を覚ます時は「足元」を見て欲しい所である。

巨大な知識の展示群を堪能する フォールンエデン

 フォールンエデンはシンプルな構造のワールドとなっている。
いわゆる展示スペースを読み込むタイプのワールドであり、他の展示ワールドと比べてブース一つ一つが相当に大きなものとなっている。
プレイヤーは正面の通路を通り現れた青いキューブの前の転送エリアに入り、そこから任意のチャンネルを選んでブースを読み込むという仕組みだ。


コンセプトワードも「SF」「幸福」「統制」「理想の世界」と掴みどころのないものとなっており、それ故にブースの傾向も多種多様でありながらきっちりとワールドのルールに従っている。
ワールドのバリエーションのうち、アインとソフは多数のアイテムを合同展示する領域があり多くのユーザーの作品を見る事が出来る。
オウルにはその機能こそないものの、かわりに一つ一つのブースが超巨大な構造となっている。
中には見上げないといけない程にまで大柄なものも存在する程だ。
他人とは一味違う独自性を追い求めるユーザーには、ピッタリのものが見つかるかもしれない。

以上、駆け足でPC版限定ワールドについてお送りした。
バーチャルマーケット2023Winterは2023年12月17日の23時まで行われている。
是非とも羽を伸ばしてバーチャルの世界を堪能してはいかがだろうか。



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