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ツーハンドル混合水栓をシングルレバー混合水栓に交換・取替(壁付)の注意点

台所(キッチン)の壁から出ている(壁付)2ハンドル混合水栓をシングルレバーの混合水栓に交換します。簡単な作業ですが、シールテープを巻くときに、コツや注意点や素人が失敗しやすい落とし穴もあります。実際私は以前それにハマったことがありますので、そういったことを中心に備忘録として記録します。

2ハンドル混合水栓の取外し
カクダイというメーカーのシングルレバー 混合水栓がD2で税込6000円ほどで売っていました。これを取り付けます。部品構成は
吐水パイプ、本体、クランク、座金、ゴムパッキン、オリフィス(水圧が高いとき水側にはめ込む部品)、6角レンチ(ハンドルを外すため)です。
水道の元栓を閉めた後、今ついている2ハンドル混合水栓を外します。見通しが悪いのでハンドルを外します。ハンドルの上の化粧カバーを取って、中のプラスネジを外せば簡単にハンドルが外れます。右が水、左がお湯です。クランクのナットを右に回して外します。古いタイプで本体側にナットがついているものはナットを逆に回します。 古いクランクのパッキンは劣化していて触ると手が真っ黒になりました。クランクを手で回して外します。お湯の方は固くてちょっと手では回らないです。モンキーで回します。千枚通しや歯ブラシなどでシールテープの残骸を綺麗に取ります。新しい混合栓のクランクをねじ込みます。まずシールテープを全く巻かない状態で何回ねじ込めるか回転数を覚えておきます。

シールテープの巻き方
こういうネジはテーパーネジと言って、円錐形でだんだん太くなって行きます。だから何回か回すとぴったりしまって、それ以上ねじ込めなくなります。その回転数を覚えておきます。これ以上は回らないという回数を覚えておかないといけません。次にシールテープを巻いてねじ込みますが、普通はその回数より一回少なくねじ込みます。
シールテープの巻き方にはコツがあるので、分かりやすく説明します。左手でクランクを持って穴の方から見て右回りにテープを巻きます。右手でテープを持ちます。ここで最も大事なことは、ネジの一番先から巻かないということです。先から一山は絶対巻かない。こういうふうに最初のネジ山をかぶせるようにして巻いて私は大失敗したことがあります。テープのかけらが混入するとかそんなことではなくてとんでもないことになります。ネジ山が潰れてしまうんです。どういうことか言うと、テーパーネジと言うのは、さきの方細いのです。それで穴にねじ込んだ時に最初はかなり遊びがある。これ下手をすると斜めに歪めて入れてしまうのです。もし巻いてなかったら軽くスルスル回るのでまともに入っているかわかります。 全然抵抗なく回るから ちゃんと入ってるって分かります。 これが最初にテープが巻いてあると回すのにちょっと抵抗があるので斜めに歪んで入ってる抵抗なのか巻いたテープ自体の抵抗なのか分からない感じになってそのまま締めてしまったんです。そうなったらやり直してもネジ山が潰れてしまってるのでもうシールテープだけでは止まらないようになってしまいます。 ヘルメシールを塗って止めないといけないようになります。これは、何年かしたら固くなって外れにくなるので最後の手段というか、あんまり使いたくないのです。プロの人はこんなこと絶対しないんで注意は聞いたことありません。多分素人だけが陥る落とし穴だと思います。
シールテープは右回りに引っ張りながら6、7回巻きます。 切れないギリギリの強さで
ネジ山に食い込むように強く引っ張って巻かないと締めた時にテープが空回りしたり奥にずれて行ったりします。

混合栓の取り付け
シールテープが巻けたら、クランクをねじ込みます。最後の一回は少し手前でやめておきます。これがだいじです。
つまり接続口が上の方にある状態でやめておきます。 お湯の方の接続口は上の方で止めておき水の方の接続口はほぼ水平にしてこの状態から本体を合わせてみて接続口の距離を
調整します。本体を正面から見てお湯の方を少し下げると同時に水の方を少し上げてちょうど水平になるように調整します。この時行き過ぎないように注意が必要です 。お湯の方を下げすぎたり水の方をあげすぎたりして 戻したらいけないです 。戻した場合はシール効果がなくなってしまうので もう一度シールテープを始めから巻き直さないといけません。ちょうど水平になったら小さいスパナで良いので ナットを本締めします。大きなモンキーで思い切りしめる必要はありません。軽くくっと締まった感じでいいと思います元栓を開きます 。座金の隙間にティッシュを入れるなどして水漏れがないか確認します 。座金を回して壁に密着させます 。吐水口を取り付けます 。接続部分には 樹脂のリングと U パッキンが付いています 。U パッキンは水圧でシーリングするので 接続部のナットは 手できつく締めればそれでいいぐらいのもんです 。念のためにスパナで 軽く15°ぐらい回しておきます。ここを締めすぎると吐水口の動きが悪くなるのでよくありません 。水を出して吐水口の付け根から漏れがないことを確認します

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