SideMのPにヴァイスシュヴァルツブラウを勧めたい!
突然だがSideMPの皆さんは闘争に飢えていないだろうか。
私は飢えている。
モバエムが1月に終わりサイスタも間もなく終わり、SideMのコンテンツ自体は動いているもののプロデューサー同士が闘争する場(ランキングとか)は現状ほとんどない。
個人的に一番「闘争してる」感があったのはモバエムの各種イベントランキングだ。やってる最中は「もうソシャゲのランキングイベやりたくねえ…!」と思っていたのにいざ無くなってみると体が闘争を求めるようになっていた。7年近くモバエムでPをやっていると闘争が日常の一部になっていたらしい。
サイスタのランキングは音ゲーのスコアのみであり、「闘争してる」感が個人的に薄かった(私は音ゲーガチ勢ではないので)。
なので私はモバエムの新規イベント開催終了以降めちゃめちゃ闘争を求めていた。
つよつよ担当敷き詰めデッキとリアルマニーでブイブイ言わせてみたかった。
他担Pと戦い、「そなたの担当アイドル、やるな……!」とスマホの画面越しに言葉をかける(実際にメッセージは送れない)みたいなやつをやりたかった。
そんな折に「それ」は現れた。
ヴァイスシュヴァルツブラウ(WSB)である。
ヴァイスシュヴァルツブラウはキャラクターカードゲームの大手「ヴァイスシュヴァルツ」の兄弟(姉妹?)ブランドである。
SideMは比較的初期からの参戦作品で、2023年2月にスタートデッキ、2023年3月15日にブースターパックと「SideMサイコーの日」に合わせて立て続けにメインとなるカードを、更にあまり間を置かずにラバーマットやスリーブなどの関連サプライを全ユニット分発売。2022年10月・12月・2023年3月開催のリアルイベントでは来場者に向けてPRカードの配布も行われた。ブシロードの商売が上手い。
さて、話は変わるがモバエムの劇中劇に「ビーストクロニクル」という作品がある。プロデューサー投票で続編も制作された人気劇中劇である。
この時モバは劇中劇でめちゃめちゃ本気でTCG作品をやった。モバに明るくない方々におかれては、モバのカード絵を調べた上で各々の世代の遊戯王やデュエマ・バトスピ・ヴァンガードあたりのアニメを思い浮かべて欲しい。だいたいあんな感じのことをSideMは本気でやった。続編イベント開催時には簡単なルールの作成と期間限定のカード枠配布までやった。そんなにホビアニをやりたかったのか、SideM。
私は昔ホビアニ系作品のオタクをやっており、かつもふもふえんのオタクなのでビークロがめちゃめちゃ刺さった。
モバで一番好きな劇中劇はビークロと断言できるレベルで刺さったまま数年生きた。
そんな時に現れたWSB。
ビークロではない。だがTCGである。私個人のTCG歴は初期のバディファイト(約10年前)が最後だ。
リアルTCGをやるのに躊躇いがないと言えば嘘になる。TCGは本気でやろうとするとまあまあとんでもない沼だ。
しかしブシロードがWSBの初期タイトルの1つにSideMを選んだということは何かしらの可能性をSideMに感じてくれたということではないだろうか、と私は考えた。それはまあ、もちろん嬉しい。
そもそもSideMというコンテンツ自体カードゲームと相性いいというか、モバでもステでもスタでもそれ以外でも劇中劇やガシャで少年漫画とかホビアニみたいなことをやりたがる傾向が常にあるので、プロデューサーもそういった作品が好きな人が元から多いような気がする。そして私もその一人である。
気が付けば2023年3月開催の超常事変の物販でスタートデッキを2個買っていた。
やるか……カードゲーム……!
さて、実際遊んでみたところ、まずルールそのもの・ルール解釈の仕方等覚えなければならないことがそれなりに多かった。TCGなのでそれはそう。
しかし分かるようになってからどんどん面白くなったし、各アイドルのカードのテキストのアイドル再現度がめちゃめちゃ高いことが強く実感出来るようになっていった。個人的に特に凄いと思っているのはハイジョのコンボとアルテのコンボ、あと舞田。
そしてある程度ルールを理解しカードそれぞれの強みも理解出来るようになった頃、交流会でSideMデッキの人と戦いながら私は気が付いた。
私の担当2人、後列に並べると強いし私がHappyだな……。
というかSideMデッキ同士のファイトって、実質オーディションバトルなのでは……?!
オーディションバトル(俗称オデバ)とは、モバエム常設コンテンツの1つであった対人要素である。
基本的にやらなくても困らないが、やると信頼度上げとかで便利なのでたまにやる、そういうポジション。
このオデバ、やり込んでいるP同士のバトルになると「俺の最強の担当博覧会」みたいになってくる(偏見)。
こちらが姫野かのんSR+敷き詰めデッキを使うならあちらは葛之葉雨彦SR+敷き詰めデッキで来る、そういう世界だった。
事務所と事務所の本気の闘争、それがオデバだった(※個人の意見)わけだが、私はWSBにオデバと同じものを感じた。
担当デッキで戦える、楽しい。
担当デッキで勝てる、もっと楽しい。
私が求めていたものは「これ」だ……!
そこから私は闘争を求めて元気にWSBをやっている。闘争を求めてはいるが対人のゲームなので礼儀正しくマナーは忘れず。
ただ終盤でのダメージキャンセルや勝った瞬間の気持ち良さが闘争への飢えを満たしてくれる。脳内物質凄い出る。更木剣八が戦いを楽しんでるのってこういうことなのかも。
さて、言うてもWSBはカードゲームなので、勝とうと思ったらデッキ構築や戦術についての勉強がある程度必要になる。
私はその辺りは本家ヴァイスシュヴァルツ関連の動画やファンサイトやはてブ・noteなんかを見た。ルールがほぼ同じなのでかなり参考になる。
以下はあくまで私の場合だが、私は「担当の性能をフルで活かす」をコンセプトにデッキを組んでいる。
私の担当は姫野かのん・眉見鋭心なのだが、2人して後列に置いて前列のカードをサポートするタイプのカードである。そこにいるだけで対戦相手への圧を掛けられる上にレベル0と最序盤から使えるため、早期に盤面を整えやすい。
「この2人に序盤〜中盤を回してもらって中盤以降使える強いカードを早めに揃える」が私の基本戦略である。
後は「かのんが冬馬くん大好きだから絶対冬馬くんを同じデッキに入れたい」「かのんのCXコンボのためにデッキのイベントカード全部抜く」「せっかく超常現地で貰ったんだしムンナイ入れたくない?(入れる)」みたいなそういう構築をした。あとは1人対戦してデッキの回り具合を確認したり人と対戦して実際どうなるか確かめてみたりとか。調整のために未完成のデッキを回してみる時間も割と楽しい。
使いたいカードを軸にするとデッキのコンセプトとかやりたいことが定まりやすい気がする。WSBに限らず私はゲームをやっている時も「推しがサポートタイプなので推しを一番活かせるアタッカーを入れる」「推しがアタッカーならパーティを推しのために最適化する」とかを日常的にやっている人間なので、そういう風に考えることにした。以上はあくまでエンジョイ勢の意見。
大会出るガチ勢になるとまた変わってくると思う。アイマス限定トリコロールファイト、私は出場予定はないが優勝者や入賞者のデッキレシピ(多分どこかに上がると思う)を見るのはめちゃめちゃ楽しみにしている。
次に個人での公認大会やる時に出場してみたいとは思っている。次はいつやるんだろう。タイトルも増えるし秋か冬くらいにはやってほしい。
個人的にWSBのSideMデッキは、必要資材・必要情報の入手が容易なのでかなり組みやすい方だと思う。
SideMのブースターパックは一時期店頭品薄で入手困難状態だったが、すぐに再生産が掛かったことで現在ではかなり入手しやすくなり、シングル(カードショップで1枚単位で購入できる各カード)の値段も落ち着いて来ている。(ただしスリーブなどは基本的に再生産がされないこともあって入手困難になりつつある)
また、WSB内での作品タイトルごとのプレイ人口もSideMは多い方だと思う。交流会に何度か出てみた上での体感だが、ちいかわ・コナン・SideMが特にプレイ人口が多い気がする。
プレイ人口が多いと、このカードはどう使うのが良いのか、どのような構築が良いのかとか、そういった情報を探しやすくなる。
なのでSideMのPにおかれては軽い気持ちでWSBを初めてみて欲しい。まずはブースターパックを買ってみるだけでも。箔押しレアとかめちゃめちゃ「良い」ので。
プレイはせず担当のカードを集めるだけでも良い。「BR(ブラウレア)」という裏面がカードのイラストと箔という実質飾る用レアリティも存在しているし、硬質ケースに入れてデコるのもめちゃめちゃ楽しい。むしろ集めるだけ・デコって飾ったり写真を撮るだけといった楽しみ方はブラウ公式も全然推奨している。公式イベントでデコレーションワークショップが開催されたこともある。
そしてあわよくばSideMの第2弾ブースターが出て欲しい。カードの種類が増えるとデッキの幅が広がって嬉しいので。
対戦相手については交流会という公認イベントが度々開催されているので、お住いの地域に合わせて探してみて欲しい。ここでは集まったプレイヤーが1回の交流会につき2戦することが出来る。
いきなり1人で行くのはハードルが高いなら同僚Pを誘うのも手だと思う。
このnoteを読んで少しでも「SideMで合法的に闘争したいな……」「そういえば闘争足りてないな……」と思った人は是非、近くのカードショップでもアニメイトでも通販でもWSBのスタートデッキやブースターパックを買ってWSBをやってみて欲しい。
私はWSBのプレイ人口が増えて欲しいし、SideMのPにWSBをやってみて欲しい。
それくらい、WSBは「担当と一緒に戦っている」あの感覚を思い出せるゲームなのだ。
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