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自分の服を作りたい

もうかれこれ4、5年前に、綿を育て紡いでコースターを作るワークショップに参加したことがあった。
半年ほどかけて、毎月1、2回畑作業をし、収穫から綿を糸にするまでの一連の作業をした。
綿と一緒に、たで藍も育てて、藍染めをするという手しごと好きにはたまらない体験だった。

同時に、綿から小さなコースターを作ることがこんなに大変なのかと知った。
自分で一から洋服を作ったら、到底値段なんて付けられない。
今売っている洋服が安いんだなぁと実感した。

このワークショップを通して、綿から服を作るというのが、できなくは無いというのは分かったので、いつか自分の服を作ってみたいなと思った。
そんなこんなで、自分の服を一から作ってみるために織り機を始めた話。

1.始めの一歩

先月、卓上の織り機で布を作ってみた。
今まで興味はあったけれど、どの織り機を買おうか悩むし、買ったところでちゃんとやるだろうかと思ってなかなか手を出せなかった。

道具を買って満足するタイプなので、通信講座を何度頼んでそのまま放置したことか。
頼む前まではやる気があるのに、道具が来た途端に、明日やろうとしまいこんでしまう。
結局受講期間が過ぎてしまって、もういいやってなる。もったいない。

今回こそは、ちゃんとやろうと思ったので、class101というサイトに、織り機と糸一式セットで6個の作品を作れる講座があったので、悩んで悩んで悩んでから、ポチッと申し込んだ。
動画を見ながら自分のペースで受講できるので、きっとやるはず...やるはず...多分。

2.1日目

何だかんだ道具が届いてから1ヶ月。
ようやく一つ目の作品に取りかかる。
仕事終わって、ご飯食べて、少しゆっくりしてから、さてやるかと思って、織り機の動画を見ながら道具と材料を確認。

織り機のセットの仕方は、織り機のサイトで確認して自分でやるようにって。
そこから説明して欲しかった。
渋々、織り機のサイトを見て織り機をセットしてみる。
もうこの辺でやめようかなと思いつつ、たて糸だけでも掛けておけば、明日織り始められると思って、たて糸の通し方を動画で確認。

物の名前が頭に入っていないものだから、それどこ?何て言ったの?と何度も動画を見返して四苦八苦。
せっかく、たて糸を通したと思ったら、糸の掛け方を間違えたと勘違いしてやり直した。
本当は間違えていなかったのに...
気が付いたら夜中になってしまって、目はしょぼしょぼして、もう寝ようと思った1日目。

3.2日目

たて糸を巻き取って織る準備をする時にも、糸がきちんと掛かっているか再度確認したり、ハサミで糸を切るのでさえ、ここで間違えていたら後戻りできない...ってドキドキしながら。
初めてする作業ってこんなに神経を使うのかと久々に思った。
そして、横糸の準備をして、やっと織る準備が整った。
とりあえず、数段試しに織ってみた。
そうそう!これがやりたかったんだ!
横糸を織る作業は楽しいー!って思っていたら、途中から、たて糸の端を結んでいたところが緩んできたのか、織りにくくなってきた。
半分まで織ったところで、また明日にしようと思って終了。

4.3日目

2日目の続きで横糸を織って、後は糸の始末をするだけになったので、もう少し頑張れば終わる!と思って、完成まで一気にやってしまう。

たて糸が緩んでしまったので、うまくできなかったところもあるし、歪んでしまったけれど、慣れれば手編みをするよりも早くきれいに作れそう。
残り5作品無事に織れますように。

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