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夏限定⁑(藍の生葉染め)

藍の生葉染めは季節限定で、藍が大きく育って刈り取りができる時だけ。
(調べてみると、レンジで乾燥させた藍の葉と通常通り天日で乾燥させた葉を使うと、いつでもできるという情報もある。生葉じゃないけれど。)

そして、藍を入手したらすぐに染めるというタイムリミットもある。

週末に刈り取った藍を、染める時間が無かったので、小さな瓶に水を入れて挿していた。
1日置いていたら、瓶が小さすぎたせいか藍の葉が傷み始めていた。

傷んできた藍の葉

これはまずいと思って、夕飯もそっちのけで、急いで染めることにした。


藍の生葉染めは、手早く作業するのが大事なので、藍と水を入れてブレンダーで粉砕し、洗濯ネットで濾してを何度か繰り返す。
最後に、洗濯ネットに集まった藍を水の中で適当に揉み出しているとトロっとした液が出てくる。
葉を揉み出した液と濾した液を合わせて染液の完成。
ここまでの作業はなるべく時間をかけないことがポイント。

藍の染液

染液に糸を入れると、最初は緑色になるけれど、時々空気に触れさせながら染めると青くなってくる。
染液から出して絞った糸を30分ほど外の風に当てたら、水でよく洗い乾かしてできあがり。

それにしても、ゴム手袋を用意したにも関わらず、作業性を良くするために素手で作業してしまったら、爪も指も青く染まってしまった。
手袋をすれば良かったなーと思っても遅かった...しばらくは青いままで生活。
手を青く染めたくない人は、ゴム手袋をして作業した方が良い。

急いで染めた結果、とても良い色に染まった。
自然に青のグラデーションになっていた。
藍の生葉染めは、絹やウールと相性が良いので、せっかく染めるならと思って絹糸を染めてみた。

藍で染まった絹軸糸

残った染液で、綿を緑色に染めている記事を見つけた。
1度で2度も楽しめるとは!

今回の染液は流してしまったけれど、来年は緑染めもやってみたい。

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