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時間管理のマトリックス

7つの習慣/著:スティーブン・R・コヴィー

とても有名な本なので、持っている方も多いかと思いますが、本日は第三の習慣「最優先事項を優先する」で紹介されている時間管理の考え方について描いていきます。

活動を決める要因は、緊急度と重要度の二つである。
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緊急の用事はいつも、私たちの目の前に現れる。緊急の用事ができると俄然張り切る人も少なくない。緊急の用事のなかには、楽しいこと、簡単にできること、面白いこともたくさんあるからだ。しかしほとんどは重要な用事ではない。
一方、重要度は結果に関係する。重要な用事は、あなたのミッション、価値観、優先度の高い目標の実現につながるものである。

目につく緊急の用事ばかりに振り回されないように、自分自身の人生において追及する結果をはっきり描くことの大切さを伝えています。

なぜ本日この本を紹介したかというと、次にご紹介する本の中で私にとってとてもイメージしやすく書かれていたからです。

数学的に考える力をつける本/著:深沢真太郎

私は人に分かる様に詳しく説明するのが苦手なため、少しでも考えをまとめて伝えられるようにと思いこの本を購入しました。
高校、大学受験と「数学」が私を助けてくれていた部分も大きく、「数学的に」というタイトルに惹かれて読み始めました。

本質をとらえて、端的に簡潔に伝えるためのヒントが、読みやすく書かれています。

「考える」とは「構造化」する力である
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「同じ構造のものをは何かを」考える
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構造化とは、次のふたつを明確にすることです。
・どこになにがあるか
・それらの関係性は

構造化の目的は数学の問題を解決するためですが、『整理する能力』と『喩える能力』を高めることが出来、人生やビジネスにも活かしていけるのです。

ビジネスにおける優先順位はアイスクリームと同じ構造をしています。ソフトクリームは急いで食べないと溶けてしまう重要なアイスクリームに部分と、脇役のコーンの部分で構成されています。まさかコーンの方を先に食べる人はいないでしょう。重要度が高く、かつ緊急性の高いものから先に・・・という点ではビジネスもソフトクリームも同じです。
もしあなたが新人に仕事の優先順位を教える立場なら、「あなたはソフトクリームをどこから食べはじめるの?」という問いだけで十分かもしれません。

仕事の優先順位を、誰もがイメージがつく「アイスクリーム」に喩えて説明するなんて、教えてもらった方も”ビジネス”と”アイスクリーム”のギャップに印象が残りやすいし、分かりやすいと思いました。

構造化をする時は、伝える相手との『共通言語』を意識して、簡潔でわかりやすい喩えが出来る様に考えていきたいと思いました。
忙しい時ってついつい周りが見えなくなってしまうけれど、そんな状況の自分を「アイスクリームのコーンから先に食べないでしょ!」と、冷静になって気づける自分でいたいなと思います。

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