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オリジナリティについて

毎日投稿を始めて一週間が経ちますが、まだまだ投稿に慣れずに時間がかかってしまっています。最初は描きたいことがたくさん湧いてきて、楽しかったのですが、上手くまとめられずに、表現力が足りない自分自身に全然ダメだなと落ち込みそうになりながらもなんとか続けていました。しかし、1日1日の過ごし方はとても充実したものになっていて、色んな出来事をいろんな視点から見たり、突き詰めて考えたり、本を読んだり(読みあさったり)と、普段の生活が濃厚になっていると感じています。これからもnoteには、少しずつでも良い表現が出来るように続けて投稿していきたいと思います。

職業としての小説家/著:村上春樹

私は村上春樹さんの本を読んだことがありませんでした。
ある勉強会でこの本の話を聞いて、気になっていたので読んでみました。
ご自身の本を書くスタイルについてや、自分が感じていること、実践していることなどが描かれていて、村上春樹さんの小説も読んでみたくなりました。
そして、小説を書くことに限らず、『表現すること』についてもとても参考になるエッセンスがたくさん詰まっていました。

オリジナリティーについて

僕の考えによれば、ということですが、特定の表現を「オリジナルである」と呼ぶためには、基本的に次のような条件が満たされていなくてはなりません。
(1)ほかの表現者とは明らかに異なる、独自のスタイル(サウンドなり文体なりフォルムなり色彩なり)を有している。ちょっと見れば(聴けば)その人の表現だと(おおむね)瞬時に理解できなくてはならない。
(2)そのスタイルを、自らの力でヴァージョン・アップできなくてはならない。時間の経過とともにそのスタイルは成長していく。いつまでも同じ場所に留まっていることはできない。そういう自発的・内在的な自己革新力を有している。
(3)その独自のスタイルは時間の経過とともにスタンダード化し、人々のサイキに吸収され、価値判断基準の一部として取り込まれて行かなくてはならない。あるいは後世の表現者の豊かな引用源とならなくてはならない。

オリジナリティの条件を満たすためには、「時間の経過」が重要となり、オリジナルであるかどうかは、「時間の検証を受けなくては正確には判断できない」ということ。

・・・・・・・自由でナチュラルな感覚こそが、僕の書く小説の根本にあるものです。それが起動力となっています。車にたとえればエンジンです。あらゆる表現作業の根幹には、常に豊かで自発的な喜びがなくてはなりません。オリジナリティとはとりもなおさず、そのような自由な心持ちを、その制約を持たない喜びを、多くの人々にできるだけ生のまま伝えたいという自然な欲求、衝動のもたらす結果的なかたちに他ならないのです。

日々の幸せな気づきを素直に発信していくことで、自分の表現の『オリジナリティ』を研ぎ澄ましていきたいなと思い、改めてnote投稿をきっかけに日々成長をしていきたいなと思いました。


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