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あの時間、レフェリー何してる? (前編)

こんにちは!前回の反響が大きく、とても驚いています!

今回は審判員の試合当日のスケジュールについてお話をしてみようと思います。

試合当日のスケジュール、といってもピンキリで開催地やカテゴリにもよりけりなので今回は県内開催の地域リーグ(13:00キックオフ)のケースについて書きます!

前日23:30-24:00 準備

自分はほぼ週6でアルバイトが入っているので、だいたい23時前後帰宅が多いです!晩ご飯を済ませて風呂に入って〜となると24時ごろの準備になります。自分は当日の遅い時間まで睡眠時間を確保したいので事前にウェア、旗、レフェリーバッグなどを詰めておきます!

当日9:00〜 起床

のそっと起きます。13時キックオフなので遅めの起床ですが10時や11時キックオフだとその分もっと早くなります!朝食をとったりもろもろの支度をしていると出発ギリギリの時間になることも…

9:30~10:00 出発

会場によって出発時間はまちまちですが最も去年多かった場所だと電車とバスを乗り継いで一時間半でしたね。自分は駅に行く前のコンビニでinゼリーとレッドブルを買ってます。この二つは会場がまちまちなレフェリーにとってコンビニならどこにでもそろっているので重宝しています!

11:00 会場到着

だいたいキックオフ二時間~一時間半前到着を目安にしています。同じホテルに泊まっている場合やお互いが乗り合いで来ない限り全員バラバラの到着になるので控室や荷物の置き場所について確認したり。

11:30(90分前) フィールドインスペクション

初対面だと審判員同士の自己紹介があります。90分前にはゴールやコーナーフラッグ、ベンチの準備もできているのでそれらが正しく行われているかのフィールドインスペクションが審判員4人とマッチコミッショナー(試合の運営責任者)で行われます。ゴールネットが破れていたり、補強が十分でないと運営の方に手伝ってもらい補修をお願いします。ここで不備が見つけられないとキックオフ1分前の最終チェックでの発見となり、キックオフ遅延のもとになるため気を付けます。

12:00(60分前) マッチコーディネーションズミーティング

60~70分前になるとマッチコミッショナー・両チーム監督・審判員による試合前のミーティングが行われます。ここではお互いの自己紹介、試合方式(何分ゲームか、延長・PKはあるか、交代人数は何人か、飲水タイムは必要かなど)についての最終確認、またユニフォームの決定が行われます。

12:10(50分前) 打ち合わせ

ミーティングが終わると審判員同士で打ち合わせが行われます。きわどいゴールの際の対応・負傷者の対応など。この後にウォーミングアップもあるのでうまくまとめるスキルも主審には必要です。ゼリーやドリンク・サプリメントはこの時間に着替えながらとることが多いです。第四の審判員はボールの空気圧をチェックします。

12:30(30分前) ウォーミングアップ

Jリーグを観戦されている方にはおなじみの審判員がピッチ中央を4人で並走しているシーンです。実際のアップは選手と違い実質15~20分になるので素早く体を仕上げることが重要です。ランと細かいステップの組み合わせで行うことが多いです。

12:50(10分前)ロッカーアウト

アップ着からレフェリーウェアに着替えます。気持ちを切り替えて忘れ物がないか確認し、本部に向かいます。

12:53(7分前)メンバーチェック

スターティングメンバーがちゃんとメンバー表に書かれた選手か、また用具は正しいか、ピアスやネックレスなどの装飾品は付けていないか、ソックスのテープは正しく巻かれているかなどのチェックを行います。

12:57(3分前) 選手入場・握手

選手入場を行います。最近は地域リーグでもエスコートキッズが参加している場合もあります。

12:58(2分前) 写真撮影・コイントス

試合前の握手が終わった後にはベンチ前で両選手の写真撮影があります。撮影が終わると主将とのコイントスが行われ、その間選手はピッチでボール回しを行います。

12:59(1分前)ゴールチェック・円陣

1分前になると笛を鳴らし、ピッチのボール回しを終わらせます。選手が円陣をしている中、副審はゴールがきちんと置かれているか、ネットに大きな穴はないかの最終チェックを行います。

13:00 キックオフ

主審は副審、第四の審判と目を合わせて準備ができているか確認し、試合のスタートです!

Jリーグだとこのスケジュールが少し変わったり、ユニフォームが事前に決定されていたりしますが、キックオフ前はこのような流れが多いです。後編をお待ちください!



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