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二級審判員試験に落ちた話。

3月といえば受験シーズン。

これを見ている受験生は回れ右して机に向かってください。何落ちた話とか見てるんですか!!!試験が無事に終わってから来てください👍

自分は今でさえ全資格者の上位1%あまりのJFA公認2級審判員として活動していますが、4級から3級、3級から2級への昇級試験を合格して今に至っています。

今回はその昇級試験に「落ちた」話について話してみようと思います。

2級審判員試験は地域によってよりけりですが、自分のいる九州では毎年2月に九州高校新人大会があり、筆記試験とともにその大会のグループリーグの担当で実技試験の合否が決まる形式でした。

受験当時は高校3年生の2月。

大学受験とほぼ並行して部活を引退してからもトレーニングを積み、普通に割り当てをこなしながら2月の試験まで準備をこなしました。

迎えた試験当日。筆記試験はパスできた実感がありましたが、実技試験は2時間前に会場に着いてから落ち着かない。副審や第四の審判員と打ち合わせをした後のウォーミングアップも落ち着かない。スパイクを履いて脱いで少し走って履いて脱いで少し走ってを繰り返して、外から見れば自分がはやっているのが手に取るようにわかったでしょう。それもそのはず、対戦カードは熊本一の強豪高校と大分の有名高校。名前でサッカーする訳ではなけれど三級の高校生が担当するには相当荷が重いと感じていました。

試合が始まってからも落ち着くことはなく、再開の手順は間違っていない?今とったファウルは正しい?争点に追いつけてない。ベンチが騒ぎ始めた、判定が正しくなかったのでは... という考えがよぎりとても集中できた状態ではなかったと思います。

試験が終わり、審査役からの口頭コメントも今はほぼ覚えていません。

家に帰って日々のトレーニングをしていても試験のことがよぎる毎日でした。

一か月半後、それはいつものラントレに行く前でした。

ポストには九州協会の封筒があり、すぐに部屋に戻って封を開け、中の紙を開けました。


全身から汗が出る感覚。

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これは今でも経験がありません。

自分は不合格になってしまった...次の試験は来年。一年を無駄にした。そもそも来年受けるのか?県の方々に合わせる顔がない...どうして落ちた?宛先か内容を間違えたのでは?という思いが駆け巡りました。

県協会の方々のフォローがあり、翌年の試験に向けて支援するとの旨の連絡もいただきましたが、一か月ほどはなかなか試合を担当しようという気にもなりませんでした。

だいたいの問題は時間が解決するというように、日を追うごとに落ち着きを取り戻し、翌年の合格があって今に至るわけですが、今後輩たちに伝えたいことがあります。

どんなものがあっても試験というものは結果が全てです。もちろん自分の納得いく結果にならないこともあると思います。思いっきり落ち込むことも道を諦めて方向転換することもあるかもしれません。でも今からの道はどうにでもなります。ありきたりな言葉ですけど未来はこれから変えられます。失敗をポジティブに考えることは難しく、自分も「あの時落ちなけりゃ1年無駄にしなくてよかったのにwww」とたまに思います笑

でもこれからのキャリアの中でまあいい経験だったんじゃないかな???と思えるようにできるようになれば...

その時にこういうこと言ってる人いたな!と思いだしてもらえればとても嬉しいです。

長々となってしまいましたが、今回はここまで!

今度はもうちょっと笑える失敗の話もしていきたいと思います笑



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