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今更虹1話のCHASE!で死んでる

ふはは!3rdライブのエントリだと思っただろう!!
そのつもりでした。でも1話ダイジェストから始まるCHASE!でどうしてもこのシーンで歌われたこの曲の話をしたくなってライブから脱線するので、諦めて一回そっちについて書くことにしました。
え?ぼくこの後3rdライブのエントリも書くのか?無理では?

……後で考えます。よし、はじめはじめ。
あっほら、1話って当時のライブ配信閉じずに置いてあるみたいですね。
えい。

https://www.youtube.com/watch?v=DMKfmssQjys

で、話って何よ?

いやね、1話のCHASE!って、結構扱いが難しくないですか?
侑と歩夢にとって1番目のスクールアイドル。すべての始まりのライブ。
対して、せつ菜自身にとっては、生まれ落ちず堕胎した、断末魔のライブ。物言いが仰々しいって?うんまあ、癖ですね……。
でも実際、そうだと思うんですよ。

後に明かされることですが、本来ここで行われるライブは、当時の同好会メンバー4人によるものでした。しかし、せつ菜はラブライブ(スクールアイドルの全国大会みたいなやつ)を目指し奮起するあまり、メンバーの意思を見落として自分の理想を押し付け衝突し、そのまま同好会は空中分解。自分の『大好き』が、誰かの『大好き』を否定していたことに気づいた彼女は、お披露目ライブの穴埋めとして独りでステージに立ち、その翌日、同好会を解散。己の『大好き』を叫ぶために設えた衣装をクローゼットへ押し込んで、周囲から期待されるままに、ただ優秀で模範的な人間として生きることを決めました。

お披露目ライブの穴埋めとして独りでステージに立ち、

で、はいここ。
これが侑と歩夢にとってのすべての始まりのライブです。
え、ええー。

要するに、一人の少女が精神的に自決したライブなんですよね。強烈な自己否定と共にあったライブ。

でも侑ちゃんは、そこで完ッ全にトキメいちゃう。映像としてもトキメくに足るものでした。

難しくない……?


これ実は本当に咀嚼が難しくて、わかるような……わからんような……みたいな気持ちがずっと続いていたんですよね。
そもそも、本来CHASE!という曲が生まれた背景は真逆も真逆で、束縛や抑圧からの開放の歌でした。
(具体的な肉付けはスクスタからだけど、多分曲を作られた時点で大まかなシナリオは前提にされているはず)

なりたい自分を我慢しないでいいよ
夢はいつか ほら輝き出すんだ!

アニメ1話、これをどういう気持ちで歌ってるん……?という小骨はね、やっぱ喉にはずっと刺さってたんだよね。

これなー。

多分いろいろな解釈はあると思うんだけど、ぼくは、最期のわがままだったのかな、と今は思うんですよね。
曲が披露されたタイミングこそこんなことになっちゃったけど、せつ菜へ向けられる期待と抑圧はアニメ版でも少なからず共通しています。そしたら、やっぱその中でCHASE!は生まれているはずで、見つけ出した『理想のスクールアイドル像』が込められていると思うんですよね。

在りたかった、自分の大好きを叫ぶ姿。それが、CHASE!です。
もしかしたらこれ、アニメ時空では元々4人で歌うつもりだったのかもしれませんね。各々がソロアイドルとして動き始めるのは、もっと後の話です。

予定していたライブを、中止にすることはできない。
それは多くの人に迷惑を掛ける。
予定していたメンバーと、歌うことはできない。
それは相手の信念を否定する。
大好きな『スクールアイドル』の肩書に、泥を塗ることはできない。
それは自分の理想さえ踏み躙る。

次の無いライブは、生まれるファンを悲しませるかもしれないけど。やるからには最高を。在りたかった『大好き』を、この場所へ置いていく。

――そしてそれが、願わくば、自分ではない次の何かに繋がったら。

だからこの時だけは、今の自分とはかけ離れてしまっても、自分の理想を表現することができた。
そういうライブだったのかなー……と思うと、ね!!!
ぼくは腑に落ちるんですね。


でね!!

優木せつ菜の『理想』であるところを再現した3rdライブのCHASE!、めちゃくちゃかっこよかったです。

これを言うまでに1600文字超かかるため、3rdライブのエントリをどう書いたらいいものか困ってました。
3rdライブのエントリについては……一旦忘れてくれ!
書きてえなとは思ってる!!


おわり。

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