わたしはそもそも「ハンドメイド作家」になりたかったのか?
Instagramのわたしがやってきたことについて書いていましたが
どうも皆さん、小手先のテクニックを知りたがりがち。
でも、テクニックだけで目標達成するものなら、既にあるもので出来ているはずなんです。でも、大多数の人が出来てない。そしてもがいて、大金を費やしてコンサルに頼ったりしてしまう…。
なので、読むのだるいかもしれませんがタイトルの通り、始めの初めにまで戻らなくてはなりません。
「自分のしたい事」を、ハッキリさせない事には進まないんですね。
わたし自身、見失っていたからこそのお話。
わたしが「ハンドメイド作家」になったときのこと。
なぜ「ハンドメイド作家」になったんだろう?…と、記憶を遡りました。
「ハンドメイド作家」を名乗っている皆さん、どうですか?
わたしの場合。
一番最初が「minne」「Creema」だったから、でした。
ここは「ハンドメイド作家」と称する人が大勢いたから
「ここに登録するということはハンドメイド作家になるということなんだ」と理解しました。
この時、仕事をしていましたし本当に趣味の範囲での活動でした。
「ハンドメイド作家」になったら、こんな風に動き出した。
始めてから1年後くらいには、周りの「ハンドメイド作家」に影響され、外での販売をしてみようと思い立ち、ハンドメイド作家の集うマルシェに参加するようになりました。
事前に調べていると、そこは足の引っ張り合いだったり、小さな子を連れて参加したりと…素敵な人達との出会いもありましたが、そういうものも蔓延っていました。
更に、ほかの「ハンドメイド作家」は商業施設で『委託販売』ということをしているらしいと知り、審査などの無いゆるめのPOPUPイベントに参加することにしました。
(この頃から、参加する主催する企画会社の会社情報・ストリートビューで住所にある建物の外観チェック・代表者の本名での検索などはしてましたね 笑)
自分の作ったものが、駅ビルの商業施設にならぶ…なんて、夢のようでした。
経験を重ねるうちにわかってきた「ハンドメイド作家」
憧れだった、商業施設での販売を何度か経験してみると、「ハンドメイド作家」というものは、企画会社に良いように使われているんだなという印象を得ました。
そして、「ハンドメイド作家」の人達もそれを分かっていながら我慢している、ということも分かってきました。
また、そんな事情を知らない人は絶望したり、心が荒んで人の足を引っ張るなど、ここでもまた心に余裕の無い人がいることが分かりました。
他の仕事もしていて収入に困っているわけでもないのに、プラマイゼロ or 少しだけプラスで気苦労が絶えないこの仕組みに我慢してまでいる意味とは…?
”呼称”は自分で決めて良かったんだと気付いた。
わたしの考える「ハンドメイド作家」の定義は
「大学等できちんとした勉強をせず独学で得た知識や技術を使って、個人で物を作って売る人」でした。
わたしはそれに当てはまっているので、「ハンドメイド作家」と名乗っていました。
ファッション系の学校を卒業した方でないと、「デザイナー」は名乗れないし、美術系の学校を卒業しないと「アーティスト」は名乗れないと思っていたのです。
ここまで読んでお気付きでしょうか?
すべて「わたしが思っていた事」だったんです。
世間の一般的(多数決で多い方)な意見をまとめたのが「わたしの思っていた事」でした。わたしは頭の固い人で、人のいいなりになりがちな所が小さい頃からあって、そういう殻を破れない人でもあります。
活動の規模を広げていく内に、「ハンドメイド作家」を名乗っていることで、自分のしたいことが出来ていないし活動の幅が広がらないんだということに気付いたのが一昨年です。
ずっとモヤモヤしていたのに、不満ばかり持っていてこの気持ちの行き場がなかったのですがようやく気付けました。
2019年に気付き方向性を少しずつ変えて
2020年に会社を辞めて個人事業主へ
2021年に初の展示会出展
2020年からは活動内容がだいぶ変わってきました。
スタートが違ったわたしの経験から、他の人にはこうならないで欲しいと思う事。
きっと、わたしのようにWEB上で肩書きを入力する欄に辿り着いた時に、
「とりあえずハンドメイド作家って名乗ればいいのよね?」
と思ってしまった方も多いはず。
そして、わたしのように
「先の事はわからないからとりあえず登録!」
というまずやってみよう精神の方も多いはず。
やってみて良かったと思うこともあるけど、やっぱり方向転換は大変でした。それまでのお客様が離れる覚悟でしたから、自分のメンタルも大変でしたし、作品の写真を撮りなおし、HPの作り方を変えたり、Instagramも見直しました。
売上が伸びない、自信失くす、人に見てもらえない…と悩む方、まずは自分を見つめなおしてみてはどうでしょう?
ここで有料のコンサルに関わってしまう方も多いのですが、その前にやれることがたくさんあります。
のちのち書く予定ですが、ハンドメイド系のコンサルは自分の作品が売れない人がやっている副業であることがほとんどです。幸い、私は引っかかっていないのですが、引っかかった方の盲目さは何度も目にしてきました。その方々も生きる為に「方向性を変えた人たち」なので否定はしませんが、オススメはできません。
あなたは、何になりたいですか?
名乗りたい肩書きは、世間のイメージ・あなたがお客様としている方のイメージなどを考慮して、自分で自由に決めてしまいませんか?
カタカナで書くと、なんだか今っぽいな。
(例:「ハイパーメディアクリエイター」)
漢字長く書くと、賢そう。
(例:「代表取締役兼執行役員」)
ひらがなで書くと、やわらかい印象。
(例:「つくるひと」)
良かったら、ほかの人たちの「肩書き」に注目してみてください。
そして、それを見た時の自分の心の動きを大切にしていくとヒントになると思います。まずは、minne・Creemaで気になる作品の作り手さんの肩書きをいくつか見てみると面白いですよ。
P.S. 丸パクリはやめましょうね 笑
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