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レイチェルのおいしい顔のこと

お料理を食べて、「おいしいです!」
これ、毎日のようにテレビで見るシーンですね。
わざとらしく感じるほどの大声で「おーいひー!」
口を閉じたままでおいしいという「んーふんー!」など、
色んなパターンがありますが、どんな反応が信用できますか?

最近特別増えたというわけではないと思いますが、
お料理中の反応に嫌悪感を持つことが増えてきました。
ゲストや料理人などが、焼いているお肉をひっくり返したとき、
炊き込みご飯の蓋を開けた時などに、
他のキャストが「あぁ〜!」とか「うわぁ〜」とか言いながら、
すごく嫌そうな顔をするのです。
もちろん嫌なわけではない、ということはわかっていますが、
美味しそうな物を見た時のバリエーションを増やした結果なのでしょうか。
それとも、もうこれ以上食欲を増やさせないで欲しいのでしょうか。
そんな顔しなくていいのに…と思ってしまいます。

味の感想もワンパターンというか、伝わってこないことが多いです。
濃厚なのに食べやすいとか、あっさりしてるけど深みがあるとか。
何を言ってるかよくわからない表現が多くありませんか?

さて、
レイチェル・クーのチョコレートという番組があります。

イギリスのフードライターで自らも料理人という肩書きの女性、
レイチェル・クーさん。
海外のかわいい女性が嬉しそうにお料理を紹介する番組は、
以前から時々放送されていて、
豊かな表情とセクシーな服、日本の家庭料理では見かけないレシピ。
それに、日本語でアテレコされているという番組の作りが、
私は以前からとても好きでした。

レイチェルの番組はチョコレート以外にもありますが、
こちらは、様々なチョコレートレシピがとても楽しい番組でした。
レイチェルが、チョコレートを食べて、料理を考案し作って食べる。
途中の「ちょっと味見♪」が可愛いのです。

レイチェルは、本当にそれはそれは表情豊かで、
目を閉じて味わう、
目を見開いて感動する、
歯をむき出しにして味の説明をする。
もう表情モンスターです。モンスターフェイス。
大好きです。
日本のグルメ番組も、もう少し変わってくれると楽しいのに。

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