東藤強兵 甲子園編

夏の風物詩である全国高等学校野球選手権大会。いわゆる夏の甲子園。今年も気温を上回る熱い試合が繰り広げられていた。
天候に恵まれ、雨による順延もなく、日程は順当に消化。大会は第12日目を迎え、準決勝進出をかけて8校が激突。第1試合は西東京代表西蔭学園高校と長野県代表浜田浅井高校。4試合目の先発となる西蔭学園高校の好投手河下。疲れからか制球に苦しみ序盤で3失点し降板。絶対的エースの後を受け継いだのは、甲子園初登板となる2番手守川。この守川が、ランナーを出しながらも粘りの投球で浜田浅井高校を0に抑えている間にチームは逆転に成功。西蔭学園高校が6対3で勝利し準決勝進出を決めた。第2試合は新潟県代表新潟白新高校と愛媛県代表東十条高校。序盤から中盤にかけては0対0の投手戦だったが、6回表東十条高校3番浦のソロホームランをキッカケに試合が動き始め、9回表を終了して7対6と東十条高校がリード。9回裏、新潟白新高校は二死ながらランナーを2塁と3塁に置き、一打サヨナラ勝ちのチャンス。しかしここは東十条高校のエース司が、4番丸藤をセカンドフライに打ち取ってゲームセット。東十条高校が45年ぶりとなる準決勝進出を決めた。
暑さがピークにさしかかる時間のなか行われた第3試合は、南北海道代表札幌清陵高校対和歌山県代表泰星高校。札幌清陵高校は、公立校でありながら南北海道大会を制し春夏通じて甲子園初出場。夏の甲子園大会では2回戦から登場し、2回戦、3回戦と勝ち上がりベスト8入り。近年甲子園大会は、野球部強化に力を入れている私立校たちが席捲している。毎年同じ様な顔ぶれで行われている甲子園大会で、北海道から来た公立校が勝ち進む。するとそれは旋風と呼ばれるようになる。それもまた高校野球ファンの大好物。一方の泰星高校は甲子園常連校であり、春2回、夏1回の計3回全国制覇を成し遂げている強豪校。対照的なチームの対決に清陵旋風も手伝い、平日にも関わらず客席は満員。すっかり今大会の人気チームとなった札幌清陵高校。快進撃の原動力は何と言ってもエースで4番の東藤強兵。右投げ左打ち。投げては140キロ後半のストレートと落差のあるスプリットを武器に相手打線を抑え、打っては2回戦で2本のホームラン。2回戦翌日のスポーツ新聞には、各紙で『二刀流』と『北の大谷』の文字が躍った。今年の泰星高校は強力打線が売りのチーム。今大会はここまで2試合連続2桁得点。この試合の見所は東藤VS泰星打線。試合当日のスポーツ新聞は、そう書くところがほとんどだった。
1回表、札幌清陵高校は二死3塁のチャンスで4番東藤はショートゴロ。ショートから1塁への送球が悪送球となり、先制点は札幌清陵に入る。6回まで4安打に抑えられていた泰星打線。7回裏、疲れが見えはじめた東藤から2番井原、3番坂田が連続安打で二死ながら1,2塁のチャンス。4番木村の打球は1,2塁間を破りライト前へ。2塁から井原がホームを踏み同点に追いつく。一気に逆転ムードが高まる泰星ベンチと3塁側アルプススタンド。しかしここは東藤が5番濱をサードフライに打ち取り逆転を許さない。試合は1-1同点のまま、9回裏に突入する。
9回裏、泰星は一死1,3塁のチャンスを作り、前の打席で同点タイムリーを打っている4番木村を打席に送る。逆にピンチを迎えた札幌清陵は最後のタイムを使い内野手全員がマウンドに集合。前進守備か中間守備か。
「どうする?」
「監督から指示があるだろ。ほら来た」
本田監督からの指示を伝えるため、背番号10のキャプテン平野がベンチからマウンドへ走る。ショートの今井が口火を切る。
「どっち?前進?中間?」
「お前らに任せる。以上」
キャプテン平野はそれだけ告げてベンチへと戻っていく。マウンド上に集まっていた内野手全員が笑顔を浮かべていた。
「うちの監督らしいな」
「まったくだ。強兵、どっちがいい?」
「普通に考えたら前進守備だけど、それじゃ面白くないからゲッツー狙いの中間守備でいこうか」
「よっしゃ、それでいこう。負けたら強兵の責任な」
それぞれの守備位置に戻る内野陣。東藤は空を見上げ、大きく1度息を吸い込み吐き出した。キャッチャー桐嶋から出されるサインを確認し頷く。東藤はキャッチャーからのサインに首を振らない。中学の公式戦。キャッチャーからのサインに首を振り投げたボールを、レフト前へ打たれた。結果的に、このヒットがこの試合で打たれた唯一のヒット。キャッチャーのサイン通りに投げていればノーヒットノーランだったかもしれない。その次の試合から、東藤はキャッチャーのサインに首を振ることを止めた。セットポジションで構える東藤を見て、打席の木村も構えにグッと力を入れる。第1球。力が入ったのか、ストレートが真ん中高めに外れボール。キャッチャー桐嶋はジェスチャーで力を抜けと東藤に伝えボールを返球。東藤は笑みを浮かべ、両肩を二度三度上下に動かす。再び大きく深呼吸してから桐嶋のサインを見て頷きセットポジションへ。第2球。ド真ん中から低めへと落ちるスプリット。このボールを木村が豪快に空振りしカウント1-1。一度打席を外した木村に、今度は泰星の名将高山監督から「力を抜け」と声が飛ぶ。木村は頷き二度三度と素振りをする。ピッチャーもバッターも力が入る大事な場面。観客席には伝わらない緊張感がグラウンド内にはあった。第3球。桐嶋が選択したカーブがアウトコースに外れてカウント2-1。桐嶋は続けてカーブを選択。今度は真ん中低めに決まりカウント2-2。2球目のスプリットに手を出し、3球目のカーブには無反応。そして4球目のカーブには若干の反応を見せ、バットを出しかけた。単純に考えたら、狙いはストレートかスプリット。もしくは裏を書いてカーブ狙い。はたまた、まだ1球も投げていないスライダー。この中で、最もアウトになる確率が高そうなものはどれなのか。桐嶋はホームベース付近の土を入念に足で均し守備に就く。当然打席の木村もそれを見ていた。もしワンバウンドやショートバウンドになった時、ボールが変な方向へ行かないように土を均したに違いない。木村は狙い球をスプリットに絞った。5球目、東藤の右手から放たれたボールは、スプリット狙いの木村を嘲笑うかの様に横へとスライドしていく。スライダーと気付いた時にはすでに遅く、木村はスイングを止めようと必死に抵抗したが、バットは止まらず空振り三振。木村は天を仰いだ。桐嶋は無意識に土を均したのではなく、木村にスプリットを投げるぞと思わせるためにワザと均したのだった。木村は桐嶋の動作にまんまと騙されたのである。主審にタイムを要求し、東藤の元へ駆け寄る桐嶋。一言二言声をかけ、ボールを東藤のグラブへ戻し、再び駆け足で戻っていく。内野の守備位置は中間守備から定位置へ。
二度三度素振りをし、左打席へ入る濱。打席へと向かう途中、木村から「すまん。頼んだ」とすれ違いざまに言われ、一瞬驚いた表情をみせる。木村がそんなことを言ったのは初めてだったからだ。木村と濱の出会いは中学1年生の時だった。学校は違ったが、地元大阪で同じシニアチームに入団。小学生の時は2人ともエースで4番。何度か対戦したこともあったため、お互い存在を知っていた。打ち解けるのに時間はかからず、友達、仲間、ライバルとして切磋琢磨した3年間だった。地元大阪の高校から誘いの声が2人に掛かっていた。それも1つではなく、いくつかの高校から。しかし小学生の頃から泰星高校で野球をやることが夢だった濱。「お前と同じチームで甲子園優勝を目指したい」と木村を口説き、2人は揃って泰星高校に入学。そして今、甲子園準々決勝。2人の夢が叶うまであと3勝のところまできていたのである。そんな間柄の2人。託された木村の想いを胸に、濱は打席に立つ。
第1球、アウトコースへのストレートを見送る濱。主審のコールはボール。2球目、東藤から放たれた瞬間にストレートだと判断した濱のバットが空を切る。濱がストレートだと判断した球はスプリットだった。今日、このボールを何度空振りしたのか・・・。甲子園大会で札幌清陵高校はワイルドピッチが1つもない。東藤は桐嶋の守備に全幅の信頼を寄せ、桐嶋には絶対に止めるという自信がある。打席でこのバッテリーと対峙すると、それがよく分る。ツーアウト1,3塁。カウント1ボール1ストライク。絶対に後ろへ逸らさない決め球。濱は1つの結論をだす。残り全部スプリットを狙う。3球目、スプリット狙いで振り出したバットが、東藤のスプリットに再び空を切る。カウント1ボール2ストライク。
くそ、なんで当たらない。もっと低く。もっと意識を低く。
ベンチから「洸平、しっかりボールを見ろ」と木村が声をだす。その言葉に2度頷き「よし、来い」と声を出して気合を入れ打席で構える濱。桐嶋には濱がスプリットを狙っていることが分かっていた。しかし球種を変更するつもりはなかった。桐嶋は東藤以上に東藤の決め球であるスプリットに自信をもっていたのだ。例え狙われていても打たれない。その自信がこの場面で最高潮に達していた。
打てるものなら打ってみろ。
そんな桐嶋の自信など全く知らない東藤。サインに頷きセットポジションの構えから4球目。
当たれ、頼むから当たってくれ。
東藤のスプリットに対して、なんとか当てようと必死に食らいつく濱のスイング。桐嶋の自信が勝ったのか?濱の執念が勝ったのか?バットの先っぽに当たったボールはショートへとボテボテ転がる。打った瞬間スタートを切る3塁ランナー。ボテボテのショートゴロを捕球しようと定位置から前に出てくるショート今井。ゴロを捕球した瞬間、観ている誰もが1塁のタイミングが際どくなることを察知していた。セーフか?アウトか?勝敗を左右する大事な場面を見逃さないように、観客も固唾を飲んで結果を見守った次の瞬間、ショート今井は本塁へと送球する。誰もが『え?』と思ったように、キャッチャー桐嶋も虚を突かれ、反応が遅れる。慌ててミットを出し、送球されたボールを捕球したものの、すでに三塁ランナーはホームイン済みでタッチ出来ず。サヨナラ勝ちに喜びを爆発させる泰星ベンチと3塁側アルプススタンド。その場に座り込み号泣する今井。
「立てるか?整列するぞ」
レフトの香川が今井の左腕を持ち立たせ、背中に手を当てながら同じ速度でホームベース付近へと歩いていく。列の最後尾に並び、主審の号令で試合終了の挨拶。号泣する今井に泰星の選手も声をかける。その言葉に、うんうんと頷き握手を交わす今井。1塁側ベンチ前に戻り、この夏初めて相手チームの校歌を聴く札幌清陵の選手たち。悔しい気持ちが一気にグッと出てきそうになるところを必死にこらえる。1塁側アルプススタンド前に行き、北海道から応援に駆けつけてくれた人たち、そして今まで支えてくれた家族たちに感謝の挨拶をする。両親の顔が見えた。クラスメイトの顔が見えた。色んな感情が涙となって溢れ出てくる。ベンチに戻るまでの間、選手のほとんどが涙を流しながら歩く中、泣きたいのを我慢して気丈に振舞うキャプテン平野。今井を見つけて駆け寄り、左肩に後ろから手を回して寄り添う。
「1塁に投げていてもセーフだったよ。どっちにしても負けてた。お前のせいじゃない。あそこに打たせた強兵が悪い。だからもう泣くな。前を向こう」
平野の言葉に涙を流しながら頷く今井。ベンチへ戻ると「札幌清陵さん、次の試合あるから早く片付けて」と高野連の係員が事務的に業務をこなす。血も涙もないその言動に荷物を整理する札幌清陵の選手たち。荷物の整理が終わりグラウンド出入口の手前で一列に並ぶ。「ありがとうございました」の声と共に一礼。札幌清陵の選手たちに球場全体から大きな拍手が送られる。それは労い、そして甲子園へ戻って来いよという意味の拍手であった。札幌清陵の選手たちはグラウンドを後にし通路へ。本田監督、平野、東藤の3人がインタビューに向かう。お立ち台に立って帽子を脱ぎ、持っていたタオルで額の汗を拭う本田監督。取材陣に「お願いします」と発する。この一言をキッカケにインタビューがスタートする。
「おつかれさまでした。まず、この試合を振り返ってみてどうですか?」
「暑かったですね」
「暑かった・・・・ですか」
「はい。北海道も以前とは違って気温が高くなっていますけど、本州の暑さは別格ですね。特に今日は第3試合だったので、一番暑い時間帯ですからね。そんな中で3時間近く野球をするんですから、そりゃ頭の中でイレギュラーが起きても不思議じゃないですよ」
「最後の今井君のプレーですか?」
「今井のことだけを言ってるわけではありません。誰にでも、そういうことが起こりえる可能性があったという話です。もちろん監督である私にもです」
「では、敗因は暑さだと」
「子供たちは自分の力を存分に発揮して頑張ってくれました。それだけです。敗けた原因とか要因なんてありません」
「9回裏、満塁策は考えなかったのですか?」
「もちろん考えました。でも、甲子園の準々決勝という大舞台で相手は泰星さん。しかもバッターは4番の木村君、5番の濱君。最高に痺れる場面ですよね。私がTVで観てたら物凄くワクワクしたと思います。そんな最高に痺れる場面だからこそ、選手たちに立ち向かわせてあげたいという気持ちの方が強くなっただけです」
「ベンチから見ていて、東藤投手はどう見えましたか?」
「予選からずっと1人でマウンドを守ってくれたピッチャーです。私には頼もしい存在にしか見えません」
「選手たちへ、何か伝えたいことはありますか?」
「私を甲子園に連れてきてくれただけでなく、3試合も監督をやらせてもらえました。最高に幸せ者です。そんな楽しい時間を与えてくれた子供たち、そしてそれを支えてくださった家族の方々には感謝の気持ちしかありません」
キャプテン平野はレギュラー陣、そして監督への感謝の気持ちを涙堪えて取材陣に話しをした。東藤は笑顔で感謝の気持ちと悔いは一つもない話をした。話を終えた三者はお立ち台から降りる。
「本田監督、ちょっと事務室まで来てもらっていいですか?」
高野連の係員からお呼びがかかった。
「監督、なんか悪いことしたんじゃないですか?」
「昨日の夜、エロ動画見てたのバレたかな?」
「なんのエロ動画見てたんですか?」
「女子大生」
平野と東藤はゲラゲラと大笑い。
「やっぱうちの監督、最高ですわ」
「くだらないこと言ってないで、キャプテン、全員バスに乗せて待っててくれ」
「わかりました」
平野と東藤が他の選手のところまで歩いていく。今井のところに取材陣が殺到していた。
「すいません、邪魔なのでどけてください」
平野は今井から取材陣を遠ざけるように、その間に立った。それでも近づいて今井の写真を撮ろうとする取材陣。
「邪魔だって言ってるだろ。いい加減にしろ」
正義感強いキャプテン平野が語尾を強める。取材陣は蜘蛛の子を散らすようにその場からいなくなる。
「キャプテン、今のYahoo!ニュースになるんじゃね?」
「関係ねぇ。誰であろうと無礼なやつは許さん。全員いるか?監督まだ来ないけど、先にバス乗って待ってるぞ。河北、すまんけど監督待っててやってくれ。監督来たら一緒にバスまで来てくれ」
「はい」
「よし、あとは行くぞ」
平野キャプテンを先頭に、札幌清陵の選手たちはバスへと歩き出す。球場の外には人だかりができていた。札幌清陵の姿が見えると、人だかりから検討を讃える拍手と声援が送られる。選手たちは胸を張り、堂々と歩いてバスへと乗り込んだ。

甲子園の関係者室から札幌清陵の本田監督と泰星の高山監督が出てきた。関係者室の前で両者は両チームの健闘を讃え合う様に握手を交わす。
「いいチームですね札幌清陵さん。子供たちがのびのびと野球を楽しんでる。本田監督がどのような指導をして、どのように選手に接しているのか、試合を観ていると、それが伝わってきますよ」
「いえ、そんな大したものではありません。私なんて、いつも子供たちから馬鹿にされてばかりです。私の方こそ、泰星さんと試合をさせてもらって、もっともっと野球を、指導を、勉強してみたいなって気持ちが強くなりました」
「今度ぜひ、和歌山の方へ遠征に来てください」
「ありがとうございます。そうしたいのはやまやまですが、なにぶん普通の公立高校なので、道外への遠征はなかなか・・・・」
「でしたら、こちらから行かせてもらっても良いですか?毎年は無理だと思いますが、2年か3年に1度くらいのペースでなら行けると思います。子供たちも北海道に遠征となると喜ぶと思いますし」
「そうしていただけるとありがたいです」
「何名か北海道の監督さんを知っているので、その方々にも声を掛けて合同練習みたいなことをやれないか、ちょっと検討して連絡します。連絡先教えていただいてもよろしいですか?」
2人はその場でお互いの連絡先を交換して握手を交わす。
「よろしくお願いします。美味しいジンギスカン用意して待っています」
「できればカニの用意もお願いします」
「今大会で優勝したら、私のポケットマネーで用意しましょう」
「そりゃ優勝しなきゃだな」
笑顔で握手を交わし別れた2人の監督。本田は急いでバスへと乗り込んだ。
その4日後、泰星高校は茨城県代表取手学院との決勝戦を制し、夏の甲子園2度目となる全国制覇を果たす。そのインタビューの中で高山監督は「北海道の知り合いが、優勝したらカニをごちそうしてくれるというのでね。こりゃなにがなんでも優勝しなきゃイカンぞと。子供たちにも、優勝してカニを食べに行くぞ!とハッパをかけて。よっぽどみんな、カニを食べたかったんだろうね」と話し取材陣を笑わせた。
札幌清陵の選手たちは準々決勝の翌日、北海道へ帰道。新千歳空港に到着すると、注目度が高かったのとベスト8まで勝ち進んだ結果から、ファンがたくさん来てるだろうと予想し、胸をワクワクさせながら飛行機を降りるが、結果は無残なことに。世の中そんなに甘くないことを知らされる。
「やっぱり、俺たちは駒苫にはなれないか・・・・」

泰星高校が優勝を決めた日の翌日、札幌清陵高校の校長室にある電話が鳴る。昼休み、校長室へと呼び出された東藤。ドアを開けると、本田監督がソファーに座っていた。校長に促され、本田監督の隣に座る東藤。何度か校長室に入ったことあるが、いつ来ても息苦しさを感じる。
「監督、甲子園でエロ動画見たのバレたんですか?」
「それなら、お前まで呼ばれんだろ」
「見たことは否定しないんですね笑」
2人に対面する形で校長がソファーに座る。
「本田先生には先に話しをしたんだけど、午前中、高野連から電話がありました。東藤君、君をU18日本代表に召集したいそうです」

東藤強兵 U-18編に続く・・・かな?笑




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