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Still life goes on

誰かに配慮しながら自分の気持ちを言葉にするって難しいね。書いては躊躇い、ツイッターの下書きに増えていくお気持ちの数々。

それをどうにか消化する方法はないかと思っていた時にnoteの存在を思い出した。

誰かに宛てるわけでも、たくさんの人に読んでほしいものでもなく、自分の気持ちの整頓的な意味で書くので読まれることは意識せず書きます。

先日、黒崎蘭丸の声優に鈴木達央の続投が決まった。

私は「よかった」とも「やだ」ともその時は言えなかった。心の中でほんのちょっとだけ「よかった」と思った。でもやっぱり手放しに喜べるほど中の人に興味がないわけじゃない。

そもそも、ほとんどの作品で降板が決まってた流れで黒崎蘭丸だけ降板しないなんてあり得ないよな〜って覚悟してたから、続投が決定したときの感情は本当に複雑だった。なにより、うたプリっていう作品にこういう前例が出来てしまったってことが、なんていうか、辛いというか苦しいというか。これ、っていうぴったりに当てはまる言葉が見つからない。なんて言ったらいいのか今でも分からない。

決して、降板してほしかったわけじゃないから、こんな複雑な思いをするくらい今回の一件はやばかったんだなと、遅効性の毒に今更苦しめられてるのが今現在。

黒崎蘭丸の声は達央じゃなきゃしっくりこないのは、続投を受け入れてる人とそうでない人が共通して分かってることだと思うんだけど、それってそれだけ達央が蘭丸に注いできたものが本物で本気で真剣だった証拠でもあるというか。
実際にライブでパフォーマンスする鈴木達央を通して見る黒崎蘭丸めちゃくちゃかっこよかったし。

続投を受け入れられない、許せない、無理、離れる、っていう人がいるのも仕方ないことなんだけど、でもね、なんていうかすごい寂しい……蘭丸を応援してきた人たちの言葉の重みを、鈴木達央には受け止めてもらいたいと思うことしか出来なかった。

Free!も、制作側が最後まで橘真琴に鈴木達央を起用することを決めてくれて無事シリーズ完結を迎えられたけど、もしかしたら別の形で続いたかもしれないFree!の未来は潰えたのかな、とは思った。例えばスタファイのライブイベントとかね。(個人的に諦めきれない夢なのでごめんなさいね)

私、達央の蘭丸続投が決まってから狂ったように「Dried up youthful fame -Version:Free-」を聴いてるんですよね。本当に狂ったように。この達央、ほんとめちゃくちゃ綺麗な声で、お手上げ降参状態。

橘真琴がきっかけで声優という存在に興味持ったからなんでしょうけど、声優さんのラジオとかイベントとかキャラソンとか、そういうのに興味を持つきっかけでもあったし、アニメオタクという世界に腰を据えるための土台の全ては、鈴木達央の声からはじまってるんだよな……

知ってると思うけど、鈴木達央ってすごくない?

橘真琴みたいな声も出せて、黒崎蘭丸みたいな声も出せてさ。その声音のまま歌まで歌えて。

わたしサーバント×サービスの長谷部豊が一番好きな鈴木達央なんだけど、七つの大罪のバンの舌出して喋ってるような声もすごい好きで。となりの怪物くんの吉田春もいい。境界の彼方の名瀬博臣もすごい良い鈴木達央だと思う。

声優としての良い方の鈴木達央が、全部、そうじゃなくなるかもしれなかった。橘真琴を最後まで演じて、黒崎蘭丸が続投したことで、どんな兆しが生まれたのかは分からない。

ただ、演じることも続けるなら、どんな形でも歌うことも辞めないでほしい。と個人的に願ってしまう。

まだ全然吐き出せてないなあ。でもこれ以上は何も言えない。感情と言葉の擦り合わせって難しいね。

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