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長い言い訳

印刷所から届いた本に、感動と絶望を同時に味わった。初めての同人誌制作はぼろぼろの出だしとなってしまいました。

とにかく全てが初めてで、慎重にことを進めていたつもりだったんですが、“つもり”では詰めが甘かった。

まず、肝心の入稿をミスってしまい、校了前の原稿で本が仕上がってることに気付いたときは動悸と絶望でしんでしまうかとおもった。

悔やんでも仕方ないので、勉強代と思ったら割とすんなり心持ちは穏やかになったので、まずは切り替えの大事さを改めて思い知りました。

急いでその日のうちに校了原稿のデータで入稿しなおして、印刷所に再注文。あとは届くのを待つだけとなり、その間に通販の準備をしたり。一から全部自分一人でやる、これが同人誌制作か……!とここでも初めての感動を覚えた。

紆余曲折あり、やっと届いたちゃんとした本を手にしたとき、ようやく達成感を覚えた気がした。

でね、何十回と推敲を繰り返して、それでも毎回見つかる誤字脱字が本当にひどくて。誤字脱字が萎えるのは私もよくわかってます。

だからこそ、何度も最後の確認をして、ちゃんと誤字も脱字もないことを確認したと思ったのに、それでもいくつかありました。

今回買ってくださったみなさん、本当に申し訳ないです。ボロクソなお叱りも承るので何卒よろしくおねがいします。

ここからは、更に自分語り強めになります。

like sleep talk


270ページ。暑さ1.5cm弱。文字数にするとえげつないですが、短いお話を集めた270ページは正直胸焼けの連続です。これから読んでくださる方も、休み休み読むことをおすすめしたいです。

なぜ、初めての同人誌が、短編集とはいえ270ページのものになったかというと、最初は世界に一冊だけ、自分のためだけの本にするつもりで、これまでの記録も兼ねて創作活動の区切りにするつもりでした。

でも、色んな気持ちの変化があって、こうして結果的に人の手に渡るに至って、結局私は休みながらでも文字を書き続けるのだろうな、と改めて痛感した。

紙媒体になった自分の文章を読みながらじわじわと感動を噛み締めていると、水を差すように現れる誤字脱字に萎えながら消えたくなりつつ、それでも私は自分の書くお話が割と好きで、多分誰よりも自分の作品のファンだと思った。二次創作のくせになに言ってんだよって話ですけど。

あとね、270ページもあるのにサンプルも2枚しかあげなかったこととか、ほんと正直舐めてんのかって、完売してから思いました。本当に。表紙も画素数荒くなっちゃってたり。なにより誤字脱字、これは一生の課題です。

叩けば出てくる埃のような反省点の多さに、それでも心を折られずにいられたのは“好き”という気持ちの図々しさからくるものかもしれない。今回浮き彫りになった反省点は、次回の課題にします。

なので、また機会があれば、興味のある方はどうぞお付き合いください。

今回お手に取ってくださった方、本当に本当にありがとうございます。ほんの少しでも、退屈を凌ぐ手段になれたら幸いです。

って、二次創作のくせになにを偉そうに。

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