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「働く」ってなんだ?という話

読んだ本「なぜ僕らは働くのか?〜君が幸せになるために考えてほしい大切なこと〜」
監修:池上彰

店頭で見た時今自分が読むべきはこれだ!と思い手に取りました。この本は現代の中学生や高校生向けに作られたと共に、大人でも楽しんで読める内容になっていると書かれていました。

働くということを考えるのにとても良い時期でもあったので、つい買ってしまいました。中身は漫画になっていてとても読みやすかったです。この本とはもっと早く出会いたかったですね。とてもおすすめです。

働くって何?仕事って何?

本書を読んで思ったことは自分は「働く」ことについてちゃんと向き合えていなかったということです・・・まあ今年新卒なので当たり前なんですけど。

僕は働くということは「問題解決」と思って仕事を今までしてきました。僕のする仕事は問題解決をすることだと思っていましたが、それはどの仕事でも当てはまることで僕の仕事だけではありませんでした。

本を読み終わってからは問題を解決することは当たり前で、どんな仕事も誰かの役に立っているということがわかりました。

そしてお金の理解も読む前の自分とは少し違っていました。僕はお金というのは自分が誰かに与えた価値=お金という認識でずっと仕事をしていました。

なんせ僕の仕事は依頼を受けて報酬をもらう仕事だからですが、本の中ではもっと良い説明がされていました。「お金=ありがとうの気持ち」と本書では訳されていてとてもその言葉がしっくりきました。

仕事=「誰かにありがとうをもらうため」と翻訳すると働くということの本質が見えてくる気がしました。

仕事をどう捉えるか?で見え方が変わる

もう一つ面白かったのは仕事の捉え方、考え方でその仕事のやりがい、幸福度に繋がるということですね。本書ではある仕事で例えられていたのですが、3人いる労働者の中で全ての人が思っていることが違いました。

1人は「仕事が嫌そうにはたらいている人」、1人は「お金のため(利己的)にはたらいている人」、最後の1人は「その仕事に利他的なやりがいを感じている人」。

1番最後の人はなんのために働いているか?という問いに対して答えれる人でした。仕事に目的を持つことで仕事に幸福感を感じて働けるそうです。

本書の話とはそれるんですが、。自分は1ヶ月前に最近引っ越したんです。でも実はその土地に一度だけ来たことがあることに気づきました。

今住んでいる場所には、学生の頃に一度演劇を見るために来ていたのです。その時降りた駅から劇場までの道を僕は気づく前に何度も通っています。でも何故それに気づかなかったのか。

それはおそらく駅から見た景色と住んでから歩いてその駅周辺に来た時の景色の見え方が違っていたからだと思います。

長ったらしく話ましたが、「視点が変わると見え方も変わる」というのは本当で今取り組んでいる仕事も見方を変えると違う価値に気がつくかもしれません。

この本はおすすめです・・・一生使えます・・・

少しだけ本の内容をぼかしながら伝えましたが、この本は仕事の本質、働くということ、好きなことを仕事にすることについてなど、濃密な内容でそれでいてわかりやすく書かれています。

子供が見ても大人が見てもためになることが書かれており、なおかつ10年後、20年後でも見返せば使える情報ばかり・・・自分も子供が出来たら読ませたいと思っています。

この本を読んで「働く」について深く考えさせられました。また必要な時があれば付箋だらけのこの本を取り出して見返したいと思います。


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