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理想の保育と現実と…

誰しも理想と現実のハザマというのは、悩むところなのではないでしょうか。特に私の業界は保育、福祉、といった対人のお仕事が主です。

特に福祉業界に関わっている支援側の方で私の知っている方は、優しい方が多く、相談を親身になって聞き、自分のできる最大限のサポートをする、全力で支援にあたる方が多く、支援を受ける利用者さんや子どもたち、そのご家族といった方々もとても前向きで明るく話しやすく、素敵なご家族が多いなぁと感じます。

そんな人たちだからこそ、できることはやりたい。
と思って支援に熱が入る支援員が増えることには納得、そして私もその一人だと思います。

幼稚園で勤務していたころは、元々あった園で根付いた保育があったので、理想とする保育と現実できる保育には大きな差があり、よく仕事終わりに同期と食事をしながら愚痴を言ったものでした。笑

と同時に「こんなことできたらいいよね~」「もっとこうできたらいいよね~」という理想上での保育の話もたくさんしてきました。そんな会話をしているときは、なんだか想像するだけでキラキラして楽しそうで、想像だけで何杯でもご飯が食べられる気分でした笑(それが今日の児童発達支援施設設立の一歩となっています)。

そう、そして理想を現実とすべく、従来は「保育園」を立ち上げようと思っていたのですが、現在の法律の関係や金銭的な問題(これがなんたって1番の問題!)を鑑み、〈児童発達支援施設〉設立に向けて進み始めました!


楽しいです、今。
この理想が現実になり着実に一歩ずつ形になり、進んでいます。

施設の設立はまだですが、会社として支援やサービスの提供をし、実際にフィードバックをいただきサービスを改善、実際に提供、フィードバック、といった形で「私たちのやりたいこととできること」と「実際の欲しいサービス」のバランスを図りながら、日々取り組んでおります。

そうするとこんな思考が出てくるのです。

「もっとできるんじゃないか?」

自己実現をするとどうしても、「もっともっと!!」と自分の中から声が聞こえてくるのです。

元々は「理想とする保育」というちょっとモヤっとした大きなものに向かって闇雲に進んでいる感覚でしたが、近づいてみると輪郭が見え、ちょこっと細部が見えたりして毎日「おぉ!こんなのもあったのか!」と発見、「じゃあこんなアプローチも良いのでは?」とソリューションを発案、と時間が許す限りこの作業を続けています(いました?)。笑

どんどん出てきます、それはハード面でもソフト面でも。


そして気づいたんですよね、

これ、終わりなくない?って。笑


理想とする保育があります、
それはあくまでも保育士(支援者)側の話であって、出し始めたらきりがないけどこればっかりは受け手(子どもやご家族)があってこそのこと。

必要とされなかったら支援側がどんなにいいサービスだって言ったって、「いらない」し「売れない」。

それはサービスや物販でもそうだし、”保育”という目に見えない関りでも起こる。

保育士が信じる絶対に良い保育!と言っても保育士それぞれだし、受け手が「いやだ」とか「無理だ」とか思ってしまえば、それは「押し売り」に過ぎない。(なのにそれに気づかず不満をいったりする、昔の私はそうだった。「~さんに発達検査進めたのに全然行ってないみたい、絶対行った方がいいのにね!」みたいな)


主人公は当事者、あくまでも私たちは”支援者”。
どうしても熱がはいると、当事者の気持ちを支援者が追い越していく時があります。

保育者の理想とする保育のその先が、その当事者の方々の理想とリンクしているのか、リンクしたところが”現実”としての落としどころであり、個別支援計画であり、目標であり、約束であると思います。



当たり前のことを当たり前に書きましたが、この確認が今必要だったということで。笑
確認作業に付き合ってくださり、読んでいただきありがとうございます!w
株式会社Irohakidsとしてのサービスたちが、「押し売り」にならず、ちょうどいい落としどころのサービスとして世に出ていけるよう、本当の意味で気持ちに寄り添うことを心がけ、本日も保育に行ってきます…♡


駆け出し企業にご支援お待ちしております!!