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高校生向けの場づくり事業を始めます!

広川町は大きく3つの地区に別れます。

呼び名は非常に簡単。
上から順番に上広川・中広川・下広川です。
上に行けば行くほど山に近くなります。
町として一番ものが揃っているのは下広川かと思いきや、実は中広川なんです。これまた不思議。

小学校もこのまま3つに別れます。
そして、この3つの小学校が一つの中学校に集結したものが、広川中学校です。
広川町内には広川中学校の一つしか中学校がありません。
稀に、近隣の私立中学校へ進学する生徒さんもいます。

じゃあ、高校は広川高校??
実は、広川町には高校がありません。

よって、広川町に住む中学生にとって高校へ進学することは「これまでの仲間たちとばらばらになる」ことを意味します。

高校生になると、ほとんどの中学生は隣町の八女市、筑後市、久留米市の高校へ進学します。
中学受験はまだ一般的ではないため、広川町に住んでいる中学生はこのタイミングで初めて、大きな決断を自分で強いられることになります。

高校になると、これまで仲の良かった友達とは疎遠になることが多いです。

それでも、

「この町に関わり続けたい」
「今までの友達とゆるくても繋がれる場所が欲しい」

そんな高校生の想いを叶えるために、「高校生広川部」を結成することにしました。

参加条件は、

「なにかしたい」という気持ちがあること

これだけです。
大人が高校生に
「こうなってほしい」
「町のためにこんなことをやってほしい」
を押し付けるつもりも全くありませんし、僕から何かを強制することもありません。

irodori Study Labの事業としてやりますが、この活動では月謝も何もいただきません。
週に一度、まずは高校生が学校帰りにふらっと遊びにくる。

新しい友達を連れてきたり、テスト前の勉強をしたり、ただひたすらお話ししたり、何をしてもいい時間にします。

ただ、「なにかしたい」という気持ちだけは持ってきて欲しいと思っています。
その「何か」はなんでもいいです。
そこにいる仲間に話してみる。ただ自分でひたすら悶々と考えてみる。

自分のやり方でその場に関わってください。

サポートが必要な時だけ、サポートします。

じゃあなんでわざわざ僕がこれを始めるのか?

「自分と向き合う時間をつくり、社会とつながっていることを感じてほしい」からです。

高校から大学、社会人と、今の日本では、「自分とじっくり向き合い、将来について考える時間がかなり少ない」と感じています。

年内は興味のある生徒さんたちを集めて、実際には来年の1月から週に1度、場所を開放させたいと思っています。興味のありそうな生徒さんを知っている方は教えていただけると嬉しいです。

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