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太陽にほえろ!に溺れる

ちょっと前に「太陽にほえろ!」の山さん@露口茂氏にすっ転んでからズブズブと沼にハマりこんで
とうとうこんなものを買ってしまいました…

山さん殉職直後に発売された幻の写真集の復刻版


ひゃーーっ!なんか久しぶりに「推し」が出来た感じがする(笑)。
最近こういうのご無沙汰だったからなあ〜。

全撮り下ろしのスペシャル写真集だそうで、たっぷり山さんを堪能出来ます。
表紙の眼が「取り調べ中の山さん」でウキャウキャ言ってしまう〜
(白眼部分が血走ってるのね!)。

顔の凹凸がハッキリしてるから横顔が美しい〜


うう〜素敵だあ〜!
夜な夜な写真集を広げてニヤニヤする日々…うふふ。

写真だけではなく、後半に掲載されてる共演者やスタッフが語る露口氏の素顔も読み応えあり

1995年のアニメ「耳をすませば」の声優出演を最後に表舞台から姿を消した露口さん。
現在御歳91歳だそうですが、数年前に女性週刊誌がお元気な姿をチラッと捉えた程度でその実像は謎に包まれているようです。

昔からマスコミやインタビューを嫌い、プライベートを全く明かさなかった職人気質の俳優さんで、多くを語らずミステリアスな方。
なのでこの写真集に載ってる共演者の証言が読めて嬉しい。買って良かった!( ´∀`)



時は1980年代。小学生の私は多分に漏れず石原プロの洗礼を受けたキッズで、毎週「西部警察」と「太陽にほえろ!」は欠かさず観ていました。
当時は若くてカッコイイ刑事さんに夢中で

ボギー・ジプシー・ドック・ラガー
みんな若くてカッコイイ!

特に「太陽にほえろ!」ではボギーの大ファン。花園神社で刺殺される殉職回に本気で涙流した世代です…(純情)。

なので、当時の私はまだ子供だから「もじゃもじゃ頭(失礼!)でボソボソ喋るオジサン」という認識の山さん、何が良いのかサッパリわからなかった。

もじゃもじゃ頭ではなく天パという噂も?

そんな「あんまりパッとしない山さん」に何故今更どハマりしてしまったのか?。
きっかけは4月に偶然みたTwitterの露口茂生誕祭のこの動画でした。


きゃああああーーっ!!( ゚д゚)!
なんて渋いオジサマなんだろう!!

知らなかった、こんなに大人の男の魅力を搭載したカッコイイ役者さんだったなんて…。
フッと緩む口元、憂いの漂う横顔に胸キュンしてそこからは沼へ一直線〜。


そして先日、図書館で太陽にほえろ!のプロデューサーが書いた本を借りて読んでたら、こんなことが書いてあって「マジか!まんまとやられた〜っ!!」と地団駄(笑)

そして、もっともテレビ視聴者として重要な三十代、四十代の女性をテレビの前に釘付けにするために選んだのが露口茂氏であった。露口氏はこの役目を充分に果たしてくれた。
(中略)
露口氏が作りあげてくれた「山さん像」は、三十代、四十代の主婦からはまさに理想の男性像として受け入れられた。山さんと彼の奥さんとの「愛」に満ちた夫婦生活、刑事としての際立った推理力などは視聴者の喝采を博した。これも露口氏の計算しつくされた演技力のたまものだった。

「太陽にほえろ!伝説」岡田晋吉・著

テレビ業界で言われるF2層(視聴率の鍵を握る中年主婦層)に向けて綿密にキャラ設定された山さん。
そのターゲット年齢に私が達したことで、まんまと山さん沼に落ちたってことよ〜。
三つ子の魂百まで、石原プロの洗脳も手伝って太陽にほえろ!にもまたハマり。
ううう〜、放送終了してからもう40年近いというのに当時の制作陣の戦略にしてやられるなんて…なんか悔しい!!。
でも、ありがとう!!。
感謝してしまうぐらい山さん@露口茂氏は落ち着いた大人の男の魅力溢れる素敵なキャラなのね!

いつまでも印象に残る澄んだ眼差し
その反面、偽りを見逃さない眼光の鋭さ
憂いを纏う背中
タバコ1本で感情を語る燻し銀
たま〜にちょっとだけコメディーチック
女性心をくすぐる薄幸さ加減(寡夫設定)

よくぞここまで女ゴコロが白旗あげるにキャラを作り出したものだと…。


喫煙姿がサマになる@名作「鶴が飛んだ日」より シャブ中にされた殿下と一緒に離脱症状を乗り越えた山さんが翌朝ホッとしながら一服する名シーン
初期の山さん、短髪時代もカッコイイ〜


あまりにも好きが捗って久しぶりに推し画まで描いちゃいましたよ。

(服が雑いのは許して…)


あまり大きな声では言えないサイトで太陽にほえろ!をずっと鑑賞しているんですが(汗)
放送開始がちょうど50年前!。半世紀もたっているので、東京の街の雰囲気やファッション・文化・習慣の違いや変遷を感じられていろいろ衝撃も受けています。
東京ってこの頃はまだ汚い街だったんだなあ、ゴミだらけだし塀は張り紙だらけだし、路上駐車だらけで危険極まりない。
意外とファッションやメイクが今と同じなところあってビックリしたり、若者の焦燥感は昔から変わらないんだなあと感じたり。
ちょっとしたタイムトラベルを疑似体験できたりします。

それからドラマを観てると子供の頃は全くアンテナに引っかからなかったキャラが、大人になった今改めてみると凄く魅力的なんだと再発見。

たとえば殿下@小野寺昭氏は王子様みたいでメチャクチャ素敵だと気づいたり
「えーっ!?ジーパンってこんなに可愛いキャラだったの?」と母性本能くすぐられ

抜群のスタイル、運動神経、ワイルドさ、存在感、なのにお茶目さん(ギャップ萌え)…
伝説のスター・松田優作は新人時代から規格外だったんだなあと感じましたね。
ジーパン登場回のラブリーさにハートを撃ち抜かれたって!ぐぬ〜。

衣装も細かいところでいろいろ発見があって

ジーパンのジーパン(?)の社会の窓がチャックではなくボタンになってる〜!。
数年前に松田優作モデルとして復刻販売されたデニムがコレだったような…?。
ときめきトゥナイトの真壁くん並みに足が長い松田優作だから履きこなせるデザイン♡。
カッコイイなあ〜。
そして山さんネクタイの柄が派手(笑)。

そのうちマカロニの魅力に気づき始めて、カッコ悪ささえもカッコイイ雰囲気に出来るショーケンの唯一無二に感嘆!。
久しぶりに「傷だらけの天使」が観たいなあ〜!
そう言えば記念すべき太陽にほえろ!第1話のゲストが水谷豊氏で、今の右京さんからは想像出来ないぐらい尖った若者のヒリヒリ感が胸に滲みて「青春の殺人者」もまた
観たいなあ〜!

と、芋づる式萌えをまた呼んでしまいそうな太陽にほえろ!に溺れる日々です…。

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