子供とキャリアについて考えた

ヒントになれば

私が高校生だった時、親が進路も就職先も勝手に青写真を描いてた。
私には、本当はなりたいものがあったけど、その時には具体的にどうしたらいいかわからなかったから結局手を出せないままになった。
だから、胸を張ってキャリアを語るなんてできないと思っていた。

でも今、子供を見ていて、自分で情報収集するといってもピンと来ないんだなと感じる。
私自身も振り返ると、視点も乏しかった。
きっと、もっといろんなことを周りの人に聞けばよかったんだと思う。

そこで、若い時に聞いておけばよかったなと思っていたことを息子に話してみることにした。

過去に学ぶ

具体的に何をしたか?というと、「ファミリーヒストリー」を語った。
カレンダーほどの大きな紙に、10年ごとに線を引いて年表を作りながら。

今2020年、息子は17才。生まれたのは2003年。では父母が生まれたのは・・・祖父母が生まれたのは・・・と遡って。

終戦はいつだった?オイルショックっていつ?バブルっていつ頃?
祖父母が18歳の頃何をしていたか、その後どんな仕事をしてどんな成果を出したのか。
時代の追い風や逆風はなんだったんだろう?
家族が増えて、その後、叔父叔母たちはどんな仕事を選んだのか?

私たち父母はどんな時代に育ち、18歳の頃どんな選択をしたのか?
それが今にどうつながっているか?同世代の友人は何をしている?
良かったこと、後悔が残ることを洗いざらい話した。

疑問に答えたり、何人も紹介するのに、2時間くらい要したかも・・・
でも息子は、

「あー、おじいちゃんが生きてるうちに聞いとけばよかったなー。小学生の僕にはわからなかったかもしれないけど。いまのうちに直接話が聞けるのは・・・。おばあちゃんに今度会ったら疑問に思ったこと聞いてみよう。」と言った。

トリガー

この話のきっかけになったのは、

息子が「キャリアって実績のことでしょ?」と聞いてきて、

私は「うん、それだけじゃなくて、私は生き様そのものだと思うよ」と返したことに始まる。

自分で将来を考えろって言われても、そんなに苦難もなく育ってきた17才にとって、「夢」とか言われてもピンと来なかったらしい。

未来なんて誰にも分らないし、数年後どうなってるかだって予測は難しい。考えても、調べても、すぐに答えが見つかるものでもない。
でも、今回の話を聞いて、後からノートにメモしていた。

・時代には波がある
・これからは複数のスキルを持ち、太くしたり細くしたりして乗り切る
・細くてもいいから切らさず続ける
・点がいつか線になるかも

前向きに考えてくれて、ありがとうね。


参考にしたのはワーママはるさんのvoicy

書籍「世代論の教科書」

NRI「未来年表」

もうあと1年で高校を卒業する息子に、私なら何ができるか考えてみた、というお話でした。



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