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存在次元の階層・アストラル編

私は、自分がサードアイで見たものを、地上で形にするのが好きです。
見えないものを形にして体現する事を、芸術的自己表現として楽しんでいます。サードアイで見たものを絵にしたり、文章にしたりしますが、最近はもっぱらドールを作って体現するのが好きです。

名前は便宜

私は、自分の「上の人」に名前を付けて、今接続している次元を把握しています。
名前は、いつもその次元の自分の性質を表す名前を探して付けています。
「上の人」に名前を付ける際は、なるべく過去生とは関係ない名前を付けています。「今の自分の元型」である事が重要なのです。

そもそも、自分の「上の人」や「ハイヤーセルフ」に名前はありません。
が、あった方が、地上の私が5次元以上の自分を把握しやすくなります。
名前を付けるという行為は、魔術的な行為でもあります。先ほど書いたようにアストラル体を認識しやすくなり、地上から5次元に働きかけようとする時に、知性での理解が容易になります。

例えば、今まで自分の上の人に、過去生に関連する名前を付けていたとしたら、それはまだ過去を癒しきれていないという証拠かもしれない、という判断が出来、自分の無意識層からトラウマや悪習慣を取り払えるようになります。解消されれば上の人も変容し、過去の名前にも違和感を覚えてきます。上の人に、本来の性質そのものの名前を付けられるようになったら、「癒し」が完了した、と判断する事も出来るようになります。

ここで勘違いしてほしくないのは、「上の人」に名前を付ける事で、「上の人」を地上の自分の意のままに操れるわけではないという事です。
私がここで付けている「名前」は、黒魔術でいう所の「真名」ではありません。
「魔術」というと自分より高次の存在(地上から見れば死んだ人の念が漂う4次元の幽界でさえ高次です)を召喚して、地上の自分の意のままに動かす事を想像する人がいるかと思いますが、これはそういう話とは全く無関係です。「地上から高次の存在に繋がり、そのエネルギーを操る」という黒魔術的な概念は捨ててください。
そもそも私自身は、そのような黒魔術的な方法で自分の神格と繋がっているわけではありません。高次から低次まで、全ての次元に居る私と、その真ん中の階層にいる地上の私は、対等な関係で在る必要があります。
「召喚し、操る」という方法は、どちらかが主になり、どちらかが従になる「主従」の関係です。これは正しい在り方ではありません。

存在階層

ここでは、人の存在階層を簡単に箇条書きします。

◆土の次元・アッシャー(物質界)
1次元・元素の世界(肉体・エーテル体)
2次元・鉱物の世界(肉体・エーテル体)
3次元・物質界(肉体・エーテル体)

◆水の次元・イエッツィラー(形成界)
4次元・幽界(中間生・アストラル体)
5次元・アストラル界(元型・アストラル体・集合無意識)
ーーーー《ファサードバリア》ーーーーー
◆風の次元・ベリアー(創造界)
6次元・コーザル界(アカシックレコード・コーザル体・インナーチャイルド・救世主体・ハイヤーセルフ)

◆火の次元・アツィルト(流出界)
7次元・モナド界(高次体・高次のハイヤーセルフ・アートマン)
8~9次元・エレメント(高次体)
10次元・神格(神性体・神の自我)
11次元・大天使の元型(宇宙・聖霊)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12次元・根源(創造主)

ここに書いた階層の区分は、ひとつのスクールで学んだものではなく、複数のスクールや文献で独学したものを参考に、私が実際に次元上昇して体験した感覚と照合しつつ、一覧にまとめたものです。
同じ次元の事を、もっと詳細に、細かく分類して教えている所もありますが、こういうのは、簡単に把握できなければあまり意味がない、と私は思っています。

一覧を見て頂ければ判る通り、アストラル界はとても地上に近い次元にあります。「存在」の全体像を俯瞰して見てみると、アストラル界はとても「高次」とは言えません。
一覧では、箇条書きにする都合上、それぞれの次元の間に行間を開けて区切って書いていますが、実際の次元は重なり合って繋がっています。
3次元は4次元と重なって繋がり、
6次元は7次元と重なって存在しています。
大抵の人は、水の次元である形成界(幽界~アストラル界)を彷徨っています。通常の意識次元で到達できるのはここまでです。

5次元のアストラル界と、6次元のコーザル界の間に存在する「ファサードバリア」というのが気になりませんか?
これは、「本物の神性から離れた所にある誤った信念、偽りの神性」です。
5次元にはよく、「高次の存在のフリをした低次元の存在がいる」と言われます。これがそのファサードバリアの部分です。このバリアは、5次元の最上層、5次元と6次元の境界線上にあります。
このバリアに引っかかり、そこが最高次だと思い込んで、それ以上「本当の高次」へ進めない人が沢山います。

水の次元・5~4次元・幽界、アストラル界

まず、私達の身近な次元から見てみましょう。
地上の3次元から、高次への次元上昇を試みようとする人たちが、まず訪れるのが4次元、幽界です。
そこは、「死者の世界」とも言えます。「3次元の私」がそのままの姿で存在する場所です。次の転生をする為に準備をし、待機をする「中間生」と呼ばれる場所でもあります。
私のハイヤーセルフは、この「中間生」の場所で、地球に転生する魂たちを援助する仕事をしています。

この記事では、5次元の事を中心にお話します。

5次元に存在するアストラルボディはサトルボディ(微細身)とも言われます。
肉体のすぐ上、4次元のすぐ上にある階層です。
あるいは、「肉体を覆う大きなオーラの層」と表現される事もあります。表現方法が違うだけで同じものです。
このオーラの層は、魂が肉体に宿っているから存在しています。魂が抜けた肉体には、このオーラの層はありません。

ここは、私が普段5次元と呼んでいる層です。
5次元=アストラル界。集合無意識層とも呼ばれます。

この次元で見える「もうひとりの私」は、「今ここに居る地上の私」を形作っている「元型」「私個人のアーキタイプ」です。私が「上の人」と呼んでいるのはこの「元型」の事です。

この元型には、男性性と女性性があります。5次元は「二元分離」の世界です。ひとりの人間の側面が、二つに分かれて見えています。
私は「内なる男性性と女性性」と呼んでいます。
地上に転生する際、女性として生まれる場合は女性性が元型として強く働き、地上では女性の元型を体現しようとし、男性性が陰でその補佐に回ります。男性として生まれる場合はその逆になります。

たまに、この役割が逆転している人もいます。女性の体で男性の心を持っている人、あるいは男性の身体で女性の心を持っている人がそうです。
そのような人は、サードアイが開いていない、あるいは精神世界を理解・認識していない人が多いのではないかと推察します。サードアイや直観で「もう一つの性」を認識できない為、肉体とは逆の「もう一つの性」を地上で強く認識する必要があり、肉体とは逆の性を地上ではっきりと体現する事で、自分の中にある「もう一つの性」を理解し受容しようとする作用が働きます。そのようにして自己存在の内側で男性性と女性性の人間的なバランスを取り、魂は精神の均衡を保とうとします。
それは、地上で5次元を認識できない状態でも、何とかしてこの地上で「人間らしく」生きようとしている証拠でもあります。

そして私は、サードアイが開いている人の中で「自分には男性性がない」「女性性しかない」、あるいは「女性性がない」「自分には男性性しかない」という人にも遭遇してきましたが、それは「自己探求」が進んでいない為に、自分の元型を正しく認識できていない状態です。
5次元は二元分離の世界ですので、「半分しかない」という錯覚に陥りがちです。肉体の性の役割にこだわり過ぎている人にも、この傾向が見られます。

ですが、リーディングで「聖母」の性質だと言われた私にも、ちゃんと男性性が存在しています。

地上の肉体の性別とは関係なく、この次元の男性性と女性性を等しく認識し、受け入れ、男性性も女性性も均等に体現していくことが重要です。
そうしなければ、「人間」としてのアイデンティティが歪み、肉体を理性でコントロールできず、動物的な繁殖行動を繰り返す生き方しか出来ない生き物になってしまいます。
それでは、わざわざ地球に「人間」として転生した意味がありません。

アストラル界に存在するこの「元型」には、過去生の経験が反映されています。
今の自分にプラスに働く過去生の経験もあれば、マイナスに働く過去生の経験も併せ持っています。これらの経験は淘汰していかなければなりません。これらは放っておいて勝手に淘汰されるものではありません。地上の三次元の物質界に居る「今の私」が意識的に働きかけて、初めて「過去生の経験」が地上で生きる今の自分に生かされます。
要らないものは捨て、必要なものだけを携えて生きる。そういう事です。

なので、私もアストラル界に繋がった初期の頃は、この次元の「もうひとりの私」が抱えている問題、トラウマ、過去の負の因縁(カルマ)を解消する事、ブロックや制限を解除する事だけに集中的に向き合ってきました。

いま、スピリチュアル業界でヒーラーやセラピストをなさっている方々は、五次元のアストラル体が抱える問題を解消するために働いています。
そうでなければ、地上の三次元の生活を良くする為、一時の癒しが欲しい為だけに働いてるのかもしれませんが、それは各々のヒーラーさん達の意識や認識のレベルによって、提供内容に差が出てくるのだろうと思います。

何故、ヒーラーさん達がこの次元を癒さなければならないかというと、
このアストラル体の「元型」をしっかりとクリアにして、陰りのない状態にしておかなければ、地上における性格や人格、人生設計に障害を起こすようになります。
同時に、見えない次元ではハイヤーセルフや神格が存在する次元まで上昇する事ができなくなるのです。

龍神と聖杯・クンダリニーの原則

地上の私を形作る元型である「内なる男性性と女性性」は、時に「龍神と聖杯」に例えられます。
龍神は、人の魂が持つ男性性エネルギーを神格化したもの、
聖杯は、人の魂が持つ女性性エネルギーを神格化したものです。

この「龍神」のエネルギーを「聖杯」に満たして上昇する方法を「クンダリニー上昇」といいます。
この方法は、ひとりの人間の存在次元の中で、自分の男性性(龍神)と自分の女性性(聖杯)を結合させて起こるエネルギーを利用して上昇するものです。

なので、クンダリニーは他者とカップルになって行うものではありません。

10年前は他者とカップルになって上昇しようとする間違ったクンダリニー上昇を実践するヒーラーをよく見かけました。現状は知りませんが、この間違った方法を実践すると無意識層に傷を負い、トラウマやブロックを生み出します。絶対に自分以外の他者と組んでクンダリニーを実践しないでください。

クンダリニーは、たった一人で、自分の中の男性性と女性性を結合・統合させる事です。

他にも、アストラル次元では様々な姿の存在を見かけます。
妖精、妖怪、天使の姿をしたもの、動物の姿をしたものなど、
それらは、全て人の存在の一部分、性質の一部が具現化されたものです。

ただ、アストラル次元は集合無意識層と繋がっている為、自分の存在の一部だけが見えるわけではありません。他者との因縁やカルマが現れるのもこの次元です。過去生で一緒だった人とも、そこでは出会う事があります。それらの縁を一つずつ紐解いて問題を解消していくことも必要になってきます。

自分自身の過去生の経験の淘汰。
自分と他者との関わりで生じた負のカルマの解消。
5次元のアストラル界に繋がったら、やらなければいけない事は主にこの二つです。

手放しと上昇

アストラル界の中には、数えきれないほどの階層があります。
地球の場合は、この5次元の中にある階層が他の星よりも格段に多く、高い次元から低い次元までの「ふり幅」が大きいのが特徴です。その為、5次元には悪魔のような存在から、神のように見える存在まで、ありとあらゆる意識レベルの「私」が存在しています。

大抵の人は、このアストラル界の中で上がったり下がったりを繰り返し、他者の存在と関わりを持ち、このアストラル界(集合無意識層)の中に存在するソウルグループのどれかに所属しています。
意識上昇を志している人達は、このアストラル界の中で何とか上昇しようと四苦八苦しています。

ですが、このアストラル界の中だけで上昇にこだわり続けていると、その先にある「高次体」「真の自我」「ハイヤーセルフ」や「自己の神格」には辿り着けません。

自分自身のハイヤーセルフや神格の次元まで上昇し、合一を果たす為には、一度このアストラルの次元を「捨てなければなりません」。
アストラル次元で解消するものを全て解消し終えたら、それらを全部「手放す」のです。
アストラル界で得たコネクション、アストラル次元の自分、集合無意識で繋がった他者との関わり、その全てを捨て去り、全ての未練を断ち切って、更に上昇する意志を示さない限り、自身の神格には辿り着けません。

6次元以上のお話は、新たに記事を立ててお話します。

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