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存在次元の階層・アートマン編

ここでもう一度、前回の記事の一覧を再掲しましょう。

◆土の次元・アッシャー(物質界)
1次元・元素の世界(肉体・エーテル体)
2次元・鉱物の世界(肉体・エーテル体)
3次元・物質界(肉体・エーテル体)

◆水の次元・イエッツィラー(形成界)
4次元・幽界(中間生・アストラル体)
5次元・アストラル界(元型・アストラル体・集合無意識)
ーーーー《ファサードバリア》ーーーーー
◆風の次元・ベリアー(創造界)
6次元・コーザル界(アカシックレコード・コーザル体・インナーチャイルド・救世主体・ハイヤーセルフ)

◆火の次元・アツィルト(流出界)
7次元・モナド界(高次体・高次のハイヤーセルフ・アートマン)
8~9次元・エレメント(高次体)
10次元・神格(神性体・神の自我)
11次元・大天使の元型(宇宙・聖霊)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12次元・根源(創造主)

5次元(アストラル体)以上の「私」は、大きく二つに分類できます。
5次元のすぐ上にあるコーザル体(インナーチャイルド・守護天使)と、
そのコーザル体の更に上にある高次体(ハイヤーセルフ・神格)です。

正確には、インナーチャイルド→守護天使→ハイヤーセルフ→神格の順に次元が高くなります。

風の次元・6~7次元・コーザル体・救世主体

コーザル体は、高次体の基礎になる部分です。ここは基本的にインナーチャイルドの次元であり、魂が経験してきた過去生の叡智の保管場所です。
コーザル界は、私の分類では6次元に相当します。

ここでいうインナーチャイルドとは、今生の幼少期を経て形成された自我の事ではありません。人の魂が肉体に宿る以前の、魂が本来持っている純粋性、純粋な魂の欲求、つまり「ハイヤーセルフの純粋な一部分」です。私の場合、この次元のインナーチャイルドは、ハイヤーセルフを幼くした美しい子供のように見えます。

コーザルは魂の記憶の貯蔵庫です。5次元(アストラル界)を越えなければ、「本物の過去生」は見えません。
そして、その「過去生」を越えて先へ進まなければ、「真のハイヤーセルフ」には出会えません。

コーザル体のすぐ上にあるのが高次体です。
高次体は、いくつかの次元に分かれています。
その高次体の中で、一番下次元に相当するのが救世主体(守護天使)です。
救世主体は「私の存在の中にある最高次の守護天使」です。
私には、この次元は「最高次の天使」の姿で見えます。「天使の九階級」に当てはめると「熾天使」のレベルに相当します。
この救世主体は、私の中のあらゆる次元に存在する、下層の守護天使達を統括し、天使達に指示を与えて地上の私を守っています。

ここでいう「守護天使」とは、高次体のハイヤーセルフの次元と、5次元以下の私との中継役として存在している「自己存在の一部」です。この守護天使は自己の存在階層の中を、高い所から低い所まで、行ったり来たりして働いています。
高次のハイヤーセルフからのメッセージの伝達役、ハイヤーセルフの代理人、時に私を励まし、勇気づけて手を引いてくれる。。私の存在の中にある、絶対に私を裏切らない「私専属の守護天使」です。
この「守護天使」は、地上の私からは肉体の性とは反対の性である、男性の姿で見えますが、女性の姿で現れる事もあります。
地上の私が5次元でこの救世主体のエネルギーを纏う時、高次の守護天使である救世主体の女性形の姿となります。

火の次元・7~12次元・高次体

その救世主体のすぐ上に存在するのがハイヤーセルフです。
ここは「真我」「アートマン」などと呼ばれる次元です。宗教や教義によって呼び方は色々あるようですが、意味する所は同じです。生命の樹に当てはめるとティファレトのセフィラに該当します。私の魂の核に当たる部分です。

更にその上に神格があります。
この次元は、ハイヤーセルフを更に神聖化したものです。
地上では、普遍的に普及している神話の登場人物になぞらえて見えたりします。私の神格である「ニニアン」も、一般的な神話や伝説の登場人物の名前ですが、これはある意味、「たとえ」でしかありません。
ここは、私自身の神格が持つ性質を一番よく表している「神」や「女神」の名前や姿で表現されています。

更にその上には、「大天使の元型」の次元があります。
この宇宙に普遍的に存在している「高次意識のアーキタイプ」です。
正しくヒーリングを行っている人は、この「高次意識の元型」の次元からエネルギーを降ろしているはずです。
私の場合、この高次意識の次元においては、「大天使ラファエル」の性質が強いです。
ここには「愛」しかありません。一度辿り着いたら、もう地上には戻りたくないと思うくらい、愛だけが存在する心地よい場所です。

この高次のハイヤーセルフから「高次意識の元型」に至る「高次体」の部分を指して「I am(私は在る)」といいます。
「私」として認識できるのはこの次元までです。

その上が「無」です。
ここは全ての根源、分化する前の私、創造の源、根源です。
ここには、人格や「個」としての「私」は在りません。

転生のメカニズム

この6次元のコーザル体から上の次元の高次体(インナーチャイルド、守護天使、ハイヤーセルフ、神格)の部分は、肉体が朽ちて無くなっても消滅しません。魂と肉体の接続が途切れ、肉体から魂が離れてからはじめて、人の身体は腐食し始めます。地上の肉体が死ぬというのは、地上への降下を終了したというだけの話です。

生命の樹の均衡の柱を引き上げて、マルクトへ下がっていた部分を上へスライドして戻した状態。というと解りやすいでしょうか。すると正六角形が二つ重なった形になります。これが一番安定した魂の状態です。
一般的に知られている、マルクトが下へ伸びた生命の樹の形は、人の魂が地上に転生している状態を表しています。なので、転生を終えると下へ伸ばしていた部分を引き上げ、綺麗な均衡のとれた形に戻ります。

このマルクトの部分だけが突出して長い「転生中の形態」は、存在としては不安定な状態です。次元を下げて地上へ降りるにつれて、波動が荒い粒子になり、小さな粒子が結合して重々しくなるのとは逆に、存在としてはスカスカの隙間だらけとなってしまい、その結果、高次の微細で軽やかな波動を地上で完全再現できなくなるのも、この不安定さ、「地上での器の狭さ」が要因です。

ここでいう「不安定さ」とは、「縦軸において存在としての均衡がとれていない」という事を指します。縦軸とは「天と地の均衡」「物質世界と精神世界の間でバランスを取る事」であり、対して横軸は「男性性と女性性の均衡」を指します。

この縦軸を要因とする存在の不安定さは、地上で神人合一を果たす事で解消されます。
神人合一を果たした人が降ろすエネルギーは、とても軽やかで微細であり、高次体が持つエネルギーと全く同じ質の、繊細な煌めきを放ちます。5次元以下のエネルギーである雷や龍のような、存在感のある力強いエネルギーとは、全く質の違うものです。

この高次体の部分は永遠に「魂」として残り、次の転生をする場合も、この同じ魂から再び下次元へと「創造の為の降下」が始まって、再び地上に自身の肉体を形成して「地上での生」を得ます。

ちなみに、5次元の「元型」も高次体と共に残りますが、こちらはこれまでの転生経験を積み上げて作り上げられた元型なので、転生を重ねるごとに6次元に蓄積し積み上げられた経験が5次元の元型に反映され、少しずつ性質が変化していきます。
一方、6次元以上の高次体の性質は変化しません。だから高次体は「本質」であり「永遠」です。

5次元以下の肉体を中心とした精神構造と、6次元以下の魂の部分を二つに分けて、肉体と魂を完全に別々のもに分けて考え、魂が肉体に憑依するような形で人が転生するのだと捉えている人もいますが、魂の転生は憑依ではありません。肉体を失った状態の幽体や、他人の生霊や念が、誰かに張り付いて影響を与えるのとは、全く話が違います。二元論的に何でもかんでも二つに分けて考えるのは、地上に近い低い意識レベルでの理解でしかない、と私は考えます。

私は10年前から、「人は死んだら完全に根源(12次元)に還って、再び根源から生まれる」という理論には違和感を覚えてきました。それではアカシック、魂の経験を記録しておけないのです。それぞれの魂の経験を個別に保存しておくためには、ある程度の分化の状態を保っていなければなりません。
高次においてもある程度「個」としての存在を保ったままにしておかなければ、「魂の成長・進化」は望めません。

私は以前、「死んだらみんな根源に還って全部無くなってしまう」という持論をお持ちの方に沢山出会いましたが、その人たちの共通点は
「魂を錬磨、進化させようと本気で取り組んでいない、どこかに諦めや限界を設けていてそれ以上進めない、その状態を良しとしている」
「ただ地上で楽しく暮らしていればいい、今が楽しければそれでいい、一度きりの人生だから他人を傷つけても構わない」
と考えている事でした。

楽しく、心地よく暮らす事を否定しているのではありません。それも勿論必要な事ですが、それだけでは足りないという事です。

地球は学びの場です。

人によって、学びの広さや深さは違います。ですが、自身の魂に不足している何かを学び、積み上げたい経験を積み上げ、魂を成長させるために地球への転生を決めて降りてきた、という事を、忘れないでいてほしいと思います。
正しく心掛けていれば、魂の成長進化は飛躍的に前進します。

「地上で高次の自分を生きる」ということ

元々、肉体に魂が重なっているからこそ人は人として存在するのですが、
地上では高次体の全ての性質を、すぐには発揮できません。前回の記事で書いたように地上で5次元を整理し、準備が整って初めて、高次の性質は5次元を通って地上の私まで降りてくることが出来ます。
降りてくるまでは、地上の肉体を動かす魂はこじんまりとしています。「存在拡大」されていない状態ですね。
肉体とアストラル体の準備が整うと、魂は一度肉体を抜けて高次へ上昇し、大いなる自己(高次体)と合流し、高次体を伴って再び肉体を包み込むように降りてきます。
その魂の大きさは、全く全容が掴めないくらい膨大です。存在拡大した状態の魂がそのまま肉体に降りてきますので、地上の私視点ではその全容の把握が全く追い付きません。

私はこの時、何故かサードアイを強制的に閉じてしまっていて。。上に上昇して降りてくるまでの上の様子を全く見ていないのですが。。多分見てたら、単純な私は「もう死んだのだわ」と思い込んで、地上に戻る意志が無くなって本当に地上から引き揚げてしまいかねないから、高次の判断で強制的に閉じられてたのかもしれません。。割り切りが早い性格だからかな。。地上の人生に対して妙に未練がない事だけは自覚があります。はい。(苦笑)

このように地上の肉体に高次体が留まって存在拡大した状態、つまり特別に祭壇を築いて儀式をしたり、「高次の存在」と契約を交わしたり、召喚術を使わなくても、高次体の意志やエネルギーをそのまま、アストラル界から地上に至る低い次元で体現できる状態を「神人合一」といいます。
この状態だと、いついかなる時でも、アストラル界だろうと地上だろうと次元や場所を問わず、意図さえすればすぐに、高次体の神性の波動を纏って、高次の意図の通りに行動することが出来ます。

他人がこれを読んでどう思うかなどは、私は関心がありません。「神人合一とは何ぞや」という論争しか出来ない間は「正解」は出てきません。

何が正しいかを知るには、自身が経験するしかありません。
これは私だけの特別な状態ではありません。
私は、地球に転生する人類全員に、神人合一を成し遂げて頂きたいと思っています。
地上に居る皆さん全員が、そうなるべきです。

地上に居る人たち全員が神人合一を果たしてこそ、地球の波動は現実的に引き上げられます。地上で「高次の基準」を持って生きる人たちが溢れる世界、それは「地上の天国」の始まりです。

5次元のアストラル界で、過去の傷やトラウマを癒し、恐れを乗り越え、手放しをするのはこのためです。その為、現状ではアストラルボディである「元型」のメンテナンスをする事は最重要課題となります。

みなさまが等しく、上昇の為に不要なものを手放し、それぞれの高次意識を地上で体現する事で、この地球が平和と喜びに包まれる日が来ることを、心より願っています。

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