"伝わる"とは(RINNE.1)
初めまして、こんにちは。
RINNEです。
私は、放送部でアナウンス活動を始めてから約9ヶ月が経とうとしている。日々、原稿を書いて読んでいると、様々な言葉の意味が見えてきた。その1つとして、”伝える”と”伝わる”がある。
私が思う両者の違いは
”伝える”は、指示を出すための情報伝達。
”伝わる”は、相手に何らかの行動をさせるための情報伝達。
だと考える。
ここでの”伝える”は
「ここの箇所、訂正しておいて。」
「明日、8時に集合だよ」
など、日頃の連絡手段に使われているのである。喜怒哀楽などの感情は無く”必要だから相手に教える”という風に捉えることが出来る。
”伝わる”は
「この店の苺ケーキ、美味しいよ。何と言っても、生クリームが1番。サッパリしていて飽きない甘さなの。秘密は、グラニュー糖ではなく、蜂蜜を入れているからこのような味になるらしいよ。」
このように語られると「食べてみたいな…」と、思いませんか?話をきっかけに、思うように相手が動いてくれたら初めて”伝わった”ということになるのだ。
では、どのようにしたら”伝わる話し方”になるのだろうか。とても簡単。
自分が思ったことを理由をつけて相手に話す
たった、それだけだ。
理由つまり”何故”がたくさんあればあるほど、益々良くなるだろう。また、数値を用いたら、さらに良くなる。
しかし、原稿を作る前に相手の属性を考えなければならない。誰にでも同じ内容を伝えても、必ず全員が共感するとは限らない。
先程の苺ケーキの話を大の甘党好きの人に話したらどうだろうか。
「サッパリした生クリームなんて、ケーキとは言わないわ!!!!」
と言われるかもしれない。
だから、相手の年齢、職業、性格、趣味など事前に調べて”相手を把握しておく”ことが大切だ。相手は何を求めているのか、何が必要なのかを考え”相手に合わせた話”をしなければならない。
”伝える”は簡単だが、”伝わる”は困難だ。
常日頃から、理由をつけて話すことで”伝わる話し方”になるだろう。”伝わる”の主語は”相手”にあり、相手の目線や思考に合わせて伝えることが大事になっていく。しかし、相手のことを考えすぎて、自分の思いを忘れてはいけない。
”伝わる”ようになれば、より一層深まったコミュニケーションが取れるようになるだろう。
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