とある律子Pが10年間抱えてきた「大学生」への葛藤

4年振りのキャスティング投票

迫る1月31日(火)から、アプリゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(以下:ミリシタ)内で、
前回から4年振りとなるキャスティング投票企画『MILLION C@STING!!!』(以下:MC)が開催されます。

MILLION C@STING!!!

本企画では、ボイスドラマでメインの役)を演じるアイドルを、投票によって決める企画です。

今回は、前回のキャスティング投票企画『THEATER CH@LLENGE!!!』(以下:TC)をリニューアルしたもので、

  • 本戦3テーマの他に、敗者復活戦1テーマの追加

  • それに伴い、これまでは「3テーマ×5役、計15人当選」だったものが、全体で「4テーマ×5役、計20人当選」と枠が増加

  • 1枚の投票券で、同テーマ内にいる最大2人にまで入れられる"2人投票"制度

など、様々な新要素が追加されて、話題を呼んでいます。

そして、今回のMCのテーマと配役は、以下のものとなっています。

本選テーマ1 『生き残りゲーム』
本選テーマ2 『現代伝奇ホラー』
本選テーマ3 『逆ミステリー!』
敗者復活戦テーマ 『悪役?令嬢』

本戦の開幕である1月31日(火)まで、1週間をきった現在、各アイドルの有志のプロデューサー達が戦略を練り、アイドルを推薦する役を検討しているところです。

そんな中、律子Pである私が、秋月律子を推したいのが、
『生き残りゲーム』の地味な大学生役です。

秋月律子を『生き残りゲーム』の地味な大学生役にしたい

私が律子を大学生役に推薦したいのは、
役の人物像や相関図からのイメージのしやすさ、頭脳明晰な律子の魅力が『生き残りゲーム』のフィールドで活きるのではないかなど、
様々な理由や動機づけもあります。

しかし、そういった「似合っている」「見たいと思われやすい」という理由の他に、
私の中で長い間抱え続けていた、ある強い”想い”があって、
秋月律子を地味な大学生役に推したいと考えています。

この文章では、私の中にその”想い”が生まれた経緯や理由をお話ししていきたいと思います。

PROJECT iM@S 2nd VISION

昨年、2022年12月26日に開催された『PROJECT iM@S カンファレンス』にて、
「『PROJECT iM@S』が、2023年2月に開催されるアイマス5ブランド合同ライブ(MOIW2023)を境に、”2nd VISION”から”3.0 VISION”へと生まれ変わる」
ということが発表されたのは、まだ記憶に新しいです。

この発表に合わせて公開されたイメージPVは、MRの強化やライブストリーミング配信を中心とした新ブランド発表など、数々の新たな試みを予感させる内容でした。

こうした新機軸が注目を集めているアイマスですが、
今回「”2nd VISION”から”3.0VISION”へ」変わるということは、
「”1st VISION(初代)”から”2nd VISION”へ」変わった過去もあったということです。

この1st、いわゆる初代から2ndに切り変わった際にも、
新たな変化が沢山あったのですが、その中でも、最も注目された変化が、
「アイドル達の年齢が1つ上がり、一部のアイドル達の髪型などの見た目が一新された」という部分です。

XBOX360用ゲーム『THE iDOLM@STER 2』

これは、2nd VISIONとともに発表されたXBOX360用ゲーム『THE iDOLM@STER 2』(以下:アイマス2)の設定が、
「プロデューサーが765プロにやって来るタイミングが、1st(初代)の時よりも1年遅く、既にデビューから半年経ったアイドル達をプロデュースしていく」というものに変更されたからです。

その為、各アイドルの年齢が、初代の時よりも1つあがり、
秋月律子は、18歳から19歳になりました。

1st VISIONの律子(左)と2nd VISIONの律子(右)

年齢が1つ上になり、見た目も更に大人っぽくなった律子を見て、当時中学3年生の私は、こう考えていました。
「そうか、律子さんはアイマス2で、大学生になるんだ…!」

先程話したように、1st(初代)の時の律子の年齢は18歳。そして、高校3年生でした。
ということは、2ndで19歳になった律子は、高校を卒業している。
つまりそれは、律子が大学へ入学出来る歳になった、ということでもあります。

律子は、765プロきっての頭脳派アイドルで、学力についても申し分ない高さです。
そんな律子は当時の私にとって、
「頭が良くてキリッとしてて、だけど可愛くて面白いところもある、憧れのお姉さん」でした。

だからこそ、律子が19歳になることを知った私は、当然のように、
「律子さんは大学に進学して、学業と両立しながらアイドルをやっていくんだな」と思っていました。

しかし、その後に発表されたのは、以下のことでした。

  • 律子はアイマス2ではアイドルを辞めて、プロデューサーになっていること

  • アイマス2では、律子がプロデュースしているトリオユニット『竜宮小町』が、ライバルユニットの1組として登場すること

  • その影響で、律子を含めた4人のアイドルが、アイマス2ではプロデュース出来なくなってしまったこと

今回の主題から逸れるので、詳細な部分はここでは触れませんが、
この内容が発表された当時には、様々な立場、色んな人から、とても多くの声が飛び交いました。

だけど、この時にまだ中学生だった当時の私は、父が仕事で使っていたブラウン管のPCからその様子を眺め、ただ静かに涙を流すことしか出来ない毎日を送っていたことを、今でも覚えています。

アイドルに戻った秋月律子

その後、アニメ化をキッカケに沢山の人にアイマスが知られるようになり、PS3版アイマス2の発売、Mobage用ソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』の登場、PSP用ゲーム『アイドルマスター シャイニーフェスタ』の発売、
そして、劇場版『アイドルマスター』の上映など、様々な新しい展開があり、アイマスの世界が広がっていくことになります。

そんな中、秋月律子と律子Pにとって、2つの転機が訪れました。

それは、GREE用ソーシャルゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下:グリマス)の登場、そしてPS3用ゲーム『アイドルマスター ワンフォーオール』(以下:OFA)の発売です。

GREE用ソーシャルゲーム
『アイドルマスター ミリオンライブ!』
PS3用ゲーム 『アイドルマスター ワンフォーオール』

アイマス2の発売から2年後にリリースされたグリマス、その更に1年後に発売されたOFAでは、律子にとって、とても大きな変化がありました。

それは「秋月律子がプロデューサーではなくアイドルに戻り、再び律子をプロデュース出来るようになった」ということです。

「アニメや映画などの最も765プロが注目を集めている時に、律子だけアイドルでいられなかった」ということもあり、
当時の律子P達は手放しに喜べた、というわけではありませんでしたが、
それでも「律子がアイドルに戻った」「もう一度律子をプロデュース出来るようになった」ということに、多くの律子P達が安堵しており、私もその中の1人でした。

しかしこの時、たった1つだけ、私の心の中にひっかかっていたものがありました。
それは「アイドルに戻った秋月律子が、大学に通っていなかった」ということでした。

律子と大学生

アイマス2での律子は、
「全アイドルが鳴かず飛ばずで窮地に陥ってしまった765プロを救う為、高校卒業後にプロデューサーとして765プロで働き始めた」
という設定でした。

その為、私はアイマス2の律子に対して、
「高校卒業後、すぐにプロデューサーとして働くことになったから、大学生にはならなかった」という認識でいました。

だからこそ、グリマスやOFAで律子がアイドルに戻ると知った私は、
「プロデューサーじゃなくなったりっちゃんは、今度こそ大学生になれるんだ!」と思っていました。

しかしその後に、グリマスでもOFAでも、
「アイドルに戻った秋月律子は、高卒のままで、大学へは進学しなかった」ということが発覚します。

このOFAが発売された2014年は、奇しくも私が今の律子と同い年の19歳になる、大学へ入学した年でもありました。

私の誕生日の約2週間前に発売されたOFAは、少し早めの誕生日プレゼントと、大学入学の快気祝いとして、母からプレゼントされたものでした。

OFAを手にした時、私は「りっちゃんをまたプロデュース出来る!」とワクワクして、胸が高鳴るような気持ちも大きかったけれど、
同時に「りっちゃんと一緒に、大学生になれないんだな」という小さなしこりも、胸の片隅にありました。

とはいえ、そうは言っても、やっぱり律子がアイドルしているアイマスを遊べるのは楽しくて仕方がなかったし、その後に大学生活が忙しくなったこともあって、
私はその時の上手く言葉に出来ない気持ちのことを、次第に忘れていきました。

ですが、数年経って、その気持ちをもう一度思い出すターニングポイントがありました。
それが『ミリシタ』の登場です。

『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』

私は、グリマスがリリースされた当時、まだ高校2年生だったこともあり、
課金上限額や通信制限、ゲームで遊ぶ時間などの制約から、グリマスのゲーム自体には本腰を入れておらず、
「『ミリオンライブ!』の色んな楽曲を聴いて楽しむ」というのが、それまでの私の『ミリオンライブ!』におけるプロデューススタイルでした。

その為、ミリシタを始める前は「名前と見た目と歌声は知っているけれど、普段話している時の声やどんな性格の子なのか知らない」というアイドルが殆どで、
『ミリオンライブ!』のアイドル達の深い部分に触れたのは、『ミリシタ』が初めてでした。

今まで知らなかったアイドル1人1人の性格や境遇をミリシタで知り、好きな子や応援したい子、ちょっと気になる子が徐々に増えていきました。

そうしてミリシタで今日まで楽しく遊んでいる中で、ときどき、ほんの少しだけ、私には心が痛くなってしまう瞬間がありました。

福田のり子 メモリアルコミュ5
「制服シリーズ 舞浜歩」 覚醒エピソード

ミリシタには、現役の大学生のアイドルが5人います。

(わかりやすく説明する為の表現として)AS組のアイドルにも、律子と同じ年代のアイドルはいますが、
律子と同学年の四条貴音さんは大学に通っておらず、2つ年上の三浦あずささんは、既に短大を卒業しています。
その為、律子達AS組の”メインの活動の場”では、大学に関する話題が出てくることが、滅多にありませんでした。

つまり、ミリシタを遊び始めたことによって、
「律子が活躍している環境で、他の多くのアイドル達の大学の話題が飛び交う」という状況を、
私は初めて経験することになりました。

きちんとお伝え致しますが、私自身、大学生のアイドル本人達に対して、嫌な気持ちになることは、全くありません。

福田のり子ちゃんは、「メモリアルコミュ3」を見てからその可愛さに気付いて気になっているし、
『WE ARE ONE!』や『マイペース⭐︎マイウェイ』、『絶対的Performer』など、のり子ちゃんが歌っている好きな曲も多いです。

舞浜歩ちゃんも、私が大学4年生の時に見にいった765ミリオン合同ライブ『ハッチポッチフェスティバル』の後に、歩ちゃんの声を演じる戸田めぐみさんの熱の入ったブログを拝見して、歩ちゃんのことも気になるようになったし、
その後の2周年記念イベントで秋月律子100位を目指して走っていた時も、ランダム編成で出て来た律子と歩ちゃんの声の相性が凄く好きで、
「いつか律子と一緒に曲を歌える機会があれば良いな」と、それ以来ずっと思っています。

むしろ、私は律子と同年代のアイドルを好きになることが多いので、
ミリシタに出てくる大学生のアイドルの子達も、好きの度合いが平均よりも全員高いです。

その上で、私がミリシタで遊んでいる中で、律子とともに応援しているアイドルの子に関する”大学”の話題をたまに目にすると、
ちょっと心が締め付けられるような、そして、そういった気持ちになってしまったことを、その子達に対して申し訳なく感じてしまうような、
そんな思いをいつも抱えていました。

そんな中、ミリシタで遊んでいて、私の心が凄く苦しくなってしまった場面がありました。

「制服シリーズ 秋月律子」覚醒エピソード

これは、ミリシタで実装された「制服シリーズ」の衣装カードを覚醒すると見られる、秋月律子のエピソードの最後の部分です。

この衣装は、「学校などの制服」をモチーフにした衣装で、アイドルの年齢帯によって、それぞれ違う衣装が実装されました。
その中で秋月律子は「大学生のアイドル達と同じ年齢帯」ということで、「大学生」の衣装が実装されました。

その為、上の画像で律子が着ているスーツは、「大学生」をモチーフにして作られた衣装です。
しかし、このエピソードの最後に律子は、「新社会人の私と、」と話しました。

この衣装は「大学生」の衣装なので、”(もらった仕事上の)役の上で”言うのなら、ここは律子が実際に大学生じゃなかったとしても「大学生の私と、」というセリフになるはずです。

ですが、この時の律子は、「大学生」の衣装に身を包みながらも”新社会人”という言葉を選びました。

この言葉について、私は、
「律子が『大学生』の衣装を着たとしても、律子自身は『大学生』ではなくて、その意識から自然と『新社会人』という言葉が律子の中から出てきたのではないか」という風に受け取りました。

その為、この場面は、今まで曖昧になっていた律子が「大学生にならなかった」という部分を、律子自身の口から断言されてしまったように感じてしまったものでもありました。

律子は大学生に”させてもらえなかった”?

ここまでの文章を読んで、もしかしたら、このように思われた方もいらっしゃるかもしれません。


「公式が決めた設定に、文句つけるのか」と。


それに対する私の答えは、100%「NO」です。

私が悲しい気持ちになるのは、「秋月律子を高卒設定にされたから」という部分ではありません。
おそらく、律子自身の中に「大学へ進学しない」という進路を選択をした理由があると思うので、律子が自分で決めた進路を、私も心から応援したいという気持ちがあります。

私がつらい気持ちになってしまうのは、
「律子がプロデューサーからアイドルへ戻ってから何年も経った今でも、『秋月律子が大学へ進学することを選ばなかった理由』が、公式からハッキリ描写されたことが一度もないから」です。

先程述べた、学力面の観点だけでなく、両親が個人経営の店でチェーン展開するほどの成功を収めているという家計の面、
律子自身の特技が「分析・実践」で、情報収集とそれについて多角的に考えられる能力を持ち合わせている面。

そして何より、”資格取得”が趣味で、自ら興味を持ったことを進んで学び、それを明確に証明出来る形にすることを良しとしている律子が、「”大卒”という、就職や将来の観点において最もわかりやすい”資格”を取ろうとしなかった」という部分が、私の中で大きく引っかかっています。

私がつらい気持ちになってしまうのは、

  1. 律子が『大学へ進学しない』ことを選んだのは、律子の中にちゃんと筋の通った理由や考えがあるはずなのに、それが明確に公式で示されたことが一度もない

  2. その点に関する説明がハッキリと出ていないことで、どうしても『アイマス2の設定をそのまま引き継いだことで、律子を大学生に”させてもらえなかった”んじゃないか?』という考えが浮かんでしまう

  3. そのせいで、律子の「大学に進学しない」選択を心の底から応援出来なくて、プロデューサーとして律子と向き合うことが出来ない自分が申し訳ないという気持ちを、長い間ずっと抱え続けていたから

この部分が、大きな理由となっています。

『生き残りゲーム』地味な”大学生”

ここまでのことを踏まえて、最初の話に戻ります。

この度、4年振りに開催されるキャスティング投票企画、MCの配役の中に”地味な大学生”という役があります。

本選テーマ1 『生き残りゲーム』

もしも律子が”地味な大学生”役に当選したら、ボイスドラマなどで「『大学生』をしている秋月律子」を見ることが出来るということになります。

ですが、「秋月律子が”地味な大学生”役になることのメリット」は、それだけではありません。

このボイスドラマには、それに付随したゲーム内イベントと、それに随するイベントコミュも実装されることになります。

以下の画像は、TCでのキャスティング投票によって実装された『クルリウタ』のイベントコミュの一部です。

『クルリウタ』イベントコミュ 第1話

この画像は、島原エレナちゃんが『Cleasky』のドラマを撮影時のことを話したセリフです。

このドラマでは、エレナちゃんがドラマで演じる女の子が、東京から島へ移住することになるのですが、その際にこの『クルリウタ』で主役を射止めた野々原茜ちゃんは、
エレナちゃんが演じる女の子が、東京の学校で仲良くしていた友達の役
でした。

その為、TCで茜ちゃんが主人公の役を狙いに行くことが決まった際に
「『Cleasky』のドラマでは茜ちゃんと離れ離れになっちゃったから、エレナを友達役にすれば、今度は2人一緒に島へ行けるようになるはずだ!」
という理由を、エレナちゃん陣営さんが押し出しました。

つまりこのシーンは、エレナちゃん陣営さんが投票期間中にプッシュしていた理由の部分が、このイベントコミュ内で言及されているものということになります。

更にこの『クルリウタ』コミュには、このようなシーンもありました。

『クルリウタ』イベントコミュ 第6話-1
『クルリウタ』イベントコミュ 第6話-2

TCの際、茜ちゃん陣営さんは、最初は「茜ちゃんで”主人公”と”友達”のどちらを狙いに行くか?」と迷っていました。

そんな中「茜ちゃんは気配り屋さんで、普段誰かの後ろに回りがちだから、茜ちゃんに”主人公”をやらせてあげたい」という声があがったことで、
茜ちゃんを”主人公”の役に押し出し、見事当選することが出来ました。

そういった経緯が『クルリウタ』のイベントコミュにも反映されたのが、このシーンとなります。

もちろん、キャスティング投票期間中の広報活動全てが、確定でそうなるというわけではありませんし、確約されているものでもありません。

しかし、これまでに開催されたキャスティング投票企画では、こうしたプロデューサー達のプレゼンを運営さん側が拾ってくれて、それがボイスドラマやイベントコミュ、演じる役の外見などに反映されやすい傾向にあります。

このことから、
「『秋月律子が大学へ進学しなかった理由が今の今までわからない』ことをMC期間中に発信したら、今までわからなかった『秋月律子が大学へ進学しなかった理由』が、律子自身の口から言及されるかもしれない」と考えられます。

私が秋月律子を”地味な大学生”役に推したいのは
役の人物像とのシンクロ率や、律子自身のイメージだけではなく、

  • 役の中だけでも、大学生になった律子が見てみたい

  • 律子が”地味な大学生”役として登場したイベントコミュで、「律子が大学進学を選ばなかった理由」が、律子自身の口から聞けるかもしれない

という大きな理由があるからです。

「大学生」の律子を見たい

私が「秋月律子と大学生」についてここまで思う理由に関して、
「そんなに思い詰めることないじゃない?」
「もっと気楽に考えたら良いんじゃないの?」

と思う人も、いるかもしれません。

確かに、このことを1人で抱え込まずに、この点について誰かと語り合うことが出来たら、そうは思っていないはずです。

ですが、この「秋月律子と大学生」のことについて言及する際には、
どうしても「アイマス2での律子」のことについても、触れなければいけなくなってしまいます。

アイマス2で、律子がアイドルを辞めてプロデューサーになった際に、つらい思いをした律子Pが、私を含めて沢山いました。
このことがキッカケで、多くの律子Pがアイマスを去ってしまったほど、当時の出来事はとても深刻なものでした。

その為、「アイマス2で律子がアイドルではなかったこと」を話題に出されるのがつらい律子Pさんが、今でも沢山います。

それだけではなくて、この件を話題に出した時に、
「まだそんなこと気にしてるの?」「また律子Pが言ってるよ」と嫌な顔をされてしまうことも多くて、
「アイマス2の件で”悲しい気持ちを持つこと”自体を否定されてしまう」ような状況も、過去に存在しました。

この状況は、秋月律子役の若林直美さんがMORのラジオで、
「律子にはアイドルでいてほしい」と言及してくださったおかげで、
以前よりも当時のつらい気持ちを肯定出来るようになりました。

だけど、それでもまだ「アイマス2の律子の話題」はタブー視されている側面が強く、公にこのことに触れられない空気が根強く残っています。

だからこそ、私は「秋月律子と大学生」のことについて抱いている葛藤について、今の今まで打ち明けることが出来なかったし、
そのせいで「律子自らが選んで決めた”高卒後の就職”という進路を、心の底から喜べない」ことに対して、律子Pである自分自身のことを、私はずっと責め続けていました。

今回のMCの配役の中に”地味な大学生”の役があることに
「今までずっと目を逸らし続けてきた「秋月律子と大学生」の葛藤を打ち明けて、1人の律子Pとして、秋月律子に対して正面から向き合うことが出来る、最初で最後のチャンスかもしれない」と私は考えています。

もちろん、「アイマス2の律子」に関する話題を出すことで、色んな人から叩かれてしまう可能性がある、というリスクも十分に考えられます。
そうなったとしたら、私自身も人間なので、もちろん傷付きます。
そのことが、凄く怖いとも思っています。

だけど、そうやって誰かから叩かれて自分が傷付くよりも、自分の心を守る為に自分の思っていることをしまい込んで、それで律子の選んだ道を喜べなくて自分自身を責め続けていくことの方が、私にはとってもつらいし、傷付きます。

だから、今回のMCでは、「律子が狙う役がどの役になったとしても、このことだけは絶対に伝えよう」と思って、これまでの準備に努めてきました。

今”地味な大学生”には、
「テーマ発表当初から名前があがっていて、同テーマの他の役に仲の良い子がいるアイドル」の他にも、
「前回のTCで見事な統率力を見せて役を勝ち取った、昔からその凄さを知っているアイドル」も、俄かではありますが、Twitterで名前があがりつつある状況です。

その為、律子陣営の中では、
「”地味な大学生”の他にもう一つ大きな声があがっていた役に一本化すべきなのではないか?」という声もあがっています。

もしも実際に投票期間に入って、律子の狙いがもう一方の役になるのだとしたら、秋月律子に役をとってくる為に、私ももう一方の役の方に票を入れて、律子を応援します。

ですが、”投票期間が始まる前””私個人の想い”としては、
「律子を”地味な大学生”にして、役の中だけでも”大学生”でいる律子を見てみたい」
「イベントコミュの中で、『大学生にならなかった理由』を律子自身の口から聞きたい」

という気持ちが、とても強いです。

それが叶わなかったとしても、キャスティング投票で発信したことが、その後の他の展開に反映されることも多々あるから、
「キャスティング投票のボイスドラマの場じゃなくても、他のところで『律子が大学生にならなかった理由』を知れる機会を期待したい」
とも思っています。

もしもそれすら叶わなかったとしても、
「もしかしたら、私が今までずっと抱え込んできた『秋月律子と大学生』のことを、他にも考えている人がいるかもしれない」

「もしもそうだとしたら、その人も私と同じようにずっと誰にも言えない”想い”に、悩み続けていたのかもしれない」

「そんな人がもし、この文章を見つけて『そう考えている人間が、自分だけじゃなかった』『自分の他にも同じことで悩んでいて、つらい思いをしていた人がいた』とわかったとしたら、その人の抱えていた悲しい気持ちが、少しでも軽くなるかもしれない」
という想いがあって、私はこの文章を書いています。

もしかしたら、私の”想い”はとても自分勝手なものなのかもしれません。
だけど、1人の律子Pとして、後ろめたい気持ちを抱えたままこれから先も律子Pをしていくのは嫌だから、
秋月律子というアイドルに、1人のプロデューサーとして真正面から向き合ってこれからを歩んでいきたいから、
今まで私が抱えていた「秋月律子と大学生」に関する葛藤を、正直に打ち明けることに致しました。

先程もお話ししましたが、今はまだMCの開催期間前で、
律子が最終的にどの役を狙いにいくのか、まだ何もわかりません。

もちろん「全力で担当アイドルの為に役を取りに行く」というのがMCの最大の目標ですが、
それ以外にも「プロデューサーが担当アイドルとより深く向き合える期間」であり、「担当アイドルのあまり知られていない部分を他のプロデューサーに発信する期間」だとも私は考えています。

自分が向き合えていなかった律子の一部分と向き合った上で、今後律子がどの役を狙いにいくことになったとしても、
私に出来る最大限の力で、秋月律子を応援して行きたいと思っております。

さいごに

最後までこの文章を読んでくださって、ありがとうございます。

末筆ながら、秋月律子のMCに関する話し合いをする、Twitterコミュニティを宣伝させてください。

秋月律子に役をとって来られるように、自分に出来ることを精いっぱい頑張ります。
秋月律子の応援を、どうぞよろしくお願い致します。

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