配信者向けPCセッティング

配信がカクつく、やたらPCが重い、ノイズがすごい...そんな方向け。

初心者に分かりやすいようにあえて簡易的な表現を用いてます。


【部屋環境のセッティング】

1. 部屋のアンペアを確認する

通常、いくつかの部屋ごとにそれがそれぞれ振り分けられており、
例えば風呂トイレで〇〇A、リビングで〇〇A、といった状態になっている。
配信に使う部屋が20Aだったと仮定すると、一般的な100Vの部屋の場合、1A x100V=100Wになるので2000Wがその部屋で使える電力となる。

それを踏まえて、配信で使う機材全体の消費電力は
・ハイエンドのPCの消費電力は300W~400W前後が多い
・モニター2枚、スピーカー、オーディオインターフェースなどを含めて仮に200Wとする
・エアコンは100W前後~1800Wと幅が大きい
・1人暮らしの場合は家電が置かれている場合もあるため注意

を全て足した数字となるが、エアコンは系統が分かれているものもあるため要確認。
ここで気づいたと思うが、実は最大消費電力が2000Wをギリギリ超えており、エアコンとPCが最大負荷まで届いた時点でどちらかが不安定になる、またはブレーカーが落ちる可能性がある。
この状態だとPCの性能低下やノイズの増大、キャプチャーボードやマイクの認識が消えるなどの現象が起きやすくなる。

→打開するためには?
大きく分けて2つ、アンペア数を増やすか、別の系統を持つ部屋のコンセントにPCなどを繋げるやり方がある。
賃貸の場合はアンペア数の引き上げが難しいこともあるため、どちらも検討して欲しい。

2. タコ足配線をやめる

電源タップやコンセントにも使える電力が指定されており、それを超えると不安定になったり、
極端な例でいうと発火、漏電などが起こり得る。また、電源タップにおいては800W対応のものや1400W対応のものなど製品によって使える電力が変わるので注意。

タコ足配線は繋げる機器の数が問題なのではなく、それらが混じった上でさらに許容量をオーバーすること自体が危険であって、それを留意しておく。また、「一般的なコンセントは2個口だが、それも同じ系統になっている」ため、1500W使える部屋でコンセントの上下にそれぞれ1500Wの電化製品を繋げたりすると、当然ブレーカーは落ちるし危険。

それ以外にもタコ足は配線が混雑しがちで、ケーブルやコネクタに埃が極端に溜まりやすい。そのためどちらにしろ発火の危険がある。

【PC本体の設定】

1. 配信者が使う高スペックなPCの場合、PC本体の裏、下の段の端子からモニターに繋ぐ。(下記ドスパラさんの参考記事)
http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/3708?site_domain=default

これを間違えると、グラフィックカードの性能が発揮できず...というよりグラフィックカードを使わないようになってしまうため極端にゲーム性能が落ちる。

2. 古いLANケーブルや電源タップに注意する

部屋環境の話でもあるが、古いLANケーブルを使うとせっかくの光回線でも速度が出ない場合がままある。また、電源タップも同じで、ひどいパターンだとPCが起動しないことも。

参考サイト
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_lancable/index.jsp

【Windows10の設定】
細かく説明すると長くなるので、配信のカクつきが発生する可能性がある設定だけ。

デスクトップ左下のWindowsロゴを押す→歯車マーク(オプション)を押す→ゲーム→ゲームバーをオフ(やたら負荷が増える)

デスクトップ左下のWindowsロゴを押す→歯車マーク(オプション)を押す→ゲーム→ゲームモードをオフ(ONのままにするとOBSなどが不安定になる)

デスクトップ左下のWindowsロゴを押す→歯車マーク(オプション)を押す→システム→電源オプションをバランス以上に設定する

OBSを右クリックし、「管理者として実行」で起動する
↑特に一部のゲームだけやたら配信がカクつく場合はこれが原因なことが多い

【上を試してもPCがおかしいな?という場合】

・CPU、GPUの熱をチェックする
・回線速度を確認する。上り速度やpingにも注意。
・負荷状態を確認する
→タスクマネージャーの確認の仕方を知る
・CPU、GPUだけでなく回線やビデオメモリも

【それでも配信がカクつく場合】

このサイトを見て変更していきましょう。いつもお世話になっております。
https://vip-jikkyo.net/fps-drops-in-obs-studio

【おまけのYoutubeLiveビットレート設定めやす】
1920x1080→6000まで
1920x1080 60p→9000まで
2560x1440→13000~18000まで
3840x2160→20000~50000(映像に動きがあるかどうかによるところが大きい)

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