【総合評価○】競馬場探訪:英 サンダウン(パーク)競馬場 Sandown Park Racecourse
夏のエクリプスS開催で知られるロンドン中心部からアクセスのよいアットホームな競馬場🍙🏇。決して大きくはないが、場内は各所に芝生が敷き詰められ、ゆったりと競馬を楽しむことができる。
サンダウンパーク競馬場 / Sandown Park Racecourse 概要
所在地:イギリス Surrey County
創設: 1875年
開催競馬:平地競争、障害競走
馬場:芝(右回り)
主要なGIレース:
・ 総合評価 ○
ロンドン市街からのアクセスが良く、緑にあふれた場内は居心地が良い。旅行の主目的とするにはやや迫力に欠ける印象だが、冬場にもコンスタントにレースが開催されていることから、ロンドン滞在中に他の近郊の著名な競馬場(アスコットやエプソム)への訪問がかなわない場合は、イギリス競馬の日常を感じる競馬場として訪問をおすすめしたい。
・ ロンドンからのアクセスの良さ ★★★
- London Waterloo駅→Esher駅(South Western Railwayの直通電車で約40分)
- Esher駅→Sandown競馬場(徒歩で約10分)
・ 公共交通機関のみでのアクセスの良さ ★★☆
【電車+徒歩】
アクセス容易。Waterloo駅からEsher駅への電車は本数が多く、柔軟に旅行を計画できるが、2020年末時点では、Esher駅はOyster CardやContactless Cardでの支払いができないため、Waterloo駅で往復切符を買う必要あり。
・ 場内の雰囲気 ★★☆
ロンドン近郊に位置し、有名なGIも開催される競馬場にしては、スタンドはやや古く、こじんまりとしている印象。しかしながら、スタンド前の芝生や、スタンド裏手にあるおむすび型のパドック、パドックから独立しているウイナーズサークル、パドックから本馬場への導線等、全体としてとても美しく整備されており、イギリス競馬の華やかさの一端を体感できる
・ レースの臨場感 ★★☆
芝コースのみが一本の周回コースであるため、日本の競馬場と同様の距離感でレースを楽しめる。
・ 競馬場周辺の観光 ☆☆☆
Sandown競馬場の周辺にめぼしい観光地はない。ロンドン市内からのアクセスの起点となるWaterloo駅周辺の観光(ロンドンアイやビッグベン等)と組み合わせるのが良いか。
・ 参考情報(競馬場のHP、写真等)
サンダウン競馬場のHP:
https://www.thejockeyclub.co.uk/sandown/
関連写真:以下のとおり。なお、これらの写真はいずれも重賞レースが実施されていない日に撮影。大きなレースが開催される際は、観客数や競馬場の雰囲気、入場可能なエリアに違いがあると思われるため、ご留意いただきたい。
↑ Esher駅。ロンドン市街地から40分程度でありながら牧歌的な雰囲気。跨線橋からSandown競馬場が望める。
↑ 入場口
↑ メインスタンド。コンクリートの屋根が突き出た無骨な外観。
↑ スタンド前は多くが芝生で覆われている。残り200m付近はイスやテーブルが設置された飲食エリアになっている一方、ゴール前は芝生にそのまま座ってレースを楽しむ人が多い。
↑ メインスタンドから第四コーナー方向を望む
↑ メインスタンドから見たレースの距離感。
↑ スタンド前最前列からの眺め。埒まではややスペースがあるが、十分臨場感のあるレースが楽しめる。
↑ パドック。三角形のおむすび型。
↑ パドック近影。スタンド裏から俯瞰して見ることも、パドック前に陣取って直接じっくり見ることもできる。
↑ パドック裏手にあるウイナーズサークルと検量室。パドックから独立しており、特別感が増している。
↑ 4着以下の馬は、ウイナーズサークル前に設けられたスペースで鞍を下す。早速調教師?と電話する騎手も。
↑ ウイナーズサークルの更に奥には装鞍とプレパドックも完備
↑ パドック→本馬場入場、レース後→ウイナーズサークルで用いる導線も長く、勝負に挑むor勝負を終えた馬や騎手の動きを近くで見ることができる。
<以上>
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