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【総合評価○】競馬場探訪:英 サンダウン(パーク)競馬場 Sandown Park Racecourse

夏のエクリプスS開催で知られるロンドン中心部からアクセスのよいアットホームな競馬場🍙🏇。決して大きくはないが、場内は各所に芝生が敷き詰められ、ゆったりと競馬を楽しむことができる。

イギリスの競馬場を独自の視点で評価しています。総合評価は◎〇▲△の四段階。各評価ポイントは★×3が最高点。全ての競馬場の評価一覧は以下の記事をご覧ください(随時更新中)。訪問を検討されている方の参考になれば幸いです。
https://note.com/ippei_genuine/n/ne3ab24c12e85

サンダウンパーク競馬場 / Sandown Park Racecourse 概要

所在地:イギリス Surrey County
創設: 1875年
開催競馬:平地競争、障害競走
馬場:芝(右回り)
主要なGIレース:

<7月>
- Eclipse Stakes エクリプスステークス
出走条件:3歳以上、距離:1 mile 1 furlong 209 yard (1,990m)

・ 総合評価 ○

ロンドン市街からのアクセスが良く、緑にあふれた場内は居心地が良い。旅行の主目的とするにはやや迫力に欠ける印象だが、冬場にもコンスタントにレースが開催されていることから、ロンドン滞在中に他の近郊の著名な競馬場(アスコットやエプソム)への訪問がかなわない場合は、イギリス競馬の日常を感じる競馬場として訪問をおすすめしたい。

・ ロンドンからのアクセスの良さ  ★★★

- London Waterloo駅→Esher駅(South Western Railwayの直通電車で約40分)
- Esher駅→Sandown競馬場(徒歩で約10分)

・ 公共交通機関のみでのアクセスの良さ ★★☆

【電車+徒歩】
アクセス容易。Waterloo駅からEsher駅への電車は本数が多く、柔軟に旅行を計画できるが、2020年末時点では、Esher駅はOyster CardやContactless Cardでの支払いができないため、Waterloo駅で往復切符を買う必要あり。

・ 場内の雰囲気 ★★☆

ロンドン近郊に位置し、有名なGIも開催される競馬場にしては、スタンドはやや古く、こじんまりとしている印象。しかしながら、スタンド前の芝生や、スタンド裏手にあるおむすび型のパドック、パドックから独立しているウイナーズサークル、パドックから本馬場への導線等、全体としてとても美しく整備されており、イギリス競馬の華やかさの一端を体感できる

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・ レースの臨場感 ★★☆

芝コースのみが一本の周回コースであるため、日本の競馬場と同様の距離感でレースを楽しめる。

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・ 競馬場周辺の観光 ☆☆☆

Sandown競馬場の周辺にめぼしい観光地はない。ロンドン市内からのアクセスの起点となるWaterloo駅周辺の観光(ロンドンアイやビッグベン等)と組み合わせるのが良いか。

・ 参考情報(競馬場のHP、写真等)

サンダウン競馬場のHP:
https://www.thejockeyclub.co.uk/sandown/

関連写真:以下のとおり。なお、これらの写真はいずれも重賞レースが実施されていない日に撮影。大きなレースが開催される際は、観客数や競馬場の雰囲気、入場可能なエリアに違いがあると思われるため、ご留意いただきたい。

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↑ Esher駅。ロンドン市街地から40分程度でありながら牧歌的な雰囲気。跨線橋からSandown競馬場が望める。

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↑ 入場口

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↑ メインスタンド。コンクリートの屋根が突き出た無骨な外観。

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↑ スタンド前は多くが芝生で覆われている。残り200m付近はイスやテーブルが設置された飲食エリアになっている一方、ゴール前は芝生にそのまま座ってレースを楽しむ人が多い。

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↑ メインスタンドから第四コーナー方向を望む

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↑ メインスタンドから見たレースの距離感。

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↑ スタンド前最前列からの眺め。埒まではややスペースがあるが、十分臨場感のあるレースが楽しめる。

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↑ パドック。三角形のおむすび型。

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↑ パドック近影。スタンド裏から俯瞰して見ることも、パドック前に陣取って直接じっくり見ることもできる。

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↑ パドック裏手にあるウイナーズサークルと検量室。パドックから独立しており、特別感が増している。

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↑ 4着以下の馬は、ウイナーズサークル前に設けられたスペースで鞍を下す。早速調教師?と電話する騎手も。

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↑ ウイナーズサークルの更に奥には装鞍とプレパドックも完備

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↑ パドック→本馬場入場、レース後→ウイナーズサークルで用いる導線も長く、勝負に挑むor勝負を終えた馬や騎手の動きを近くで見ることができる。

<以上>


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